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初めてアケコンを作ったので感じたことレポ。

こんにちは七宮まるです。

前回のnoteでアケコンを作ることになりましたが早速部品が届きました


Amazon、千石電商、アケ魂と別なのに全部同じ日に来たわ。
Amazon以外日時指定してないのに。

それはさておき。




今までは既製品を買ったり、すでに穴空いたものなどを組み立て式のアケコンを買いましたが、今回穴開けからのほぼ1からのアケコン作りです。せっかくなので写真に色々撮ったので何か参考になればと思いアケコン作成レポートを残します。


今回のアケコンテーマ

前回にも書きましたが、「ジョイスティック型アケコン」を作っていきます。

とはいえジョイスティックだけではなくレバーも搭載して、どちらでも操作できるようにします


一応cptルールも参照して大丈夫っぽいので作ります(詳しくは前回のnote)

買ったもの

(部品類)


買ったものについては前回のnoteをご参照ください(一応書いてはおきます)

PS4+ Audio Fighting Board
タカチ電機工業 ネットワークケース
アナログスティック(多分中華製)
Brookのハーネス(基盤とボタン繋ぐやつ)
ジャンパワイヤー(メスメス/アナログスティックと基盤をつなげるやつ)
基盤固定用のスペーサー

(工具類)

ホールソー24mm 25mm 28mm


電動ドライバーはあるのでホールソーだけ買いました。

一応今度作るレバーレスアケコン用に30mm買いましたが、正直に言うと最低限でいいなら24mmと30mmだけで足ります。

24mmボタンを使うなら24mmホールソー
30mmなら30mmを買ってください。

Qanba Obsidian2のレバーの穴が25mmだったので25mmを買ったのとアナログスティックのサイズが27mmくらいだったので28mmを買いました。
アナログスティックつけなければ28mm入らないですし、レバーボールも使うレバー次第になると思いますが多分24mmでもどうにかはなると思います。25はあったらあったでいいくらい。

下穴開け用ドリルビット

あるとボタン穴開ける時失敗しにくくはなります。細すぎるとホールソーの軸の太さと合わないので2〜3mmくらいで良いと思います。

穴開けドリルビット

レバーを固定するネジの穴を開ける様です。
今回レバーは天板にくっつける形になります。
自分は今回レバーの固定にはM4のネジで止めたので4.0mmのドリルで穴あけしました。

皿取りドリルビット

レバーを固定する時そのままだとネジの頭が天板より上に出てしまいます。そうなるとレバー操作時にぶつけたりして怪我に繋がるため、天板と同じ高さになる様に溝を入れるためのドリルビットです。

そのため、ネジは皿ネジの方がいいです。


あったらいいもの

カッター、デザインナイフ(彫刻刀)


ドリルで穴を開けた後のバリを取る用です。

ヤスリ(棒やすりの方がいいかも)

バリ取り用です

ドライバー、ラジオペンチ

ネジとかナットとかの固定するための道具
あったらいいと言うより必須だとは思うけど。

状況次第で必要なもの

はんだごて、熱収縮チューブ

アナログスティックをつける場合ジャンパワイヤーを分岐させる必要があります(後述)
固定を強力にするなら、半田ごてを使用してはんだで接着する必要があります。別にいいなら絶縁テープ使ってもいいとは思う(要有識者の助言)


工程

①レアアウト決め

面倒でも図案は少し作っとけ

コレでとあるところだけ失敗しました。(後述)

ざっくりで良いので図案は作ってたほうが良いです。ボタン穴の幅とか穴開けてしまうと戻りはできません。

私は今使ってるアケコンの天板のボタンレイアウトがしっくり来ているのでそれを使って今回ケースにそれを鉛筆でなぞりました

ちなみにあると便利なものとして叢雲工房様のボタン穴開けゲージがあると目安にもなりますし穴の中心もわかります。

今回は天板には11ボタンとレバー穴、アナログスティック穴、側面にPSボタンなどのボタン穴と配線の接続端子穴を開けました。


②穴開け

レイアウトが決まったら穴を開けます。

まずは各穴の中心に下穴を開けます。

下穴だけの画像撮ってなかった


下穴を開けたならそこを基準にホールソーで穴あけをします。

穴を開ける時は下に要らない板などで当て板をしましょう、綺麗に穴を開けることだけでなく、天板がドリルの衝撃で割れるのを防げますし、2つ目の穴からは1個目で開けた時の跡がガイド替わりになります。

今回の当て板


あと可能であれば、穴開けの下もしくは近くにゴミ入れる用の袋とか段ボールを用意してでください、穴開けた時のクズがめっちゃ出ます。

1つ穴あけただけでコレ。


穴開ける際は真上から垂直にドリルを入れましょう。穴が斜めになるとボタン入れづらいですり


穴を開けたらとりあえずざっくりで大きいものだけで良いのでドリルの摩擦熱で少し柔らかいうちにバリ取りをしましょう。冷えて硬くなるとちょっとやりづらくなります。

穴あけた後のバリ。出っ張ってるものもあれば穴の側面に張り付いてるのもある


レバー穴も開けていきます。レバー固定のネジ部分は皿取りビットで溝を作ります。
そうすることでネジが天板から出なくなります。

4.0mmのドリルでで穴あけた後に皿取りビット後


皿取りすることで天板からネジが出っ張らなくなる。
※ネジは皿ネジを使用すること


で穴あけたものがこちら


②'アナログスティック固定用のネジ穴を開けよう

アナログスティックを付けない場合はここはスルーです。

アナログスティックを付けますが、今回のケースが高さ70mmあるので下から50〜60mmくらいのところでアナログスティックを固定させます。


案としてはコレ。

長めのM3ネジ使って底板から固定する感じ。


ここでミス。ここ図面的なものを作っておらず感覚でやってしまいました。


固定自体はうまくいったんですが、


天板の穴から少しズレました

2mmくらいズレた

ちゃんとここも設計図作っときましょう。


ちなみにここも皿取りビット使って底板にも段差ができない様にしました。


③バリ取り

穴を開け終わりましたが、このままボタンを付けようとしてもなかなかハマりにくいです。

切り口にバリが固まっており24mmの穴が24mmより小さくなってたりします。

なのでデザインナイフやカッター、ヤスリなどを使用してボタンがスムーズに入りやすい様に滑らかにします。

ここはデザインナイフあるとカッターより結構楽です。


ちなみに私はここを疎かにして中華製ボタン2つの爪をぶっ壊しました。


④組み立て


さてケースの加工が終われば後は組み立てです。

レバーやボタンなどを付けていきます。

ちなみに今回レバーの固定版を横にしていますが普通に縦のままでいいと思います。

私は横にした結果ネジ穴とレバーの接続端子が干渉する位置になりました。元々着脱式のレバーにするためネジにスペーサー入れたので問題は解決しましたが。


ボタンも付けていきます



ボタンつけたら後は基盤と諸々配線です

Brookの場合、アケ魂さんのサイトが分かりやすいです。

私もコレ参考にしました。


ジョイスティックをつける場合必ずLとR両方付けないといけません。ジャンパーワイヤーで基盤と繋げますがGNDとAccが基盤側は1つしかありません。

仮にLだけてつけてしまうと、一部の方向でR操作も入力が入ってしまう現象が起きます。

そのためここではGNDとAcc用にジャンパワイヤーを片側1本、反対側2本に分岐したものが必要です。しかしそういうものはAmazonなどには売ってないので自作します。

被覆を切って線をつなげて絶縁テープや半田付けなどしてそれぞれ1ピンしかないGNDとAccでLとRスティックにそれぞれ繋げられる様にします。


今回Rスティックは使わないので内部に入れたままです。他と干渉するのを避けるために固定はしました。


今回基盤は側面にスペーサーを使用して固定しました。

こんな感じ。配線ぐっちゃぐちゃ。
_(:3 」∠)_


⑤完成!


ということでボタンが反応するか最終確認ののち完成です。
✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌


今回ジョイスティックを付けましたけど、それがなければそこまだ難しくはありません。

ケースは高さ70mmのタイプですが、レバーレスなら50mmサイズでも問題ないと思います。レバーは70mmがいいかな...50mmだとレバーによっては入らないかもしくはギリギリになると思います。


自作アケコンの世界はこういった違う用途のケースからアクリルなど多岐に渡ると思いますが、自分の理想のボタン配置などが実現できます。配線とかも難しくはないのでおすすめですよ。ものによっては既製品より安く出来ますし(耐久性はわからんけど。)


7/1追記

穴径を測るためにノギス、良ければデジタルノギスあったほうがいいかもしれない

ホールソーで穴あけしましたが24mmの穴を開けてもバリとかで23.9とかになったりしますボタンのつけにくさにも影響するため確認用にあったほうがいいかもしれない。バリ取りの時も確認しながらやれば削りすぎるとかも無くせますし。

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