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引退と手紙

こんにちは。ITAKOTOのayaneです。
まだまだ新参者の私ですが、今回「心のこりの栞」というコンテストを機会に私も心のこりについてお話ししたいと思います。


バレーボール部

中学生の時とは違う部活も経験してみたくて、高校一年生の春は沢山の仮入部に参加しました。
いろんな部活に仮入部して迷いに迷って入部したのはゴールデンウィークも明けた頃でした。
最終的に私はバレーボールを選びました。
決め手は勧誘の熱でした。
もともとバレーボールに興味があったのと、背が高かったのもありますが、
こんなに私を勧誘してくれるのか!!初心者なのに!!!となり、思わず入りました。
ちなみにこの時点で初心者として入ってきた同い年の部員は私含めて3人でした。

部活の引退と手紙

山あり谷ありの部活生活の集大成、引退試合が終わった瞬間、涙が出ることはありませんでした。決して強いチームではなかったけれど、楽しかったし、やり切ったという達成感で笑顔で引退しました。
しかし後輩含むチームメイトにもらった手紙を家に帰ったて読んだ時、涙が止まりませんでした。久々に声を上げて泣きました。
それは引退が悲しいとか、手紙に感動して(いや、もちろんすごく感動しました)出た涙ではありません。
この期に及んで後悔にも似た心のこりの涙でした。

部活の心のこり

現役の時は全力で取り組んでいるつもりでした。
いえ、高校三年間の部活生活は当時の私にとってはまちがいなく全力だったのだと思います。
しかし燃え尽きたと思っていた気持ちはまだ燃え切っていなかったようでした。

手紙を読んで今までの思い出を振り返ってみると

なかなか試合に勝てなかったこと。
あまりにもトレーニングがキツくていっとき、半分挫けていたこと。
体の管理が下手くそで怪我をしまくってみんなに迷惑をかけたこと。
慢性的な怪我を負ってしまったこと。
わたし以外の初心者の部員二人が途中で部活を辞めてしまった時止めきれなかったこと。。。

思い返すと沢山の心残りがある事に気付きました。全てが終わってから押し寄せた心残りはどうすることもできず、全て涙となって流れました。
もっと自主練していればもっと上手くなって上を目指せたのではないか、
自分はほかのチームメイトよりも熱量が劣っていたのではないか、
最後まで誰もかける事なく引退することができたのではないか、
後輩に教えることももっとたくさんあったのではないか、、、、、


たしかにあの時の私はすごく頑張っていたと思います。
(今やれと言われたとしてもぜっったい無理ですし)
それでも引退を経てわたしはやりきったと思っていたはずの部活動に心のこりに気づきました。
こんな言葉勿体無いよ、と手紙を読んで思ってしまいました。
しかしわたしにはこんなに素晴らしい言葉をくれるチームメイトが居たんだというのは本当に人生の宝だったと思います。

おわりに

この時抱いた心のこりは今は全て思い出として心に残っています。
それから、何事にも心のこりにならないようにしようと思って取り組んではいるものの、意外とそういうの(心残り)は後から気づくことが多いものです。
全ての心のこりは拭えなくとも意識して心のこりにしないようにする、または思い出にできたらなと思っています。

🏐🏐🏐🔥

ITAKOTOの運営側の身ではありますが私もここで心のこりについて思い起こしてみると過去の思い出もたくさん蘇ってきました。
引退の手紙で泣いたことも、合宿のとき、ジュースの取り合いで大騒ぎしたのも、部活帰りにしょっちゅうアイスを買ってたべたことも、練習がキツかったことも、初めて試合に出た日のことも、初勝利の日も。
楽しい思い出も、そうでない思い出もたくさん思い出されました。
コンテスト自体はのこり1日しかありませんが、コンテストが終わった後でもいつでも是非、自分自身の心残りと向き合ってみるのはいかがでしょうか。

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