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『真夏のシンデレラ』第九話

シナリオ(脚本)って、ある程度性格悪くないと書けないと思うんですよ。何かしらの形で主人公を苦境に陥れないと物語にならないから。で、それをどう苦境に陥れるかをくる日もくる日も考えてるわけで。

そして今回の夏シンです。今まで、都合よく忘れられていた性格悪そうなやつらがあと2話で束になって襲ってきそうな空気になっていて、わくわくします。
そのフラグを、今回、案の定、こいつがぶっ立ててましたね。

絶妙に空気読めてなさそうでガッツリ空気読んでるこの感じ、すげえです。こんな人物像、私、ごめん、書けないです。このタイプの人、日常でシャットアウトしちゃってて思考回路がわからんのです。そして、この人のおかげで俎上に上がった健人のオカンがついに牙むきそうな感じでしたねえ。わくわく。

この皐月にすら、それなりに仲良く接することができる夏海の対人スキルの高さがマジですげえ。どこまでいい子なのよ、この子は。
今回のファッションは、なんか愛梨みがあったけど。

もうね、ここまでくると救いになるのがこのなっつんのかわいさと、ここにきていいオトンぶりを発揮し始めた親父と、ほんとに絶妙に空気読めないキング。まさかこの家族のポンコツぶりが救いになるとは思わなんだ。

そして、ついに匠が行動に出ました。お前、すげえよ。麻雀でいえば、東場(前半戦)、暴挙としかいえない打ちまわしで「なんだこいつ」と散々思われるものの、南入(後半戦に突入)してからやっと追い上げてきて、オーラス前の南3局2本場でやっと大物手テンパってリーチした状態です。そして、いいところで、すっげえ気になるところで第九話終わり、というね。ああ、いい。こういうの、嫌いじゃない。

あと、最後に言っておくと、ソールドアウトのライブチケットを4枚も取れる皐月の友人、どこの業界の関係者ですか?

今回の展開、イラつく人も多かったかもしれないですが…

私は好きです。こういう展開。

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