身体の赴くままに。

9連休の夏休み初日。
私は、ぐったりしていた。

(原因については省くが、先に書いておくと、今回モヤモヤした感情の着いた先は「私の話も、聞いてほしい」という終着点だった。些細なことよね。)

リラックスしたい。
頭に"温泉"の二文字が浮かんだ瞬間、夫に「息子をよろしく!」と足を動かした。

到着すると、普段は静かな温泉施設が、子どもたちの賑やかな声で溢れかえっている。
人も、めちゃくちゃいる。えげつないくらい。

いつもの私なら、「帰ろうかな…」となるところ、車を降りた瞬間耳に飛び込んできた元気な声と波の音。

「海だーーー!!!!」
「お父さん、早く海入りたいー!!!」

……分かる、その気持ち!

そう感じたときには、自然と口角が上がっていて。


夏休みの高揚に素直に染まる、そんな無邪気な子供たちのパワーに救われた1日だった。

ここ何日か、あんまり笑えてなかった気もする。


そう。
私はリラックスじゃなくて、エネルギーが欲しかったんだ。

頭では、「誰とも今話したくない……話さない方がいい…静かなところに行きたい」と思っていたけれど。

誰かのポジティブな声を聞いて、心から「分かる!」って思いながら、時に自分の話もしながら、美味しいものを食べながら、一緒に笑いたかっただけなんだ。

見ず知らずの、話したこともない子どもたちが、近所の静かな温泉宿を"陽の気溢れる空間"にしてくれたことに、「ありがとね」と言いたくなった。


温泉の帰り道はお腹が空いていた。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

ふらっと温泉に出向いたのですが。
身体は頭より何倍も分かってるから、
身体が勝手に動く場所って、最適なエネルギーチャージをしてくれるなと改めて感じました。

今日の晩ごはんは海の幸にします♡

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