2009-10-23:子供と毎日二人で。

あの時の私は孤独だった。

いつか、自分も、前夫の様な事をしてしまうのではないか、と

びくつきながら娘の寝顔を見ていた。

悩みも話せない。

我が子以外、話す相手がいない。

社会と断絶している恐怖もあった。

誰とも喋らない苦痛を誰かと共有する事は無かった。

否。

ネットでは共有できた。

でも、タイムラグが否めなかった。

そんな中、息子が生まれた。

再婚した。

笑顔を思い出した。

娘も見違える位の笑顔を見せるようになった。

作り笑いじゃない、きっと本当の笑顔。

娘も、私も。

あの時の私が居て

今の私が居る。

優しい人でいようと思っている。

都合のいいやつでもいい。

困っている人に、

私があの時してもらった事、されたかった事をしたい。

慣れない事をして、空気の読めない子になってる事もあるかもしれない。

それでも。

居ない時間を楽しめてる。

子供達としか会話が無くても楽しんでる。

そんな余裕が今は少しあるかもしれない。

ありがとう。

みんな。

あのときは、ありがとう。

見知らぬあなた。

ありがとう。ありがとう。

辛い日々もあったけど今は元気です。

私があの時してもらった事、されたかった事をしたい。

その気持ちは不特定多数へ向けた、

小さな世界の中でしかできないけれど、

私なりの、純粋な恩返し。

*******

その後、色々ありまた離婚し現在×2になりましたが(笑)この時は本当にすべての事に感謝を記した記録だったと思います。環境が変わった今はどうかと言うと、やはり変わらず感謝の日々です。生きること、子供を育てることで毎日奮闘はしていますが、それが出来る事は何て素晴らしい事でしょう。この世は理不尽で不条理で。思い描いた様な幸せを簡単に与えてくれず、辛く苦しく絶望したい程に冷たい世界。けれど、視野を広げると手を差し伸べてくれる人々が居て、素晴らしくも暖かい世界である。そう、自分の認知を変えれば。 見る視点を変えれば幸福にも不幸にもなれる。自分次第。ならば幸福に〝感じられるよう〟生きていきたい。言うほどこの世は悪くない。多分きっとね。

ありがとう。この世知辛い世の中に。

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