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ひとり旅日記エアーズロックへ5日目:ベースウォーク10kmの途中で、尿意と便意のピンチ!

2019年7/13エアーズロック

バスも国立公園の入場も今日が最終日。まずは朝日鑑賞から。今日の空は雲多め。そのせいか、空が朝陽でピンクに染まって、今回の旅一番のお気に入りの写真が撮れた。11:20amマラP発のバスに乗るとしたら、ベースウォークは3時間で歩き切るしかない。朝陽鑑賞ポイントからマラPへバス移動。今日も無風。ってことは、自分がもしヤル気あったら3日間連続でエアーズロックに登れたって事だよね?もしそれができたら、それもスゴイ。一生に一回と思ったからこそ、ムリィ!な箇所頑張れただけだし。リピは無理だな。

今日はベースウォークと決めたから、それを実行するのみ。エアーズロックの周りを一周。途中、道が分かれた。右に行けば、もともとのベースウォーク10.4km。左の道往復1.6kmをプラスすると、12kmの行程か…。せっかくだから、左の往復も行っちゃえ。

岩がえぐられた所が、波みたいになってる所や、アボリジニーが描いた壁画、煮炊きしていた場所、雨が降ったら貯水池になる所などがあって、なかなか面白かった。往復で写真撮りまくったから、復路は急ぎめで。ベースウォークに繋がる道に戻った。一旦車道の方に出て、また砂漠道に戻る。ベースウォークは平坦で助かった。それにしても、前にも後にも誰もいない…。あるのは右手側にずっといるエアーズロックのみ。って、思いながら歩いてたら、クラツーの団体が。この人たちと一緒はゴメン。とペースアップ。ひとりで歩きながら感じることを大事にしたい。

またひとりの世界になって、進む側にあるエアーズロックの様々に変わる表情の気になるポイントで写真撮った。向かいからの走ってくる人、セグウェイツアーの人たち、自転車の家族とすれ違う。所々にアボリジニーの聖なる場所があって、そこにはちゃんと写真NGの看板があった。女性の聖地、男性の聖地、全員の聖地など。

SOSポイントに到達した時点で、地図を確認。ここは載ってないポイントで、しかも思っていた程進んでなかったという…。10kmって高校の時の九十九里遠足とどっちが長いんだろう?なんて思ったり。この旅する前に会った友達とこの遠足の話が出て、彼女は2年連続完歩したって言ってた。自分は2年連続で制限時間切れでバスにピックアップされたんだよね…(苦笑)。そんな自分がただ歩き切ることを目指してる。なんか笑えた。

やっと地図に載ってる駐車場と水飲み場到着。ここが半分のポイントの目安。ここから先はエアーズロックをまた身近に感じるコースが始まる。岩肌がカタジュタみたいにフレーク状になってる所。めくれそうでめくれない。子供2人が無邪気に駆け上がって行く。あっと言う間に小さい点になった。波打ってるみたいな所があったりして、近くを歩くと岩の色んな表情がよくわかる。ゴロゴロ転がってる岩もあったり。

と、水穴辺りのポイントで急に尿意を催すという予想外の展開。今日は曇ってて、そんなに喉も乾かないから水分も摂ってないのに。考えられるのは、汗かかないようにと薄着になり過ぎて冷えたのかも。いずれにせよ、分かれ道の水穴には行けない。この水穴からマラPは地図に距離が載ってないけど、半分の地点はとっくに過ぎてるから、残り3kmくらいか?どうかもって欲しい!とか思いつつ、岩の裂け目や色がついてる所、雨が流れた後筋を見つけては写真を撮ってたら、追加で便意まで催す事に!ピンチ。野糞か?ダメだ。ここは国立公園で世界遺産。自分の排泄物で動植物系に影響を及ぼすことは許されない。じゃあどうすれば?ペットボトルか?いずれにせよ、急げ急げ!車道の両脇に車がたくさん停まってる所が見えた。よし。マラPは近い。幸い、便意の腹痛は治った。

よし。まだ頑張れる。エアーズロック登ってる人たちが見えた!よし。もう少しでトイレがある…。足元の砂地に足がとらわれる。一歩が重い…。間に合うのか?トイレ!ひーこらしながらなんとかたどり着いて間に合ったトイレ。ほぉぉぉぉ〜。ゆっくりトイレタイムを取りつつ、99%歩いたけど、水穴を見ずにして帰れるのか?答えは否。はい。出直しやり直し。仕方ない。水穴見てからまたマラPまで歩こう。その後、最後の夕陽鑑賞に参加しよう。

水穴の最寄りまで行くバスが来るまで(バスって、有難い)、屋根の下のベンチで持参したナッツとサンドイッチで腹を満たして、エアーズロックを眺めて、少しゆっくりしてからバスに乗った。水穴の最寄りのバス停で降りて進むと、AMカチ会ったクラツーの団体アゲイン。なんか写真撮ってた。水穴は戻って来て良かった。けっこうな量の水が三角形の穴に溜まっていた。雨季にはもっと水量あるんだろうな。そういやバスの運ちゃんが、この辺りで水位1.4mの洪水になったことがあると言ってた。390mの高さがあるエアーズロックからしたら、そんな高さの水はきっと屁だろうよ。それにしてもクラツーの人たち、何をバックに写真撮ってたんだろ?って、見上げた先にガイドブックに載ってたハート型の穴が。これか…。

ベースウォークのコースに戻って、今度は余計な尿意や便意に惑わされることなく、夕陽鑑賞バスが来る時間までゆっくりと心置きなく同じ道を歩いた。またまたやって来た登り口付近。やっぱこの角度、スゴイよな…。登ってるみなさんがアリの行列の様に見える。

夕日鑑賞バスに乗り込み、いよいよ3日間バスチケットを使い切る事となる。今日はかなりの雲の数。そして太陽は厚い雲の後ろに沈んで行った。日没時刻18:10。バス出発時刻18:20に雲が途切れて、真っ赤な夕焼けが。遅いッ!遅すぎるッッ︎‼︎この赤が、18:10頃にエアーズロックを燃える様な赤に色づけしたであろうに…。ホント、タイミングだわ。エアーズロックはこの時間、既に眠りについたかの様な灰色になっていた。それにしても惜しかったなァ〜。ま、3日間無風だったという気象条件に感謝しよう。

スーパーがあるメインスクエアで下車して、明日必要なものを購入。これが最後のスーパーだな。5泊分の1日の食費$10で収まった。

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