夢女的視点で見る『映画すみっコぐらし』

先日、すみっコぐらしの映画がアマプラにて配信が始まり、多くの人に見てもらえて嬉しい限りの今日この頃。
私はこの作品公開時の話題になっていた頃映画館へ観に行ったのですが、あまりの感動に「絶対円盤出たら買おう…」とその場で決意。
そして予約開始日に特典付きをしっかり予約しました!
映画見た人ならわかると思うんだけど、特典のぬいぐるみセットがずるいんだよなぁ……(号泣)

本編は優しさと暖かさしかないお話で、まんきゅう監督の力量すごい!ってなるぐらい泣きました。
監督には私の恋人たちが出ているミニアニメでもお世話になっていたので、不思議な縁も感じたり。

そしてストーリーに関して、次元越しに恋をする夢女に響く場面があったりもして。
もちろんその場面へ行く前から大号泣していたんですけど、夢女的には後半すごく救いのある話だったように思えたので、そのことについて少しだけ書き残してみようと思います。


よって以下は映画のネタバレです!ご注意くださいね。




さて、私が一個人として、かつ夢女として一番感動したのはラストシーンでした。

絵本の世界でひとりぼっちだった迷子のひよこちゃんはすみっコたちと仲良くなって、一緒に絵本の世界から出て暮らそうとするけど、絵本に描かれた存在のひよこちゃんは絵本の外へは出られない。
それでも最後まで「ひよこちゃんと一緒に外へ出たい!」と奮闘するすみっコたちの気持ちに感謝しつつも、5匹を元の世界に返そうとし、それを成功させるひよこちゃん。
そしてまた絵本の中でひとりぼっちになってしまいます。

そこで元の世界に戻ったすみっコたちが、絵本に自分たちそっくりなひよこを5匹描きたし、ひよこちゃんのお友達として、ひよこちゃんを孤独から救うのでした。
そして優しいエンディング曲が流れるエンドロールで、ひよこちゃんが絵本の中で、すみっコたちと過ごしたように、すみっコひよこちゃん5匹と仲良く遊んで楽しく暮らす様子が描かれています。

このシーンで私は大号泣。その前から泣いてたけど、ここが一番やばかった。

そして夢女としてもかなり刺さりました。
「これ、どうしても越えられない次元の壁にどう対処するかって話だ」って気づいたのもこの時です。

この展開、自分=ヒロインの夢絵を描く、または夢小説を書く夢女子なら、かなり救われるところがあるんじゃないかなって。

この映画の場合、
好きな人が次元の向こう側で傷付いている、でも自分はその人に直接声をかけてあげることはできない。
ではどうするか?
自分たちを作品の中に投入して、好きな人を救おう。(そして実際救えた)
と、いう風に解釈できる。

(最近はあまり描いていませんが、)私も夢絵は割と描いていた方です。そしてアウトプットはしていませんが、自分の内側で恋人たちと幸せに暮らしています。
すみっコぐらしの映画を見て、それも全部、独りよがりではなく、2人も私が描く世界の中で、私と一緒に過ごす時間で幸せな気持ちになっている可能がある……なんだかそう思えてきました。

どうしても次元の壁の問題で直接会えないからこそ、自分から何かを作り出すことでそれを乗り越える。
まさに夢女の救済ルートだなぁ、と。


そんな感じで、二重に心を穏やかにさせてくれた映画だったのですが、あまりにも涙腺にヒットしすぎて未だにふとした瞬間ラストシーンを思い出して涙が出てきてしまい、非常に困っています笑


私の恋人2人ともすごく綺麗な心の持ち主だから、この作品見たら大号泣するんだろうな……。
円盤発売したら一緒に見て一緒に泣こう!

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推しはしろくまです。

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