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アンリミAF、その全て。

1.はじめに

お久しぶりです。普段山下七海という名前でShadowverseをしているShigeと申します。(名前クリックでTwitterに飛べます)
今回アンリミスイスドロー開催決定という事で普段アンリミテッドを取り組まない多くの人もアンリミを興味を持ったのではないでしょうか。明らかなTier1でありながら使用者の少ないAFネメシスを使用する機会を増やすべくこのタイミングで公開しました!

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自分はアンリミAFネメシスだけで勝利数10000勝を越えていて過去にAFネメシスのみで覇者称号を獲得したり、

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DoV環境では初月4番目にGrandMaster3に到達し、

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また、RSC環境では開幕で43連勝し、最速でグランドマスターに到達する事ができました。

今回目指すのは読んでもらえれば普段アンリミテッドをやらない人でもAFの基礎を理解した上最低限回せるようになる、プレイ時に生まれる疑問点に答えるという記事であり、このような記事が今まで少なかったのは低コストカードの数が他のデッキに比べて圧倒的に多く、選択肢が多いからだと考えています。全部読むのが難しい膨大な量になってしまうので、自分でプレイして気になる事や知りたい情報があった時に目次から探す等の使い方をしてもらえると良いと思います。
また読んで分からない所があればTwitterにDMを飛ばしていただいたり、コメント欄で気軽に質問して頂けると嬉しいです。随時更新していくので、皆様の質問で常に最新の情報が載った記事にしたいと考えております。

2.採用カード候補

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今回は自分自身使用した事があり、使用感の分かる32枚の紹介です。載っているカードの使い方は記事を見てもらえると良いと思います。ここに載っていないカードも採用されうるカードはたくさんあるので、下の構築例等も参考にしながら自分で構築してみるのがオススメです。

生命の量産

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上のカードの中ではデッキにAFを埋める事ができる貴重な3種類の内の1枚。DoV環境でスピネが追加され、スピネのアーティファクトを自分のターン中に相手の盤面に当てる択が生まれるという点で埋めるカードの価値が若干高まった。また奇数枚埋める事で共鳴をずらす事ができ、アーティファクトコールやエネスとの相性が良い。使うタイミングについては5.AFの埋め方にて後述します。

オートメーション

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山にAFを埋め込むカードで、AFネメシスの選択肢を極端に増やしているカードでもある(いつ埋めるか、埋めるAFは何か等)。量産と同じくスピネの追加により価値が高まったカードでもあります。埋まるタイミングは下の5.AFの埋め方、埋める種類は6.大局観を参考にしてください。

コンセントレイト

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1枚で手札を増やせるカードで、基本は3でプレイ。複数枚プレイするのも強力で、3ターン目に複数枚プレイする場合は手札が溢れてしまうのであれば、2ターン目にカードを空打ちして手札を減らす等で枚数を調整するのが良いと思います。主に解放を複数枚使っている時の加速解放下で手札が燃えないように手札枚数を減らせるのも魅力で、慣れるまでは加速解放中に引いたらとりあえず打つと良いでしょう。慣れてきたら手札が燃える直前まで打つのを温存し、手札枚数を常に最大に保っておく事でカイザーインサイトや新たなる運命のバリューを高める事が出来ます。古代の自動機械を採用しない限りは自分のリーダーの回復手段は同調やスピネのエッジとこのカードしかないので、アグロ対面など攻めるのが得意なデッキを相手にしている場合はなるべく3で使えるように大事にすると良いでしょう。

メカニカルガンナー

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元々デッキからAFを引き抜ける貴重な6枚だったが、DoV環境でスピネが追加された。序盤の1/1のボード形成がスペルウィッチや狂乱ヴァンパイア、庭園ドラゴン等に対して強く、共鳴調整もできるのでエネスとも相性が良い1枚。中盤以降盤面を埋めてしまうのが弱点で、出来るだけ早めに使っておきたい。

デバイスチューナー

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メカニカルガンナー同様に序盤から1/1のボード形成が偉く、DoV環境で追加されたスピネとも相性が良い。ドローできるアナライズやレディアントを加える事はもちろん、加速が無い時はエンシェントを加えたり、パラダイムシフトから出たアーティファクトを手札に加えて生命の量産をプレイしたりできるのもこのカードの強み。中盤以降盤面を圧迫してしまうので、なるべく序盤に使っておきたい。

製造術

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アナライズを1枚埋めてターン終了時に1ドローする為、共鳴がずらせるのでエネスやアーティファクトコールとの相性が良い。序盤にアナライズだけを埋める事はオートメーションと異なりエンシェントを埋めない事からスピネやガンナーと相性が良く、また手札枯渇になりづらい。埋めるカードの中で最も序盤から使いやすいカードなので特別な理由がない限り3枚入れましょう。

機構の解放

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デッキの要となる1枚で、重ね掛けから序盤複数面にシオンをかけたり、加速と合わせてOTKに使う。スピネの追加によって序盤の解放が繋がりやすくなったので多少強引に序盤から複数面シオンを狙いにいくことも多くなった。基本的な使い方は手札にAFが複数枚ある時にそれらにシオンをかけながら山札を回して2枚目の解放や加速、インサイトを引く事に使ったり、OTKを狙う時に複数枚使用したりする事が多い。デッキに3枚しか入っていない上に重ね掛けが強力なカードなので、スペルウィッチや接近ダゴンなど早いターンでの複数面シオンが要求される対面以外は出来るだけ温存する等、使うタイミングには特に気を付けよう。

アーティファクトの同調

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序盤にアナライズを取ってテンポを取るのはもちろん、ウィッチ対面にトレースチョイスからのシオンがけ、攻めるタイミングでレディアントチョイスからアグロ対面にパラダイムシフトチョイスまで何でもこなすスーパーカード。基本迷ったらアナライズをチョイスすると良いだろう。自分は大体4:1:3:2(アナ:トレ:レディ:パラ)ぐらいの割合でチョイスする。機構の解放下ではアナライズもトレースもドロー枚数が変わらないが、スキャンの種類数が増える。6種類達成で強力な効果を持つスキャンやスピネを強く使う事が出来るのがメリットだが、基本的にアンリミテッドフォーマットでは6種類を試合中に達成する事は少なく、スキャンからアナライズ・スピネやアナorスピネ・レディの確定状態にしておく方が良い場合が多い。

アーティファクトスキャン

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DoV環境でスピネが追加され、序盤から使いやすくなった。ローテと違い6種類達成はまずしないので種類を絞って使うのが基本となる。序盤にアナスピネの両方が破壊されていない場合、もう片方はレディアントを破壊しておき、OTKに備えよう。またパラダイムシフトから出るAFを手札に加えられるカードであり、エッジが強力なアグロ対面やプロテクトが強力な庭園対面で余裕があればスキャンから手札に加えて生命の量産をプレイすると良い。

加速装置

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デッキの要となるもう一つのカード。アグロ対面や骸、エイラ等盤面を作ってくる対面には解放より重要なカードになる為、解放をドローカードとして使ってでも探しに行きたい。3ターンしか使えないので置くタイミングには十分注意し、処理が1面だけで良いのなら進化権を使って処理する等なるべく温存すると良い。また複数枚設置するとその分レディアントを出せる盤面は減るがPPの回復量は増えるので、相手リーダーの体力が少ない時はアナライズやレディアント、スピネのアーティファクト等ラストワードでドローできるAFを埋めて複数枚設置からOTKを狙うのも良い。また、解放と違ってAFをプレイしないとPPは回復しないのでスピネをアクセラレートでプレイした時やパラダイムシフト、スピネ本体をプレイした時はPP回復しないのでPP計算を間違えないように注意しよう。

虚数物体

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使いやすいダメージカットカード。ミラーやリノセウス系統、骸やデスタイラント等のネクロ対面に対して強くなるカード。1コストでありながらカウントダウン4もという事も大きく、虚数が消える前にOTKの準備を整えてカウンターを狙おう。

古代の自動機械

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共鳴状態の時にチョイスでき、主にチョイス先のアーティファクトの輝きでプレイする。アーティファクトの輝きはアグロ対面や骸、エイラ等の当て先が多い対面で強力な効果を発揮する1枚。除去と回復を合わせて行いながら墓地を貯められるので、冥府との相性が良い。

研磨の魔法

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序盤から積極的に攻めていきたいスペルウィッチや庭園ドラゴン対面に強いカードで、打点カードの中でも盤面を圧迫しないのがメリット。また2コストと低コストである為、序盤から使いやすい上に加速解放で回復する2PPでくっつくので中盤以降も使いやすい。

新たなる運命

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カイザーインサイトと同じような効果。こちらはカードを選択できず、2コスト消費するが墓地を貯める事ができる為、冥府との相性が良い。インサイトは何をチョイスするか難しく、相性の良い冥府も初心者に優しいカードなので始めたての人にオススメしたいカード。

極光の天使

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役割は虚数物体と似ているが、ミラー、ロキサスの他にもスペル疾走ウィッチに強くなるのがメリットとして大きい。使いずらい対面はカイザーインサイトで流してデッキ内の強いカードに変換しよう。

熾天使の剣

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序盤から2コストの除去カードとしてプレイできる他、ミラーマッチでは虚数物体を破壊できる効果が特に優秀。骸ネクロやラストワードネクロ、アミュレット系統のビショップに対して、熾天使でアミュレットを破壊してフォロワーを出す事でAFの当て先を出し1ターン中に出来る事を増やすといったような択も存在する。

魔鉄の獅子

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山札にAFを埋める事ができる貴重な1枚。アナライズに絞って埋められるのは強力だが、2コストかかる上に盤面を圧迫するので中盤以降使いずらく、多くても2枚以下にすると良いだろう。

浄化の輝き・ミュニエ

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ミラーにおいてAFのラストワードを消す事で相手の手札を減らしたり、進化時効果で加速や虚数を消すといった効果が魅力。潜伏効果を持ったフォロワーや安息の領域といったカードにファンファーレが強く、進化時にアミュレットを消す効果も骸やエイラ、庭園等様々な対面に刺さりやすいので、メタカードとしては使いやすい1枚。(体感、手札でシオンの左隣にいる事が多い)

次元の超克者・ユアン

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序盤は後半に使うようなカードを手札からドローに変換し、事故率を下げる事ができる上に、後半は打点として使う事が出来る優秀な1枚。自身の効果でフォロワーにも打点が与えられるようになった為、ミュニエのようなメタカードを積まなくても自然な形でアンタッチャブルフォロワーの処理を可能にしてくれる。2コスト払う事になるが、加速解放中に手札を1枚減らす事も出来るので、覚えておくと良いだろう。

アーティファクトコール

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AFをデッキから引き抜くカードで、AFを埋めるカードとはセットキープする。数少ない共鳴に反応するカードで手札枚数が少ない時は共鳴状態でプレイし、手札が多い時は敢えて非共鳴でプレイする等調整して使うと良いだろう。

ラグナアウェイク

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2コスト3点で様々な対面に使いやすい。コントロールデッキに対してレディアントをデッキに埋めるタイミングや埋める枚数などが難しいポイントになるのだが、エンハンスヴィズヤがあるとレディアントを埋める必要が無くなる為、ゲームプランを簡単にできる。

暗雲の巫女・エネス

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AFミラーにおいて優秀なカード。エネスが手札にある時は製造術や生命の量産などの低コストで共鳴をずらせるカードは敢えて温存し、エネスプレイ後にまとめてプレイするといった択も検討した方が良い場合が存在する。またエネスの効果で当て先以上のAFが破壊されてしまう為、相手から加速解放のカウンターをケアしてエネスが出ている時はエネス以外のフォロワーはなるべくプレイしない方が良いだろう。

冥府への道

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ミラーはもちろん、アグロ対面には加速で盤面処理しながら墓地を貯めやすく、骸やエイラ等も当て先が多い為同じく墓地を貯めやすい。デッキとシナジーとあるカードではなく、超越や庭園対面など刺さりにくいマッチもあるので環境に合わせて枚数は調整すると良いだろう。OTKが時間内に間に合わなかった時に虚数と共に場においたり、ゲーム終盤AFを埋めるカードが極端に少ない時にあるとターンエンドを押すだけで良くなる為、便利なカード。またフィニッシュを冥府に任せられるようになる為、オートメーションは基本1.1埋めで良くなり、レディアントをいつ何枚埋めるか等の初心者に難しい問題を解決している面もあるので特に初心者にオススメしたいカード。

ジェネシスアーティファクト

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プレイ難易度が上がる分、最大値と最低値を底上げしてくれる優秀な1枚。AFがデッキに埋まった状態で試合が始まるので、アグロデッキに対して埋めるカードがない状態でも手札を減らす事なく、序盤からスピネのアーティファクトを盤面のトレードに参加させる事が出来る。また、手札が減らない事でユアンやインサイトをバリュー高く使う事が出来るのでデッキの中の加速解放を探しに行きやすい。加速解放下であれば本体を1コストでプレイする事ができ、解放1枚で解放2枚分の盤面を簡単に形成できるので2枚目以降の解放の温存もしやすい。ミラーマッチにおいては自身がAFである事を活かし虚数のカウントを増やす他、相手の手札が極端に少ない時に虚数物体と添えながら進化を切り種類数を稼いでおくと、後半に虚数を張り合うミラーマッチにおいて強力なキャノンアーティファクトを手札に加える事が出来るので検討しよう。また、ジェネシスアーティファクトの強みの1つはトークンであるこのキャノンアーティファクトなので、回収も考えて採用する場合は2枚以上採用すると良いだろう。

終末の番人・スピネ

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DoV環境で追加され、AFの最低値を大きく高めたカード。基本はアクセラレートでのプレイになるが、アグロ対面やゲームが伸びた時の本体プレイも強力。今までブリッツ・エッジ・プロテクトはパラダイムシフトからしか出せなかったが、スピネからも出す事ができるようになった為、ドレインが強いアグロ対面や、プロテクトが強い庭園対面への勝率向上に役立ってくれる。

反逆の命・ミリアム

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自分のフォロワーを破壊してしまうので、自分から盤面を押し付けたいスペルウィッチ対面や狂乱対面では役割が少ない。その分、当て先を減らす事ができるミラーマッチでは効果的なカード。骸を絡めた盤面を押し付けてくるネクロマンサー等に対してはフィニッシュに本体を絡める事が出来たり、ゲームの幅を広げてくれる1枚。

奮励の俊秀・シルヴァ

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ほとんどアクセラレートでプレイ。研磨を同じく序盤から使える盤面を圧迫しない打点カード。研磨と違う点は禁約や虚数、アザゼル等のダメージカット系統に強く、解放下でAFを出しながらプレイするとPPが回復するので覚えておくと使いやすい。ゲームが伸びた時や庭園下では本体としてプレイする事もある。潜伏を持っている為、ミニカイザーインサイトのような感覚。

マグナゼロ

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加速解放を使っていれば7ターン目には20回に到達しているので、OTKする事が出来る。20点出るのが冥府との違いだが、7までプレイする事が出来ない。加速解放のPP回復を使う事で、ミュニエや熾天使などアミュレットを破壊するカードとマグナゼロを同じターン中にプレイする事も可能で虚数を張り合うミラーマッチや、7までゲームが伸びてしまった時に強力な1枚であると言える。

マーキュリーイージス・シオン

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主にアクセラレートでのプレイ。序盤攻める時やOTKする時など攻める時に使う事が多い。ミラーでシオンをかける時は返しに加速解放でのOTKがされないようにレディアントが出せない先攻3・4ターンや後攻3ターン目にするか、それ以降になるなら虚数を添えると良いだろう。(理論値では量産を絡むと4でOTKする事が出来るが相当相手側有利に運が絡まないと無理な上、仮に自分の手札や山札が4ターン目にOTK出来る状態でも5ターン目にOTKを行う方が安定するのでまず相手からはされないし、こちらもしない物という認識で構わない)

輪廻の女神

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前述した極光の天使、熾天使の剣をチョイスで加えられる。アクセラレートで1PP消費する事が気にならないのであれば、基本的にこちらを採用する方が良いだろう。また、庭園対面などでは本体を回復として使う事が出来る。

カイザーインサイト

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いつプレイするのか、何を持って飛ぶのか等オートメーションに並んで初心者が扱いづらいタイプのカード。4ターン目までの序盤は基本的に1か4でプレイする事がほとんどです。2・3ターン目で手札が良くなくても4まで温存して4で打ちましょう。マリガンでキープする対象のカードが1ターン目に複数枚ある場合は1で飛ばずに様子を見ます。3ターン目にコンセントレイトをプレイして手札が芳しくない場合や、2~4ターン目にインサイトを引いて2~3までパスしているような状態の時は4にプレイし、飛んだ先でコンセントレイトや加速解放等のOTKに必要なパーツを探しに行きます。消滅したカード全てを覚えておく必要はありませんが、慣れてきたら加速解放や虚数物体、シオンなどゲームに影響するカードやオートメーションや生命の量産等のAFを埋めるカードが何枚消滅していて何枚デッキに残っているかを把握できると勝率が上げるきっかけになるかもしれません。

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これはマリガンでキープする対象が加速装置しかない為、加速装置を持ってカイザーインサイトプレイ。


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これもマリガンでキープする対象がスピネしかないので、スピネを選択してカイザーインサイトをプレイ。


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この場合はマリガンでキープする対象が製造術、加速装置、機構の解放と複数枚見えているので、カイザーインサイトは1でプレイせず温存。

3.構築及びDOC環境について

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今期はアンリミテッドフォーマットJCGスイスドローがあるからなのか様々な構築が世に出回っている。製造術やオートメーション、カイザーインサイトを減らし、アーティファクトインパルスを多投したような形や種類数を稼ぐようにチューンした構築を目にする機会も増えたが、この36枚は動かさない方が良い。アーティファクトネメシスの本質はコンボデッキであり、コンボデッキであるという弱点をユアンとカイザーインサイトによって補っている為、序盤に手札を減らすプレイ、カードは基本的に許されない。アーティファクトネメシスは序盤に作られた盤面や失われたライフを加速解放によって取り返すというデッキなので、そもそも序盤から手札を失いながら盤面を処理する必要はなく、むしろ手札を減らす事によりインサイトのバリューが落ち、加速解放に辿り着く可能性を下げてしまう事自体、このデッキの本質を否定している事そのものに他ならない。また、デッキの最低値を担保する上でもこの36枚は動かさない方が良いだろう。上記の理由に加えてキャノン2枚以上の打点は基本的に過剰打点であるという事まで含めて個人的に今期のAFにララミアやアーティファクトインパルスは採用に値しないカードという評価だが、デッキ構築が39枚からスタートしても良いという考えであればまたそれも1つの選択肢なのかもしれない。

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4.マリガン例

基本的に先後や対面問わずキープ


コンセントレイト
(あるだけキープ)

製造術
(基本あるだけキープだが、相手がアグロだと分かっている場合や超越などタイムリミットのある対面の後攻のみ複数キープは要検討)

機構の解放
(基本2枚まで持って良いが、カイザーインサイトと解放2枚のフルキープのみ解放1枚返しを要検討)

アーティファクトの同調
(あるだけキープ)

加速装置
(1枚のみキープ)

終末の番人 スピネ
(あるだけキープ)

カイザーインサイト
(1枚のみキープ)

セットキープ対象

生命の量産
(アーティファクトの同調とセットのみキープ)

オートメーション
(メカニカルガンナーやアーティファクトコール、スピネなど引き抜くカードとセットキープ。アグロ対面などAFが早い段階で要求される対面や豪風リノ対面など守護を要求される対面では単体でキープするか要検討)

メカニカルガンナー
(同調量産とのフルキープやオートメーションなど埋めるカードとのセットキープ)

5.AFの埋め方

オートメーションや生命の量産などは0コストでいつでもプレイできるのでいつプレイすれば良いか分かりにくいです。基本的にはデッキから引き抜く直前に埋めます。
メカニカルガンナーを持っているなら1ターン目メカニカルガンナーをプレイする直前、スピネを盤面に当てる直前、アーティファクトコールを持っているなら先攻3ターン目、後攻2ターン目です。

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このような手札の場合は1ターン目には埋めず、2ターン目に埋めてそのままアーティファクトコールで引き抜きます。
1ターン目で埋めない理由は出来るだけ山札にAFがない状態にする為です。出来るだけAFがない状態にする事で2枚目の機構の解放や加速装置等のカードを引く確率を高める事が出来ます。

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この場合は引き抜くカードがないので埋めないでターンを終えます。
先程と同じ理由です。出来るだけ山札にAFがない状態にして受けを広く作っておきます。

例外としては3つのパターンがあって
・1つは1ターン目の同調量産です。アグロ展開が目的であり、アナライズは手札が減らないのでトップから引いても強く使う事ができます。
・2つ目のパターンとしては次のターンのトップドローが燃えてしまう場合です。主にコンセントレイト複数枚打ちする時や加速解放後が多いですが、燃えてしまうぐらいなら埋めるカードをプレイして手札枚数を減らした方が良いです。
・3つ目は手札に機構の解放と加速装置がセットである時と、機構の解放が2枚手札に見えている時です。トップから引いてきたAFを強く使う事ができ、山札にAFが多く埋まっている状態にしておきたいので例外として埋めます。

下の大局観で埋める種類について1.3や1.5のようなコストで表現します。1は基本的にアナライズですが、例外として山札が20枚以下の時に解放中の山札切れを防ぐ目的でエンシェントをチョイスしたり、解放が複数枚あって加速がない時にエンシェントをチョイスしたりします。

6.対面毎の大局観

エルフ対面

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