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ポストコロナと生誕委員の運用

課題と可能性

前回、いまが新しい生誕祭を作ることができるチャンスかも!!という話をさせていただいた。今回は、ポストコロナの生誕委員(コミュニティ)運営について考えたい。

※前の記事から相当時間が経ってしまい、ポストコロナというよりは「ウィズコロナ」という名称のほうが流行ってますが、気にしないでください(小声)

コロナに伴う一番の課題、それは「会えないこと」
もともと縁もゆかりもない人たちが、推しが同じという共通点のもと、共同作業を行っていくのが生誕委員会であるが、その中でも握手会や劇場で会って、コミュニケーションをとることが信頼を持って動くためには非常に大事なものだったと思う。

逆にポジティブな面も考えたい。それは「運用を変えるいい機会であるということ」
思えばコロナは生活感を変えるいいきっかけになった。リモート勤務が定着し、Teamsで授業が行われ、ZOOM飲みが流行る。今この機会だからこそ新しいツールや文化に手を出すことへのハードルが従来より低くなっているように思うのだ。

「会えない問題」を解消しつつ、従来の課題を「運用改善」で解消するような、今後の生誕祭の運用を考えていく。

どうやって仲を深めるか

生誕祭の運営を行うためには、知らなかった人たちにお金を管理してもらったり、仕事をお願いしたり、信頼関係の構築が何より重要である。更に、企画には多額の費用が発生するため、頭数も必要である。

しかしポストコロナでは、現場で仲良くなる「きっかけ」が下記の通りどうしても減ってしまい、輪を広げる機会が圧倒的に減ることが予測される。

コロナ前後

これを補うためにはファン同士が顔を合わせる機会をオンライン上で積極的に作っていくことが必要なのだろう。

例えば、西村さんのコミュニティでは、出演舞台がYouTubeで無料公開された際に、ZOOMで鑑賞会兼懇親会が開かれていた。私も参加したが、これは非常に良い企画だと感じた。このような面白そうな企画作りを継続してこそ組織に人は集まるのだと思う。

また、ファンのコミュニケーションの場は、従来のSNSを中心としつつも、身内でのオンライン飲み会や、インフルエンサー的なファンによる配信などが今後中心になっていくのだと思う。

そこにどうやって積極的に入って生誕という組織と近づけていくか、そこが組織力の強さのカギになるだろうと思う。面白そうな人に乗じる、というコバンザメ的な戦法だが、生誕に対する"意識の高い"方にとってはそのプライドの高さがゆえにコバンザメになれないケースも多いと思われる。組織側の頭の柔らかさも試されている時期なのだと思う。

どうやって話し合うか

コミュニケーションという意味では、SNS問題も外せない。コロナ以前からも個人的に問題意識を持っていた点ではあるのだが、このタイミングをきっかけに個人的な理想の運用を考えてみたい。

mixi

いまだに48G界隈では使用されているところがある。テーマごとに掲示板を分けられて議論が整理されやすいことや、仮の名前を使用できること、など確かに利点はある一方で、今や「誰もこのサイトを見に来ない」というのが現状である。

mixiの使いやすい面を別のツールで代替して、脱mixi化をすすめるのが現在の風潮なのだと思う。

LINE

現在メインで使用されていることが多い。LINEの何よりのメリットは気軽にやり取りできてしまうことだ。デメリットはその裏返しで気軽に話せる分議論が発散しやすく、大事な連絡が埋もれてしまうことである。

⇒ノートやグループの活用へ
テーマごとに場所を分けることで議論の発散を抑える運用が流行る。しかしノートは明らかに参加率が下がってしまい、グループを分けると情報が増えすぎて追えなくなる。

⇒総会でカバー
従来は定期的に「総会」という形で対面で議論する場が設けられていたからこそ、アイディアが整理され、盛り上がり、LINEでは言いづらい人の意見も吸収することができた。

それらの組み合わせの結果、気軽さを保ちつつ、闊達に議論できる場所になっていったのだと思う。

コロナ後は現場で会う機会を設けられないため、総会が開けなくなってしまった。しかし、ZOOMやLINE通話でも実施可能なように思われる。前述のファンコミュニティ主催のZOOM懇親会等と合わせて実施し、LINEで拾えない意見や、雑談しながらわいてくるアイディアなどを吸収していくのが良いように感じる。

結論

今後、アイドルを支える強い組織であり続けるためには、「会えない」問題をどうやってカバーしてファン同士の絆を作っていくかにかかっていると思う。

オフラインであっても、オンラインであっても、人が集まりたいと思うのはそこに所属することで「楽しい」と思える環境である。なので、正直、コロナ前後で考えることは結局変わらないのだと思う。手段が変わるだけで。




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