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許し許されそして生きる

ある人は、SOSを聞き
勝手に通報して、その子どもが
家で親から倍返しされることになった

ある人は子どもの声を聴くことが
大切だからと言い、片方の言葉しか
聞かず決めつけた判断をして
余計にその場を混乱させた
(私は子どもの声を本当に聴くなら
周りの大人の声も聞かなければ成り立たない
と考えている)

ある人は片方の声を聴くだけじゃ
わからないからと言って
言葉を聞こうともせず
そこから両方の声を聴くこともなく
自分は関係ないみたいな顔で
訴えをないことにした
(結局人間他人のことなどどうでもいい)

ある人は、傷ついたという訴えに
「知らなかった気が付かなかった
そんなつもりはなかった」その言葉で
すべてを終わらせた

いつでも相手が傷ついているかは
関係なく人間は言う

「自分が正しい」

支援者だと名乗っていても
正しい行いがいつもできるわけではない
世間で福祉で正解とされる行動が
必ずしもすべての人を救うことはできない

すべて私にも同じく言えること
誰をどこで傷つけているかはわからない
この世界に完璧はない

SOSの電話が来た時、必ず完璧に
その電話を受け取れるわけではない
家に受け入れてあげれるわけじゃない
その子の望む言葉を伝えてあげれる
わけじゃない

支援者も人間であり、過去の経験から
様々な選択をして自分のできる限りの支援をする

相手にとっての間違えを犯したなら
直接会話せず、裏で色々言われる
それのどこに意味があるのか
たまにわからなくなる

活動をしていると喜びも積み重ねられる
同時に苦しみや痛みも積み重ねられる

ふと痛みに押し潰され
喜びが見えなくなる
思い出せなくなる日もある

生きていると様々なことがあり
蝕まれる
そんな闇にたまに包まれ引き摺り込まれ
抜け出せない

福祉活動すればするほどに
人間が嫌いになる日もある
人間は信用できないことを実感させられる

人を許すということは難しい
人の痛みを声を本当に聴くとは
とても難しい

こんなことを最近毎日考えている

私がもしも痛みしか感じなくなったなら
その時、この活動に終止符を撃つと思う

最近、私みたいになりたいと言ってくれる子が
沢山いるがよく考えてほしい

福祉は狭い世界
何があったとしても、例えそれがどんな結果でも
心を削り許し許され生き抜く
そんな世界

最近頻度多めのつぶやきまさこです(笑)

児童養護施設、里親出身の子達約200名と繋がっています。その子達へのサポートぜひよろしくお願い致します。