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文春オンラインで三浦春馬さんの記事を書かせて頂きました。そして彼の最後の著書『日本製』について

こちらです。


この3月末の公演の記事についてはその前に5月に書いた記事があり、今回の記事はその続きとして、記事にも書いたけど緊急事態宣言中はどう取られて炎上するかわからないのであえて書かなかったカーテンコールの言葉を書き留めました。

5月の記事はこちら。

実を言えば3月の舞台を見たのは生田絵梨花さんの記事を書くためだったのですが、公演を見た僕はすっかり三浦春馬さんも好きなってしまい(彼にはそういう風に共演者のファンもひきつけるところがあったと思う)、直後に出版された『日本製』も写真集とセットになった5000円くらいのやつを買ってしまったし、書き上がった記事も半分くらいは三浦春馬さんについて書いた内容になっていました。

(この『日本製』は今売り切れていて、中古にプレミアがついているけど、再販を待って定価で買った方が出版社にフィードバックされていいと思う。記事にも書いたけど、三浦春馬ほどのトップ俳優が4年も時間をかけて47都道府県の地味な地場産業を紹介するなんていう企画は異例だ。彼の強い希望がなければ成立しなかった企画だと思うし、担当した編集者たちも報われてほしい。この本は、出版と同時に緊急事態宣言で書店がシャットダウンしてしまい、通販で予約できた彼のコアなファンはともかく、一般の読者が書店で出会って手に取るという機会を逃してしまった不運な経緯があった。だからこそもう一度、多くの人に読まれる機会を重版出来で作ってほしい)

写真集とセットになった豪華版にはシークレット企画への限定応募ハガキがついていたんだけど、僕はこれを出して応募することができなかった。あ~もう絶対当たって!一生のお願い!と神様に祈っている彼のファンの顔が目に浮かぶと、万が一当たったらなんだか申し訳ないような気分になって出せなかったのでした。結局それは不要な心配になりました。「7月に東京某所で」と出版時には予告されたそのイベントは現在東京を襲っているCOVID19の第二波によって、7月15日に所属事務所から延期が発表され、そしてその3日後、別の理由によって、永遠に延期されることが決定しました。出さなかったハガキは今も僕の手元にあるけど、ファンたちが神に祈るような思いで出したハガキは、きっと彼の元に届いて今も眠ってるでしょう。当選も落選もない、三浦春馬を愛した人々からの平等なファンレターとして。

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