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好きなカードを語りたい①~神聖な訪問~

 EDHという遊び方を知り、3年くらいになる私です。
色んなカードを使い使われ、色んなカードが好きになったり嫌いになりました。 
今回は私が好きでよく使うEDHのカードについて、語る回になります。
オタクカードや定番カード紹介みたいなものだと思って読んでいただければと思います。


《神聖な訪問》


フレーバーテキストが面白い。天使と鳩を間違えるラヴニカの市民さん

 皆さんはこのカードをご存知でしょうか。私がEDHで一番好きなカード《神聖な訪問》というエンチャントです。
能力は単純明快。自分のコントロール下で生成されるクリーチャー・トークンはすべて4/4飛行警戒を持つ白の天使・クリーチャー・トークンとして戦場に出ます。
 1/1の人間もゴブリンもエルフも、これが盤面にあれば全て4/4天使になります。愚かな人間も、醜いゴブリンも、野蛮なエルフも、全てが等しく天に召され、美しい天使となり盤面を彩ってくれるというわけです。(個人の意見です)

 このカード、ラヴニカリマスターが発売され新規イラストもあります。

新規イラスト&旧枠版


村上ゆいち先生イラスト版。
ふつくしい…


使い方について

 《神聖な訪問》が天使トークン製造機ということが分かったところで、具体的な使い方について語らせてください。
 クリーチャー・トークンを手軽に生成し、シナジーが高そうな色と言えば、白緑(セレズニア)、赤白(ボロス)です。
しかし、この横並べ上等のカラー牌で《神聖な訪問》を唱えると警戒されて妨害される可能性が高いです。なので、白単や白黒(オルゾフ)で運用するほうが特段警戒されず、戦場に出すことができます。飽くまで私個人の体験での話ですが、白緑や赤白はほぼ間違いなく打ち消されたり、すぐに割られたりしました。(当社比)

 このカードを戦場に定着させるためには、自分の戦場にトークン関連のカードがないタイミングで唱えることが大事になります。後ほど紹介する《フェリダーの撤退》や《栄光のドミヌス、モンドラク》が戦場にある場合だと、露骨に天使を出す気満々なのが対戦相手に伝わりますので、この手のカードの前に唱えたり、《ヘリオッドの高潔の聖堂》などのエンチャント回収手段がある状況で唱えるといいと思います。

エンチャントデッキに必須だと思っている1枚

 また、統率者もトークン作ってなんぼみたいなクリーチャーではなく、何の関連もないようなクリーチャーだとなお良いですね。
私の場合、《薄暮の埋葬布、リーサ》や《とっつぁん》で使っています。
どちらもトークン戦術とは関係なさそうな能力をしているので、出されたとてこいつ何してくんだ?みないなことを思われて許されます。


相性が良いカード達

①《フェリダーの撤退》

上陸により、土地を置くだけで天使を出せる。フェッチランド使えば2体出せる。ついでに+1/+1カウンターを乗せるモードもあるので、並べた天使を強化して空から殴ることも可能。《神聖な訪問》と是非合わせたいハッピーセットな1枚。

②《太陽の勇者、エルズペス》

+1忠誠度能力が最強。白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体生成する。つまり4/4天使が3体出ます。エルズペスの呼びかけに応えて、天使が集まる。絵面だけみると完全に主人公です。
やってみると楽しいですよ、これ。
−3忠誠度能力で一旦盤面をリセットして、次ターンエルズペスが生き残れば荒れ果てた戦場に天使が3体舞い降りる。うーん、エモい…。

③《栄光の終焉》

これもフレーバーテキストがいいんですよ。
「天使たちが夜明けを運んできた」って一文が最高。

Xマナ分の白の2/2兵士・クリーチャー・トークンが出るソーサリー。X=10で唱えると、代わりに4/4の天使・クリーチャートークンが出ますが、《神聖な訪問》があれば10マナ支払わずとも同じ天使が出ますので、めちゃくちゃお得です。X=3で唱えれば1マナ軽い《太陽の勇者、エルズペス》として使えるので、とても便利です。

④《栄光のドミヌス、モンドラク》

トークンが2倍生まれるようになるエイリアンマザーみたいなやつ。
エルズペスの忠誠度能力で天使が6体出てくるようになる。いかれてるのかこいつ??
ある程度トークンを作っておけば、1マナで破壊不能カウンターを乗せることも可能。自前でトークンを作れないが、最高に相性がいい1枚。

⑤黎明をもたらす者ライラ

ここまで大量に呼んだ天使を4/4のままで殴っても強いですが、天使のロードを1枚紹介しておきましょう。その名も《黎明をもたらす者ライラ・ミラ・ライラ》…、違うこのライラじゃない。


こっちだこっち

えーと、《黎明をもたらす者ライラ》は他の天使が+1/+1の修正を受けると共に、絆魂を持つ。という能力があります。こいつのおかげでライフレースが一気にひっくり返ります。対戦相手は最低でも5点失い、自分は5点回復する。10点のライフ差を生み出すことができます。
フレーバーテキストもエモいんですよ。「あなたは独りではないわ。今までもずっと」これを言いながら対戦相手3人を空から殴りましょう。8体ずつで殴れば勝ちです。

《神聖な訪問》と相性が良いカードは他にもありますが、とりあえず5枚紹介しました。モンドラク以外はお手頃価格なので、《神聖な訪問》が余っている方は是非使ってみてください。すごく楽しいのでこのカード!!


このカードとの思ひ出

 私がこのカードを愛用していたのは、《薄暮の埋葬布、リーサ》で使っていた時です。そもそもリーサ自体が一番好きな統率者ではあるんですが、それを語ると長くなるんで今回はやめておきます。
リーサでも先述した《神聖な訪問》+《フェリダーの撤退》or《太陽の勇者、エルズペス》+《黎明をもたらす者ライラ》のコンボで空から殴るだけ殴っていました。
またリーサ自体が全ての呪文に唱えると2点失うという課税を与えます。
それに合わせて《息詰まる徴税》や《盲従》、《呪われたトーテム象》などで対戦相手を妨害&課税して動きにくくして、こちらは圧倒的ライフの回復力をもって自由に動くという戦術をとっていました。

 《血なまぐさい結合》と《極上の血》、《薄暮薔薇の棘、ヴィト》の無限ドレインコンボも採用していたので、コンボを決めるための良い時間稼ぎ、点火役としてこの《神聖な訪問》は活躍していました。
 対戦相手に課税を与え動きを阻害し、自分は自由気まま好き勝手に動く。私のやりたいことナンバー1ですね。だからこのリーサは大好きなんですよ。やりたいことが全部できる。そして、それを支えてくれたのは4/4飛行警戒持ちの天使たち。攻めも守りも両立できる。それを生み出す《神聖な訪問》というカード。大好きになるに決まっているじゃあないですか。

 では今回はここまで。また今度お会いしましょう。チャオ


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