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【編みレシピ】スクエアinスクエア

割引あり

スクエアinスクエアとは


イメージは下記のようなものです。

四角の中に、
小さめの四角が
45度回転した状態で入っている
図柄のことを、

スクエアinスクエアと
名付けてみることにしました。

今回レシピを試作したスクエアinスクエアのイメージ

複雑すぎず、無駄がなく
スッキリした四角重ね置き
幾何学図案ですから

配色差分も楽しめますし、
モチーフつなぎにすれば
北欧パターンの雰囲気を
簡単に作れます。


今回ご紹介するのは、
たくさん試行錯誤を重ねて
ようやくたどり着いた

再現性と汎用性ともにグッド、
サクッと編める嬉しい編み方です。

ぜひ作品制作に役立てていただけますと
嬉しいです- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-☆


全手順写真付きのテキストレシピだけ
有料とさせていただいておりますが、

編み方を把握するのには
無料公開の全体説明と編み図さえあれば
大丈夫な気がします。

分かりやすさ重視で、
手順ごとに合っているか確認したい場合など
画像付きレシピのご購入をご検討ください。


完成イメージ


中四角と外四角の大きさバランスは
これくらいです↓


実物の図形バランスイメージ


サンプルは4号針、合太毛糸を
使用して作ったものです。

割合のイメージは、
中の四角3段、外の四角5段ほどです。


手に持ったときのサイズ感

手のサイズは個人差がありますが、
合太毛糸を使用した仕上がりサイズが
私の場合手のひらの
おおよそ1/3くらいの大きさでした。


こうして色差分を量産して並べると
色とりどりで楽しい気持ちになりますね。



立方体につなげた場合のイメージです。
コロッとしていてかわいいです。


セルフPRO/CONレビュー


PRO

  • 残り糸で作れる嬉しい小さめサイズ

基本単位となるモチーフが
大きめサイズにしか作れないものより、

小回りとアレンジが効く
小さめサイズのほうが
自由度が高くて助かることが多いです。

刺繍糸でサンプルよりさらに
小さめサイズにできるはずです。

テストしていませんが、
ある程度の大きさの
ミニチュアのブランケットや服などにも
応用できそうな気はしています。

  • 大小スクエアのバランスがちょうどいい

大小スクエアの理想バランスのために、
最も多くの試行錯誤回数をかけたと
言っても過言ではありません
(不器用なだけです

あーでもないこーでもないと
こだわりを妥協せずに
たどり着いた「ちょうどいい」バランスが
本当に理想通りにちょうどよくて、

映える褒められ小物づくりに
ぜひ取り入れたくなるような理想バランスに
できたと思います。

  • 綿入りあみぐるみも安心な穴なしデザイン

平面作品などに適している
中心から外周まで輪に編んでいく
グラニースクエア系のモチーフの場合、
デザインや編み方の組み合わせ工夫次第で
高い自由度の図案や形状を実現できるものの、

多くの場合隙間やメッシュができる
編み方を採用しており、
平面だとおしゃれ、立体だと困る
作りになっています。

今回は
「いくら綿を詰めても安心!
 漏れない ぐっすり!」を
隠れモットーに試行錯誤を
ひたすら繰り返した結果、

自分なりの最適解を編み出せました。

奥さま、なんとこちら、
穴なし隙間なし、ぎっちりしっかりと
中身を包み込む安心の編み地に
仕上がるのです!

アラマステキネ……! 笑

しょうもなピンポイント
特許取れないかしら……


CON


  • 外四角の編み目の見た目に不規則感あり

この点は編み図を
ご覧になっていただいてからのほうが
分かりやすいのですが、

要は、外の四角は反則的に
往復編み三角で作っていますので、

そのため減らし目が集中し、
どうしてもこの部分の編み地に
若干のデコボコ感と、
目詰まり感などが出てきます。

見方によれば素朴な味になりますし、
気になる場合もあるでしょう。

ただ、気になる場合でも、
使用毛糸の素材や色によっては、
気になる度合いがかなり変わります。

コシがあったり、バリカタだったり、
太麺系の毛糸だと
(なんちゅーたとえや(´ω`;))
編み目のテクスチャが
目に飛び込みやすくなりますので、

良い感じに柔らかく溶け込みやすい色の
毛糸を選ぶとよいでしょう。

  • 外四角の四辺に歪みがやや出やすい

往復編みで外四角を変則的に作る
デメリットその2です。

外周のラインの歪みとうねりが
出やすくなっていますので、
 
通常より編み地の外周を編む際に
手加減の調整やブロッキングに
気を遣う必要があります。

試行錯誤も含め
60枚以上編んだ感想としては、
自分の手癖を意識できたり、
編み方に慣れてくるとかなり歪みを
抑えられるようになります。

とはいえ完璧に
真っ直ぐにするのは難しいので、

「どうしても
 外周輪郭をビシッとさせたい」
という作品の場合は、
無難に別の編み方を採用したほうが
よいと思われます。



編み図


やや我流の書き方も入っていますが、
次項の留意点や補足と
合わせて読めば分かると祈っています。

「わからんじゃい!」
という方は画像付きレシピの方を
合わせてご確認するか、
コメントください。

不正転載などはご遠慮ください。

クリックすると
大きいサイズで閲覧できます

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留意点や補足

・仕上がりサイズは使用毛糸と
 使用針の号数によって変わります

・1段~4段は輪に編み、
 5段~7段は各辺でそれぞれ往復編み
(灰色点線範囲が往復編みの場所)、
 8段は輪に編みます


・二色パターンです。
 1段~3段まで色A(黒表記)
 3段~色B(薄ピンク表記)です。
 それぞれにお好きな色をお使いください。

・3段目の黒記号の頭に薄ピンクの線が
 引かれています。

 この段では足を色Aで編み、
 頭だけBに変えるということです。

 次段からの色替えが綺麗になります。
 (基本色変えテクニック。
  ギザギザ消し対策)

・4段目は頭の奥側半目を拾います(BLO)
 ※角だけBLOではなく、頭全体拾うと
  より穴が出来にくいのですが、

  ここで拾う毛糸の本数の差で、
  中央四角に対する引っ張る力が
  変わるため、

  角BLOと角頭では
  仕上がりの四角の輪郭が
  微妙に違います。

  お好みのバランスを
  探ってみてもよいかと思います

・個人的に往復編みの部分は
 立ち上がりの鎖を作らずに編む
 方法でやっています。

 文字通り鎖を編まずに最初に
 引き出したループを気持ち長めにして
 頭として使う基本テクニックのあれです。
 (解けないように良い感じにねじります)

・R8の中長編み増し目の後の目が、
 往復編みの段始まりに当たるため、
 手加減により穴が気になりやすい場合、
 この目に限り細編みの代わりに
 中長編みをすると良い感じに
 穴が埋まります。

・往復編み2段目=R6は足割り式で
 前の段の足の隙間を拾うと
 より穴を作らずにできます

※足割り式については過去記事
 「検証5:足割り式」を参照




画像つきテキスト版編みレシピ


用具や材料など

<毛糸と針>

サンプルは
・4号針
・合太毛糸(原ウール カシミーベイビー)
を使用しています。

同じ太さの毛糸であれば、
お好みの2色と毛糸の太さに合った
かぎ針をお使いいただけます。

<その他の道具>
・必須:ハサミ

・あると嬉しいお助けアイテムたち:
糸通し、段数マーカー、アイロン、
アイロン仕上げピン、
方眼メモリつきアイロン台

※編みレシピは最基本知識を
 クリアした初心者以上を想定しています。
 輪の作り目や針の持ち方などの
 最基本知識はフォローしていません



①〔1段目〕

輪の作り目をし、
中に8目細編みして1段目とします

8目の輪でスタート



②〔2段目〕

[細編み、細編み&中長編み&細編み]×4回

説明:
正方形を作る手順です。
角でない箇所は細編み、
角は[細編み&中長編み&細編み]で増し目

角が青マーカー

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