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未だに戦争は女の顔をしていない・・・

ウクライナで起きている出来事を目にする度に、自分が何かできるほど大層な人間でないことは分かってはいても、何もできない現実に絶望的な気持ちになる。ただ、以前に比べて今は少しばかりだが金銭的に余裕がある。だからせめてもの・・・微々たる「寄付」だけでも。こんな金額では何にもならないかもしれないけど、何もしないよりは・・・自己満足かもしれないけど。

📖 戦争は女の顔をしていない 📖

NHKの『あさイチ』で少し前に取り上げていた。ほんの少しの尺の中での紹介だけでかなりの衝撃を受けた。コミックでなら読めるかなと思いつつも、その内容に実際はなかなか手を出せずにいたのだが、入院中の時間を使って、同じくNHKの『100分de名著』の回を集中して観た。杏さんの朗読もとても印象的だった。

私はもちろん戦争を知らない。親も戦後生まれで、物心ついた時には母方の祖母しか存命じゃなかったこともあって、戦争体験者から生の声を聞くことも少なかった。ただ、母方の祖父はシベリアで捕虜だったらしく、終戦後しばらくしてからの帰国だったらしい。

そんな凄惨な戦争が終わって、70年以上経った現代で、「戦争」がまた現実に起きてしまっている(もちろん、その間にも世界では至る所で紛争や戦争は起きている)。そしてそれは、まるで時が全く進化していないのかと思わずにいられない出来事が起きていることに愕然とする。

戦争にいいも悪いもない。

ただ、戦争が起きてしまっているのは現実で、その上でせめて・・・と思わずにいられないのは、21世紀の現代、我々には世界中のどこにいようとも誰もが持ち合わせているであろう「モラル」があるはず。

それなのにどうだろう・・・?

ニュースから聞こえてくるのは、民間人が殺戮され、陵辱され、男女子供を問わずレイプされる。(軍人にだったらいいという意味では決してないが)

つい2ヶ月前まで、世界の共通認識で「絶対に行ってはいけないこと」だったコトが、戦時下だからなのか?急にこのような蛮行が蔓延るものなのか?戦争という「空気」が、人間が人間にこのような非行を可能にしてしまうのだろうか?それはどんなに時が経っても変わらないものなのだろうか?私たちの「モラル」はそんなにも脆いものなのだろうか?

そう思わずにいられない。
そんな私も、戦時下に身を置くと「そう」なってしまうのだろうか・・・と。

世界の叡智を集結しても、21世紀の現代においても、戦争を止めることはできないものなのか・・・
そんなことは思いたくない。

どうかウクライナに平和を🌻
世界に平和を🕊

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