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 落ち葉🍂とニワトリ🐔

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 今は昔・・・15~6年程前雄鶏も入れて六羽のニワトリを愛でていた。
 沢山の忘れられない出来事のひとつ、枯れ葉🍂舞う季節になると思い出す。
 牛舎と繋いで父が建てたと、今は施設に入っている母が話していた。
 冬に少しでも暖かいように、壁は二重にして間に寒さ対策でガラスウールを、こちらも二重にして建てたと言う、それでも1月から3月中頃迄の寒さで、ニワトリのトサカがシバレテ(凍る)黒くなり、夏には小さなトサカになってしまう。
 冬の朝の餌やりは大きなやかん(ケトル)に、程良い熱さのお湯を持ち鶏小屋へ、鶏が喉を潤す容器は夕方前には凍ってしまっているのだろう。
 容器の底にお湯を掛けるとツルンと取れる、鶏小屋の回りは70個程の氷の塊が、春迄解けずにコロコロ転がる事になる。
 ある時、窓に・・・梱包で使うプチプチ、クッションを2枚重ねて寒さ対策、これで少しは暖かいだろうとニンマリして次の朝、😱😓 このプチプチに興味津々な鶏一羽、狭い窓枠に命からがら捕まり、口ばしの届く限りプチプチを突っ突きプチプチはボロボロになっているではないですか~😱
 
「誰がやったの~せっかく暖かくしてあげたのに、プチプチ貼るのに一時間もかかったんだからね~お前か ?誰~? 」

 お叱りしてもそこはニワトリ様、知らぬ存ぜぬ何処吹く風、それでも私のお怒りの言葉を聞いている風で、頭をチョンと斜めに傾けて六羽動かず私を凝視している。
 
「此処に来たら駄目〜穴🕳開けたら駄目、分かった〜」

 プチプチをパンパン叩きながら、透明テープで補修して次の朝、キャーッ🕳穴ぼこボロボロ諦めた。
 休みの日、散歩に行ってもいいのよ~と扉を開ける、六羽全部扉に並び外を伺っているが、踵を返して鶏小屋の奥に引っ込んで行く(笑)(笑)
 やっぱり雪は嫌いらしい(笑)

 秋終わり頃には麦巻(バッカン、麦の殻をロールにした物)をフカフカに敷き詰めて防寒対策をしていた。
 在る日、閃いた、バッカンの代わりに落ち葉を入れると、絶対(≧∇≦)bいい筈よね~、
 だって春になって畑に入れると、鶏糞入りの腐葉土的な物になるではないか~♬♬キャー私は頭がイイーニーンマリとして、落ち葉🍂拾いスタート。
 😱拾えど拾えど、鶏小屋フカフカにならない、どれ程入れるとフカフカになるの〜、半分以上泣きが入ったが、休みの日は朝から落ち葉拾い、二週間程掛かった様に記憶している。
 そしてやって来ました極寒の寒さ、鶏小屋が落ち葉の香りとふんわり暖かい、鶏達も心なしか幸せそう。
 そして春になり秋になった、鶏糞入りの落ち葉を入れた畑の部分に🎶🎶♡♡☆
 
  しめじ きのこ🍄が出た~😊


 

#エッセイ


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