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ひとり旅日記欧州へ9日目:12時間後に飛脚が届けてくれたクレジットカードで生き返る。

2015年12/29ウィーン1日目

空腹で目覚めた。ブタペストで仕入れたバナナ、みかん2個、ヨーグルトの朝食。

9時にフロントに行ったら、VISAカードが本当に届いてた。本人確認の連絡をし、心の底から感謝を申し伝えた。昨日の夜9時から12時間後にちゃんと届いてるって、どんな飛脚が届けてるんだろう…。早速宿代が支払えた時の喜びと言ったら!!こんなに嬉しいことってあるのか。

今日に至るまで、ブタペストで(恐らく)難民の炊き出しに並ぼうか?と思ったり、一部の難民の人の様に旅を続けるうちに物乞いをしなければならないかも知れない。残りの日数が過ごせないのではないか。とか色々不安で仕方なかったのが一気に解消された。

今日ブタペストに発つブラジルの彼女に、カード事件解決した事と昨日話し相手になってくれたことを感謝して、少額だけどブタペストのコインを渡してお別れ。

宿ではカード使えたけど、他のお店はどうなの?と思って、少額の買い物をいちいちカードで支払った。使える〜。使えた!自分のカードのハズなのにドキドキしながら使った。このカードはあくまで緊急用だから、帰国後速やかに正しいカードに改めないといけない。

いずれにせよ、生き返ったア‼︎ウィーン観光の為に、まずはウィーンカードを入手。インフォメーションの場所迷ったけど、なんとかたどり着いて72時間カードを買った。これでメトロもトラムも乗り放題。

繁華街を歩いてるとやたらとブタのモチーフの飾りや置物が売ってたから、インド系の兄ちゃんに、「これは幸福かなんかの意味なの?」と聞いたら、「新年の為の幸福のモチーフだよ」と教えてくれた。

クリスマスマーケットみたいな屋台で、初めて見て気になる自分の手より大きいクッキーみたいのを1個買った。明日の朝食にしよう。

賑わってる通りをまっすぐ歩きながら、マックとKFCのコーヒーの値段チェック。マックが1ユーロね。宿のコーヒー、安いけど量少ないんだよね。

信号渡ったら分かり易い。ザッハーがあった。並ぼうと思ったけど、今は目一杯腹を満たしたい。と思って、手頃で温かいご飯を提供してくれる所を探した。米を久しく口にしてない…

たまたま目抜き通りから横に入った所に、中華レストランが食べ放題7.8ユーロとのことで迷わず入店。バイキーングッッ!!米!!野菜!!スープ!!盛り上がったね…(笑)。マッシュルームの炒め物が特に美味しかった。野菜も。どのくらいぶりで野菜?ビタミン不足で口角両方ブッ千切れの流血騒動だったから、てんこ盛り♪ここまで極貧な食生活だと、肉?と思ってたのは心(脳)であって、事実は身体が野菜を強く欲してた。〆にオレンヂも盛りに盛って満足した。やっぱ、困った時は中華レストランだね。

ウィーンカードを入手したから、早速シシィ(エリザベスさんの愛称)博物館へ。本で読んで仕入れた知識と実際の展示物を目にするのではやっぱ違うよね。何?ウエスト51cmのベルトって。42歳以降は扇で顔を隠すようになったって。きっとダイエットのし過ぎで顔のシワがゴイスだったと思われる。でも、本物かどうかはわからないけど、デスマスクはやっぱり肖像画の如く美しかった。写真NGってホント萎える。何枚かこっそり撮ってしまったが。許せ。

コンビチケットで宝物館にも行ったが、特に衝撃的な出会いはなく。どうしてかね。ピンと来ていつまでも眺めてたいものが少なかった気がする。

宿に戻って、掲示板にあったオペラ座立ち見の件を詳しく聞いてみた。明日はバレエだけど、5ユーロでオペラ座に入れるなら入ってみたい。コンサートとかは自分で調べなきゃならないけど、「大晦日はあちこちでフリーミュージックやるよ」とフロントのお兄さんが資料をくれた。

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