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ひとり旅日記台湾へ2日目:宜蘭→蘇澳→花蓮へ

2022年12/22

6時前に起きて荷作り。そして1階の貸切風呂を利用してみた。部屋風呂より広くて深い湯船。蛇口をひねって温泉を勢いよく出しながら浸かる。しまった!カメラ類部屋に置いてきた…。3階まで戻るのどーしよ云々考えてたら、今日もやっぱり末端の手足の指先の血が巡り出して、5分くらいで顔汗噴き出した。昨日の夜は気づかなかったけど、この温泉のお湯はトゥルトゥル系。やっぱ部屋に戻って温泉を記録しとくためにカメラ持って来よう。貸切風呂の脱衣空間の壁に温泉の効能が書いてあるし。「血行促進」の文言が書いてある!身を以て実感したのは本当だな〜と思った。

7時過ぎにチェックアウト。朝食屋に向かう。どういうオーダーシステムなのかよく分からず立往生。見よう見まねでなんとか流れに乗れた。食べたい!と思ったものは、20分待てば提供できるってなことで、先にネギ入り卵焼き、小籠包1コ、ネギ餅1つ、豆乳を注文。卵焼きにかけた辛いソース、ただ辛いだけじゃなくて味があって、おいしかった。待って出てきた焼きたてネギ餅にも辛いソースをかけてペロリ。忙しいお店のお兄さんの対応がやさしくて有難かった。

朝食後、徒歩で駅へ。各駅停車も指定席快速の乗車時間変わらない。あいにく次のは指定席快速7元(30円くらい?)。ケチって30分駅で待って各駅停車に乗るのもバカらしい。たった8分間乗車の指定席快速に乗った。車内は確かにキレイだった。左右2列ずつの席だった。

宜蘭で下車。読んだことないけど、この地の出身の絵本作家ジミーさんの世界観に触れられるということで、途中下車した。まずはロッカーにバックパックを預ける。って、指定席快速よりロッカー代がだいぶ高い…。3時間で50元。この代金なら、せめて1日50元にしてくれ!3時間でこの町を周るのか。

まずはジミーさんの公園の写真を撮って、それからチェックしといた小籠包屋へ。到着したら店には10時オープンと書いてある。自分が調べた情報だと8時オープンだったのにな…。あと1時間後に戻ってくるしかない。

歩いてると、台湾銀行があった。残りの手持ちの日本円2万円も両替しちゃおう♪と入ってみた。電光掲示板のレート表で計算してみると、やっぱり1元=¥4.5だった。昨日空港だったからレート悪いと思ってたけど、銀行でもこのレートか…と思った。窓口でパスポートを提示して、返却してきたあとに「誕生日は?」と聞かれて、イスからズリ落ちそうになった。何故パスポート提示の時に名前と生年月日を一緒に確認しなかったの??銀行でwifi接続できたから、宜蘭出る前のランチを検討して再出発。

すでに開いてそうなお店にお土産を買いに行くか。今日は暖かくて、ちょうどいい気候だった。寒い日本から来たから、過ごしやすい。日差しの暖かさという恵みを存分に浴びられるって、ホント幸せだな〜と思いながら進んでると、賑わってる市場というか露店に遭遇。こういうローカルの活気に触れるのって、ホント、ひっさしぶりィィィィ!!

見たことない魚の美しい断面の切身とか、お惣菜とか。湯葉っぽいのに巻かれた香菜を見つけてしまって、1コ買って直ぐに食べてみた。中にはたぶんレンコン?も入ってて、サクサクの歯ごたえと、薄めの味つけで即ペロリ。次にイカ天の試食があって、当たり前においしかったから、間違いないと思って買った蝦巻ってヤツ。失敗したね…。蝦を感じられず、自分が苦手なすり身だったし。3口でセイ・グッバイした。

宜蘭名物牛舌せんべい屋に着いたが、本日売切れとの看板が下がってた。お店の奥から女性が出てきて、「売切れです」と言うから、「今日の分はないのですか?」と尋ねたら、「そうです」と。マジか!って顔に出てしまったのを見逃さなかった女性がまた奥に戻って、割れせんの袋詰めを手にして「お金はいいから、どうぞ!」って、よくねーよ!ってか、サンキュースイーツ、ロッカーだし!!相変わらずボケてんな。自分。「いや、お支払いします」と財布を出したのに、日本語で「ダイジョウブ」って、ダイジョウブじゃねーよ!自分の気持ちが。でも、ここはお言葉ぬ甘えさせてもらって、何回も頭を下げて店を後にした。

そろそろ10時と、小籠包屋に戻ったらすでに列ができてて、自分が7番目。うしろにはKFCの制服のお姉さんが並んでた。持ち帰り専用とのことで、道路を渡ったところの日陰のベンチで早速食べた。って、レンゲなしで、できたて激アツ小籠包食べるって、かなりムズイんっスけど!最初の1コ、どうにもこうにもアツ過ぎて、危うく吐き出しそうだったし。中の汁を一滴もこぼすことなく食すには、前歯で軽く噛んで汁をすすってから味わうって食べ方で。そして、箱に入った10コ入りの小籠包の皮を箸で破らずに持ち上げるってのが最初の難関。失敗したのは皮が閉じきれてなかったヤツ。苦戦しながら、ネギ入り小籠包完食。あっさり味で、ペロリだった。

駅まで戻ってきた。ツーリストインフォメーションがあったから、日本語パンフを入手。トイレも済ませて、ロッカーに荷物を取りに行こうとしたら、有人荷物預かり所があった。ッチ(舌打ち)。こっちの方が時間長く預けられて安かったんだ…。悔やまれたが仕方ない。次回から有人荷物預かり所があったらそっちにしよう。

再度7kgのバックパックを背負って、宜蘭の〆は羊麺。次の目的地の電車の出発時間11:55amまでに、牛舌せんべいの店に戻れるか?そう考えながら羊麺の店へ。日本語メニューを見ながら小サイズを注文。丁度良い量だった。あっさりスープできし麺っぽい太さの平打ちうどん。ラムチョップは文句なく柔らかかった。150元…。×4.5円だと高いよね…。

11:30に店を後にして、どうしてもサンキュースイーツを渡したかったから、牛舌せんべいのお店に向かった。次にいつまた来られるかわからないし、二度と来ないかも知れないなら、今でしょ!荷物背負って、ゼーゼーしながらお店に辿り着いたら、奥からお姉さんがビックリして出てきた。「コレ、お礼です!」と、サンキュースイーツを渡したら、「待って!」と言って、また奥に戻って、割れてないできたての牛舌せんべいを持って来た。いいのに!そんなつもりで戻って来たんじゃないのに!!

今度こそ支払おうと思ったのに、今回も却下。台湾の人、ヤバイくらいに優しい。今度こそお別れ。「バイバーイ」と手を振ってさよなら。こういうアリエナイ展開があるから、旅ってやっぱり素敵で、やめられないんだよ。と改めて噛み締めて思った。

更に小走りで駅に戻って、切符購入して乗車。次は蘇澳で途中下車。有人荷物預かり所に荷物を預けて、いざ冷泉温泉へ。無料の公共浴場を目指す。あったあった!って、男湯からは話し声するけど、女湯は真っ暗で誰もいない…。

勝手に電気を点けて、パスポートと現金をシリコン水泳帽の中にしまい込み、水着着用、荷物は目の届く所に置いて、人生初の冷泉温泉にイン!

台湾スパ&温泉みたいなガイドブックに「冷たいけど、不思議とじんわり温かくなってくるのは、さすが温泉云々」の一文があったように記憶していたが、5分入っても一向にそんな気配なく。壁の時計をニラミながら、更に5分。状況は変わらず。あともう5分手にシビレが出てきた!これはじんわり温かくなる感じとは違くね?15分でギブアップ。温泉と感じられたのは、プクプク出てる気泡が身体に付着するのが炭酸温泉っぽかったのと、硫黄のニオイ。

肝心の身体は冷たい水にさらされて硬直したまま…。冷泉温泉から出てもポカポカ度ゼロ。鏡見て唇がムラサキでなかったのが救い(苦笑)。着替えて女湯を後にしようとしたら、「女裸湯」と書いてあったし!わざわざ水着に着替えたのは、公共浴場=水着着用と思ってたから。

調べといた電車の時間を確認すると、1本早いのに乗れそう!またまた走って駅へ。荷物をピックアップして、切符を買って、乗換えの仕方を教えてもらって乗車。ひと駅乗って乗換え。次の電車が来るまで、ベンチで牛舌せんべいを食べてみた。さくさくで素朴な味わいのお菓子。香ばしくておいしい(さすが店の名前に”香”と入ってるだけある)。

花蓮へは指定席快速。快適シートに座った途端に眠気が。日記の文字もヒドイことになったから、眠気に逆らわずにひと眠り。

花蓮到着15時過ぎ。荷物から解放されたいから先にチェックイン。荷物を置いて再び駅へ。翌日の切符を買うために。花蓮の駅は金沢っぽい木組みの駅舎。有人窓口に並んで、自分の番が来た。「明日朝イチの台東行きお願いします」フェリー会社の人が添付してくれた情報の写メを見せた。担当してくれた窓口のお兄さんがOJT中だったのか、彼の後ろにいた男性が日本語で説明してくれて、助かったこれで明日の準備完了。

駅構内のお店をチェック。台鉄グッズのお店で木製のかわいい台鉄車輌のキーホルダーを購入した。一目惚れだった。駅周辺のお土産屋で気になったこの地特産のタロイモスイーツのバラ売り購入。第1希望のは賞味期限5日間で、おとんとおかんの土産にはできない。仕方ない。自分用に1コ買った。

まだ明るいから中心部まで歩こう。googleマップでマークしといたお店を探しながら歩く。見つけたネギ餅屋は、人が並んでたし、口コミも良かったんだけど、揚げ焼きなのを見てパス。本命のワンタンが入らなくなると判断した。次。自分の行程表に書いた肉まん小籠包。このお店も並んでた。1コから買えるとのことで、5コししてみた。お箸を要求したら、「これ」と、筒の入った竹串を指差してた。竹串で小籠包食べられるの?脇道に入って、竹串2本を箸のようにして食べてみて初めて理解した。肉まん小籠包だから生地が厚くて、汁も出ないから竹串なんだと。そして悟った。5コは間違いだったと。皮がボリューミー過ぎたから。最後の2コはセイ・グッバイ。

花蓮名物というワンタン屋の1軒目は閉まってた。少し歩いた先にあった2軒目に続々と入店していく人たち。先会計して席で待っていると、たくさんワンタンが入ったお椀が運ばれて来た。薄味あっさりスープ。ワンタンもあっさり。テーブルにあった薬味調味料をワンタンに乗せると、メチャクチャ美味しかった。スープにこしょうしたら、スープももっと美味しくなって、ペロリだった。

花蓮残るは夜市に行くこと。向かう途中で明日の朝食用果物を果物屋でゲット。バナナとみかんをひとつずつ。着いた夜市は、本当にここが夜市ですか?と思う程にシケてた。シャッターが下りてる所が多くて、人もまばら。コロナの影響なのか?なんかつまめるものあったらな…と思ったけど、残念ながらなかったから、目についたレモンジュースを購入。って、デカイよ!台湾のドリンク。

そろそろ宿に戻ろうと思った18:30。部屋に戻るには早いよな〜とかなんとか思いながら歩いてると、目に留まった鶏飯店。小どんぶりサイズ、イイじゃん。今日米食べてないし。ってなことで入店。ま、こんなもんか…。って味。取り立てて言うなら、煮汁がかかった米がおいしかった。

宿に着いたのは19時過ぎ。花蓮でけっこう歩いた。久々のドミトリー女子4人部屋は貸切…。昨日遅かったから、今日は早めに寝ようと21:30。

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