クレッシェンドの人生を生きる
『7つの習慣』を手にとったのが平成9(1997)年1月。
あれから数々の関連書籍を読んできましたが、26年後の今、コヴィー博士の遺作を読むことになろうとは夢にも思いませんでした。
『第3の案』第9章「第3の案の人生」の章で、コヴィー博士は次のように書いています。
娘が私に、『7つの習慣』のような反響の大きい本をまた書けるかしらと言った。たしか、こんなふうに答えて娘を驚かせたはずだ。「ばかを言っちゃいけない。私の最高傑作はまだできていないよ。頭のなかにはいまも10冊ほどのアイデアがある」自分を過大評価しているわけではない。自分の最高の著作はまだ先にあると本気で思っているのだ。そう信じていけない理由はどこにもない。もう最高傑作はできた、伝えるべき大切なことはもう何もないと思ったら、毎朝、何を生きがいに起きればいいのだろう?アーネスト・T・トリッグはこう言っている。「やるべきことは全部やったと思っている人間は、死に始めている」私もまったく同感だ。それは何歳であっても同じである。(引用終わり)
この遺作を読んだことにより、『第3の案』に書かれていたことが嘘ではないことがよくわかりました。
この本、『7つの習慣という人生 クレッシェンド 本当の挑戦はこの先にある』はまさにコヴィー博士の最高傑作です。
7つの習慣を生きるとはどういうことなのかがあらためてよくわかりましたし、これからもコヴィー博士の教えと共に生きていこうと決意を新たにしました。
コヴィー博士、『7つの習慣』を世に出してくださり、本当に有難うございました。
そして、コビー博士の遺作を世に出してくださったコヴィー博士の娘、シンシア・コヴィー・ハラーさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
最後の章で、娘さんから赤裸々に語られるコヴィー博士の最期に涙が止まりませんでした。どんな状況であれ、クレッシェンドの人生を展開することは可能なのだと勇気づけられました。
しばらく、この余韻に浸りながらこれからの人生をどのようにしていくのか、じっくり考えてみたいと思っています。
これからも、私の人生は『7つの習慣』と共にあります。
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