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おおきなかぶ

「自分一人では、本当の自分を見つけられない」

人との関わりをあまりにも避ける私はテレビ番組で上記について学び、テレビの前でひとり「まあ、そりゃそうだろ…」と思ったことがある
我ながら「孤」すぎてなかなかヤバいと思う

でも、今日の私は一味違う

上司と居酒屋で話してる最中にふと、
人は人を通さないと本当の自分に気づけないんだ
と思った

違う思考の人と話すのは疲れるので気が引けるけど、自分をいちばん客観視できる時間でもあるんだ。ということに気づいたのだった

私は自分を客観視するのが苦手だ
客観視するまでもないしな…と基本自分に対して雑なくせに自分の機嫌は自分で取らないといけないから自己理解は大事なんだけど!と思う節もあるから、自分と自分が喧嘩しそうになることが度々あるが、そんな自分自身たちを遠ざけるために「自分がめんどい。」で幕を下ろしてしまいがちである
…というところまではわかっている

それを乗り越えるための、他人との会話
それが自分を客観視することに繋がるんですね〜
へ〜

自分一人では、本当の自分を見つけられない
人は人を通さないと本当の自分に気づけない
上記のような題材は、既にいろんなメディアが取り上げている
映画、アニメ、ドラマ、漫画から小説、多岐に渡る作品が描いてることだ

それを身をもって体感して、ああ本当にそうなんだな…と気づけただけのことだけど
しかしこれが、あの日ひとりでテレビを見て気づいたフリをしていた私にとっては大きな収穫だったのだ

皆が知らない間に大きな気づきを背負い成長した私は上司と帰路につきながら
「バーガーキングってあんま見ないよね」
「マックのポテトがいちばん美味いね」
「小宮さんのマック中毒はもはや煙草のソレ」
という話を延々とした

そして
「今夜の三四郎ANN0、ゲストはレイザーラモンHGです」
「聞くわ」
が別れの言葉になった

本当になんか収穫したのだろうか。成長したのだろうかと疑いたくなる会話と別れ方だけど、私の人生には「中身のない会話をする時間」も確かに必要なんである
その時間だけは唯一、自分自身が喧嘩をしないから

だから私は、週が明けたら内容をすっかり忘れるぐらい中身がないけどただただ面白いだけの時間をくれる三四郎ANN0をひたすら聴いているのかもしれないです

この気づきも大きな収穫だな…

おわり

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