ようやくレザークラフトの準備が最低限ですがで整いました
先日DIY。
全部自分で何とかしろ。
で作った作業用テーブルが完成しました。
壁面に小棚はもう少し必要かと思いますが、今後は実際に作りながら必要な個所に少しづつ棚などを増やしていこうかと思います。
レザークラフトで使用する道具や消耗品などをザッとテーブルに置いてみたら収納箇所が圧倒的に足りていませんでした。
アレも置きたい、コレも置きたい。
それらを全て叶えようとするとスペースがまったく足りないので、とりあえずよく使用する道具を置いてみました。
道具を置いたら次は試しに何か作ってみます。
随分長い間刃物類を手入れしていなかったのできちんと使えるかも兼ねて名刺入れを試作してみます。
これは床皮という施策で使用するような安い革です。
表面がザラザラしているのが判ると思います。
通常革は外側が使用されますが、この革は内側、つまり内蔵側の革になります。
何かを試作するときに失敗しても費用的に痛くないのでよく使用しています。
今までメインで使用していた鋼の革包丁ですが、錆びてます・・・
でも普通に切れました。
刃は一応使えるようですが研ぎなおしですね。
非常に安価な革包丁です。
ステンレス製なのでしょうか?錆びていませんでしたので今まで通りに使えました。
斧型の刃物も持っています。
これも錆びていましたので切れ味は悪かったです。
荒裁ちが終わりました。
本裁ち用に型紙に合わせて線をけがきました。
本裁ち後です。
鋼の革包丁はよく研いであったためか、錆びていてもよく切れます。
ヘリを落とします。
ヘリ落としも数サイズありますが、所々錆びていました。
これも研ぎなおしですね。
名刺の出入り口部分のコバを磨きます。
床皮でもコバを磨くと艶は出てきます。
捻を入れます。
捻は通常熱して革を焼き締めるようにして使用します。
今まではガスコンロに捻を置いて熱していました。
今の時期は薪ストーブを焚いているので、薪ストーブに置いておくことができるので焼き締めるのは楽になりました。
ゴム系の接着剤で接着します。
本来なら床を磨くのも良いですが、試作の試作なので省きます。
一定のピッチで線を引いて糸を通すための穴開けの目印を付けていきます。
目印に沿って糸を通すための穴を開けていきます。
菱目打ちなどがその道具になりますが、私は好んでヨーロッパ目打ちを使用しています。
ヨーロッパ目打ちも錆びていましたが穴を開けることができました。
これも研ぎなおしが必要ですね。
作ったテーブルの上に御影石を置き、木槌を使って目打ちをコンコンと叩いて革に穴を開けていきます。
今までと全く違い、とても穴を開けやすく、垂直に立てやすかったです。
テーブルの椅子の高さがマッチしたのと、木槌で叩いた力が分散されずにいるからかと思います。
とても作業しやすいです。
針にビニモという糸を通して手縫いをしていきます。
梁も錆びているので、これも研ぎなおしですね。
研ぎなおしばかりだな・・・
1本の糸の両端に手縫い用の針を付けています。
今回はなんとなく青色の糸を使用します。
レーシングポニーという手のかわりに革を保持する道具を使用して手縫いをしていきます。
片面はレーシングポニーを使用し、もう片面は手で保持しながらの手縫いをしました。
やっぱり手で保持しながらの方が楽にしっかりと縫えます。
ここからは仕上げ作業です。
引き締めながら手縫いをするのでコバが若干歪みます。
その歪みを革包丁でカットし、ヘリを落とします。
切り落としたへりを磨きます。
最後に接着剤でくっつけた革を剥がしていきます。
省いてもいいような作業ですが、接着剤を剥がすことで少しでも名刺の出し入れがしやすくなります。
はい。完成。
ザックリとした作り方をしたので細かい所は無視してください。
せっかく作業用テーブルを塗装して良い感じの色味になったので記念撮影。
実際の商品撮影のときにも、このテーブルを使用して撮影したいですね。
きちんと作ったほぼ同型の名刺入れの場合はこうなります。
Iphone11で撮影しましたが、一眼レフがほしいな~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?