コンセプト改訂

勝利の神は細部に宿る。

スポーツの世界で使い回されたフレーズだ。某大学の駅伝部が「その一秒を削り出せ」を合言葉で頑張っているのを横目に、青学の原監督が「ワクワク大作戦」だとか「ドキドキ大作戦」と言っている光景が何度も書くぐらいには好きだ。一秒以下の差の勝負、タッチの差で決まった勝負も確かにあるのだろう。映像判定で数ミリの差で決まった勝負。なんだかコンドームの広告コピーみたいである。「人生が変わる！0.02ミリ」とは相模ゴム工業のコピーだが、人生を変えないために、無責任に誰かの人生に新しい人生を宿してしまわないように避妊具があるのだろうと少しツッコミたくなる。

話をコンドームから戻そう。最近久しく記事を書いていなかったが、今年も記事を書いていきたい。去年のテーマは「ひとりヴィレッジヴァンガード」だったが、今年はそれを継続しつつ「どうでもいい神を細部に宿らせる」をコンセプトとして足していこうと思う。細部までこだわったからこそ、勝負どこで神の加護があるというよりは、どんな低俗な神でもウェルカムな姿勢で、どうでもいい細部にこそくだらないこだわりを見せて行きたい。なにせ八百万の神の国である。付喪神でもなんでもいい、下らなければ下らないほどいい。そういうコンセプトでいこうと思う。