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出会ったばかりの同級生とサイコロの旅

入学式の次の日にキャンパスで授業等のガイダンスがありました。そのガイダンスが午前中で終わり午後が暇になりました。入学からまだ日はあまり経っていませんでしたが私にはある程度のしゃべる人間はいました。その中の一人が、
「午後暇で青春18、2枚余ってるから使いに行かね?」
といい、急遽男2人旅が決定したのでした。

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選択肢は以上になりました。なかなかに個性のある選択肢たちですが、
サイコロを振って出た目は、

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というわけで「和田浦行き」決定です。

キャンパスから西武池袋線で池袋へ、そしてJR山手線に乗って東京へ。この時の乗車列車はE231 系500番台でした。今ではもうE235系に完全に置き換えられてしまいましたね…東京駅からは総武快速線に乗って千葉へ向かいました。こちらはE217系、こちらは2020年度からの置き換え開始が発表されており、遠くない将来見られなくなってしまうことになりそうです。東日本は本当に置き換えサイクルが早いな…

そのまま総武快速線から外房線へ乗り継ぎ引き続き乗車。電車の余裕ができたため一度途中下車をすることに。選んだ駅は「八積(やつみ)」。業務委託駅で、2面2線で自動改札機等はなく簡易Suica改札機のみ、平成30年のデータで平均乗降客数は737人/日。これは一般的に少ない水準です。構内やホームも電車が来るタイミングに数人お客さんがいる程度で、電車が行ってしまえばホームには誰もいなくなり静かな雰囲気でとても良い。東京などの大都会で誰もいない静かなホームを味わうことはできませんよね、私はそういう静かな雰囲気が大好きです。このホームから幾多の人が旅立って行ったりしたんだろうなあと思いを馳せるのも良いものです。

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そしてまた電車に乗りこみ本来の目的地「和田浦(わだうら)」へ。和田浦の平均乗降客数は先ほどの八積よりも少ない94人/日(2015年のデータ)であり、正真正銘の無人駅、改札機等もないです。しかし駅舎は洒落た造りの木製(だと思われます)。それもあってか(?)関東の駅百選の第四回選定駅だそう。

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この駅のホームからは海がとても近く、壮大な太平洋が見ることができる。下車しその砂浜まで降りていくことにしました。夏のシーズンあれば海水浴客も増えるのでしょうが、まだ4月でもちろん海水も冷たいですのでそう言った人は見受けられませんでした。静かで波の音だけが聞こえる海も少し寂しさを感じさせるがそれと同時にやすらぎでもあった。東京から各駅停車に揺られて4時間弱で味わえる。それも青春18切符を使えば一枚あたり2410円(5枚綴り、12050円)(2020年春現在)で格安だ。

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なお私はこのときカメラを持っていなかったので載せた写真は全てiPhoneです。
写真学科生としてなんたること…常にカメラを持っていなければなりませんね。

2020.04.08

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