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報道ステーション、 ワクチン後遺症を報じるも発生頻度を過小に表示。 メリットのほうが大きいから接種を推奨。 残念。

テレビ朝日の報道ステーションがワクチン副反応について報じました。

CBC、サンテレビに続く快挙かと思いましたが、違っていました。


「稀にではありますが、ワクチンの副反応が長引いているという声もあります」

「1,000件を超える相談の中身は、長引く頭痛、倦怠感、めまいなど多岐に渡ります」

この1,000件というのは、名古屋市の2ヶ月強の期間ですが、ナレーションでは説明していません。
名古屋市の人口232万人から計算すれば全国規模では 57,767人になります。
それと、主な症状に「息苦しさ」「胸痛」「ブレインフォグ」が入っていません。この3つの症状はSNSで最もよく見かける症状で、普通の生活が送れなくなった後遺症患者さんの代表的な症状です。

41歳男性のワクチン副反応事例を紹介。
ワクチン接種直後にアナフィラキシーを発症。
頭痛、全身の痛み、倦怠感、耳の不調に加えて心臓の動悸症状。

昨年3月に、アナフィラキシーは1万2300回に1件の割合で発生すると報告されました。
現在、国がワクチンの副反応と認めている症例の 9割は、接種直後にアナフィラキシーを発症した人です。

医師が副反応を届け出ることを義務付けられているのは、ワクチン接種から4時間以内に発症した場合のみです。(4時間ルール)
接種後4時間以後に発生した症状については、副反応・後遺症と認められにくくなります。
国は、ワクチン副反応=アナフィラキシーというイメージを広めてきました。
この番組でも、副反応・後遺症の事例にアナフィラキシー患者さんを選んでいます。

「長引く副反応の症例数はどれくらいあるのでしょうか?」

「厚生労働省によると、どの程度の長さをもって長期間とするかの定義がないため集計はありません」

もし集計すれば、とんでもない数値になるので集計そのものを回避していると考えられます。

「ファイザー社のワクチン接種後に副反応の疑いが有ると報告された数は3万件ほど、接種回数のおよそ0.01%です。その中でも長期化する副反応は、ごく少数になります」

ワクチンの副反応・後遺症に苦しんでいる人たちは、病院へ行っても的確な診断を得られず、複数の病院で診察を受けても後遺症の原因は不明なままの人が多数派です。医師が副反応を国や製薬会社へ届け出るケースは全体から見れば少数です。(米国ではVAERSへの届け出は副反応42件に1件と解析されています)

その中(28,484人)でも長期化する副反応は、ごく少数になります」
「ごく少数」とはどれくらいでしょうか?
1000人に一人だとすれば、ファイザーワクチンの長期化している後遺症事例は28人となってしまいます。

これは明らかな印象操作です。

現在、ワクチン接種による免疫不全で、ガンを始めとしてあらゆる感染症や自己免疫疾患が増えています。
実体は少なくとも数十万人のワクチン後遺症患者がいると考えられます。

「厚労省は因果関係の有無にかかわらず、医療機関を受診できるように都道府県に通知を出しました」

一見すると良い政策のように見えます。ただ、医療機関がどのような対応を取るかによって明暗が分かれます。医療機関が積極的にワクチン後遺症を認定するのか、積極的に因果関係不明にしてしまうのか不明です。
長尾先生のような後遺症を積極的に治療する医師が多いとは思えません。

「体調不良がワクチン接種によるものだと認められると、医療費などが支給される救済制度があります」

「支給の決定が出るまで1年くらいかかるかもしれない」
実際に時間がかかるのでしょうが、支給を受けるハードルの高さを印象付けているように感じます。多くの後遺症患者さんは、申請を躊躇してしまうのではないでしょうか?

新型コロナ感染症予防接種健康被害審査部会 釜萢敏理事

結局、ワクチン接種のメリットが大きいのでワクチン接種を継続する方針です。先日明らかになった、「ワクチン接種者の方が、未接種者より陽性率が高い」という事実も全く考慮するつもりは無いようです。

大越キャスター
「社会全体としてみれば、ワクチンを接種するメリットのほうが大きいということではあるんですが、長引く副反応に苦しむ一人一人にとっては人生を左右する深刻な問題です」

まとめ

ワクチンの副反応・後遺症については、隠しきれない状況になっています。
報道ステーションは、ワクチン後遺症の存在を認めつつも、その発生頻度を著しく過小に報じています

最後に釜萢氏が「ワクチンを打つメリットが大きい」と締め括っているように、この報道の目的はワクチン後遺症を過小に見せて、ワクチン接種へ誘導することと考えられます。

制作スタッフはワクチンのリスクを報じたかったのかも知れません。
上層部はそのような報道は許可しないと考えられます。
「ワクチン後遺症」というワードと、被害者の事例が報道されたことについては評価したいと思います。


報道ステーションのスタンスと対象的な報道をCBCが行っています。


Twitter でオーストリアのワクチン後遺症・死亡事例に関する動画を教えていただきました。
ぜひ見てください。日本でも同じことが起こっているはずです。




参考情報



以上