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安倍内閣総理大臣記者会見を見て感じたこと

ぺけぽんです。

公共の場で政治の話はタブー、みたいな感じになっており暗黙の了解のように余り喋らない人が多いですが、今回は自分の意見を書いていこうかなと思います。

※あくまで個人の意見です。

中国で発生した新型コロナウイルス、そのウイルスの感染力は凄まじく、全世界で感染者が続出しパンデミックになっているのは誰もが理解している状況でしょう。

2020年2月29日現在において、
韓国は感染者3000人越え(NHK NEWS WEB よりhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200229/k10012308001000.html )
イタリアは感染者528人(JETRO より https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/02/b30e5b371313bb56.html )
日本においても感染確認数は946人(NHK NEWS WEBよりhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200229/k10012307671000.html)と

深刻さが数字を見ても明らかに分かります。

(日本経済新聞よりhttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO56195260Y0A220C2EA2000/)

そんな状況の中、本日2020年2月29日午後6時から安倍内閣総理大臣記者会見が行われました。私は元々、インスタグラムの方で官邸のアカウントをフォローしていて、そこで知ったのでYoutubeで見ました。

安倍総理が述べていたことをまとめました。

まず、新型コロナウイルスが世界中でパンデミックとなっているが、現状においては感染拡大の抑制は可能であるという事。そして、新型コロナウイルスが急速に拡大か収束するかは今後の2週間が瀬戸際になってくるとのこと。

大きなイベントは延期中止を促す、小中高特別支援学校は来週月曜から臨時休校を要請、企業に子どもがいる保護者の支援を各判断でお願いする、各自治体における支援策を政府は全力でサポート、子どもがいる家庭の給料減少を補助金で対応する。

そして、予備費である約2700億円を新型コロナウイルスの対応策で使う。対策を10日間程度で取りまとめる。特例的に、1月まで遡って、観光業や海外に製造ラインがある会社、中小企業が直面している課題に関して政府が対応する。テレワークなど新しい働き方、未来を先取りした変革を一気に進める。

医療に関して、各地域でコロナウイルスの検査が確実に実施できるように国が仲介を行う。医療保険の適用となる。2、3時間かかる検査を15分程度で済むことの出来る新しい簡易検査機器の開発を行い、それを3月中に利用開始できるよう進めている。また、感染者に対し同意を得て薬の投与を行っており、研究開発を進めている。

とのことです。では、記者会見での質問内容をまとめます。

朝日新聞からの質問
Q 全国への臨時休校要請が27日に発表されたが、その日の内に詳しい理由などなかった。説明が遅れたことに対しての説明。

今回の要請について与党内から批判が起きており、国民生活や経済への影響はどうか。感染拡大をどこまで抑えることが出来るか。
中国の習近平国家主席の来日やオリンピックの開催をどうするか。

A 卒業シーズンである大切な時期に臨時休校を断腸の思いで要請した。教育関係者、保護者、自治体には、大変な迷惑をおかけした。この2週間で対策を取りまとめそれを行う。子ども達への集団感染は何としてでも防ぐ思いで行った。与党内にも十分な説明をしなかった。これらの課題に関しては安倍総理の責任であるため、感染拡大を防止するためのあらゆる策を行使する。
予定には変更なし。訪日は10年に1度なため、日中間で緊密に考える。
IOC、東京都、実施委員会と共に協力し万全の状態でいく。

テレビ朝日
Q 対策を行うために新しい法律を施行するがそれは野党と協力してやっていくのか?
日用品(マスク、トイレットペーパー)が店に行ってもない。その状態をなくすためにどのようなことをするのか?

A 感染を最小限に食い止めるために常に最悪の場面を想定しつつ、行動を移す。野党にも協力を促し、予備費を活用して緊急対応策を取りまとめる。
助成金体制の強化、その案を具体化をさせる。マスク生産に関しては増産支援を行い、3月は1月2倍である約6億枚のマスクを製造するよう促す。様々な噂が飛び回っており、トイレットペーパーが不足しているが、国内生産をしているため関係ない。

NHK
Q チャーター機、クルーズ船の対応における反省すべき点。政治は結果で示すと述べているがどう結果を出すのか?

A 専門家の意見を伺いながら、必要な対策を講じてきた。今がまさに感染拡大の抑制をするための重要な時期である。未知のウイルスとの戦いは厳しいものだが現場の者は最善を尽くしている。現場の者には尊敬と感謝をしている、これからも引き続きお願いする。教訓を学びながら、省みるのが大事だと思う。その教訓を未来に向かって活かしていくことが大事である。
この責任から逃れるつもりは毛頭ない。この決意に変わりはない。

読売新聞
Q 入国拒否を地域毎にしているが中国全土を拒否するべきではないのか? 
これからはどうするのか?

A 新型コロナウイルスが蔓延している所は入国拒否を行ってきた。2月1日は武漢市がある湖北省、13日浙江省、27日韓国南部テグ(大邱)とキョンサン(慶尚)北道チョンド(清道)郡を拒否した。今後、どこの地域を入国拒否にするか、政府は機動的な行動を躊躇なく投じる。

AP通信
Q 危機管理能力が国際的にも注目されている。これまでに得られた教訓を今後どう行かすか?

刻々と変化する状況を先手先手でやっていく。IOCは日本の迅速な対応を褒めており、東京オリンピックが上手くいく事を願っている。
準備をしっかりしていく。

さて、

私、ぺけぽんは今回の記者会見であまり具体性のあることは言わず抽象的なことしか言わないなと感じました。2700億円の予備費を用いて対策を講じていくと述べていましたが、内容はまだ決まっておらず。記者の質問に対し具体的な反省や今後の方針を述べることなく、抽象的な言葉で応じていました。また、中小企業に対しての支援も具体的にどうするのかも言わなかったです。

政府は、自身の対応を「先手先手で行ってきた」と述べておりますが、あまりにも後手後手であったと思います。しかし、元々の原因は中国であり、中国の発表が遅れたことやWHOの新型コロナウイルスへの初動の遅さなどがあり、日本の対応が遅れることになったのならまだ分かります。しかし、2019年末から2ヵ月以上経った現状で、これから第2の対応策を考えるといっているのはあまりにも遅すぎるのではないかと思います。

記者会見が終わった後、Twitterのトレンドで、「#安倍やめろ」と「#安倍やめるな」の2つが入りましたが、

約5倍以上もの差が出ています。(2020年2月29日20:46現在)

しかし、安倍総理は会見でこのようなことも述べていました。

「率直に申し上げて、政府の力だけでこの戦いに勝利を収めることできません。最終的な収束に向けては医療機関、ご家庭、企業、自治体を始め、一人一人の国民の皆さんのご理解ご協力が欠かせません。皆さんの暮らしに直結する決断には当然、様々なご意見ご批判が伴います。内閣総理大臣としてそうした声に真摯に耳を傾けるべきは当然です。しかしそれでも尚、内閣総理大臣として国民の命や暮らしを守る、その大きな責任を果たすためこれからも先頭に立って成すべきことは決断していく、その決意であります。収束への道のりは予断を許しません。険しく厳しい戦いが続いていく、そのことも覚悟しなければなりません。本当に大変のご苦労を国民の皆様にはおかけしますが、改めてお一人お一人のご協力を深く深くお願いする次第であります。しかし、私たちは必ず乗り越えることができる。そう確信しています」

本当に、その通りだと思います。確かに具体的なことを言わない政府の対応には呆れますが、その政府を選んだのは国民である私たちの責任です。その責任を放棄し、政府に全ての責任を押し付けるのは簡単ですが、それで私たちの暮らしが良くなるわけではありません。

批判し合うのではなく、協力すること。

政府の対応にすべてを委ねるのではなく、自分達に出来る事を自分達で考え行動し、他者に影響させていくことが大事なのだと思います。世界的パンデミック状態で様々な情報が溢れかえり、どれが本当に正しい情報か分かりませんが、批判して何もしないのは辞めて、協力し自分に出来る事をしていきましょう。オリンピックを成功させるために、よりよい日本を作っていくために。

以上です。最後まで見ていただきありがとうございます。

https://www.youtube.com/channel/UCogK43-0HpBQXPahOswXJ0g より

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