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バークシャー・ハサウェイ2023年の手紙の要約について

https://www.berkshirehathaway.com/letters/2023ltr.pdf

これは 米国時間:2/24 にリリースされた Birkshire Hathaway の株主への手紙です。ChatGPT 先生に日本語 要約をしてもらいました。

バークシャー・ハサウェイ2023年の手紙の要約

ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイ株主への2023年の手紙は、同社の業績、原則、見通しを振り返り、特にチャーリー・マンガーの影響力、バークシャー独自の投資戦略、市場の変動に対する同社の強靭性に焦点を当てています。ここに主要なポイントを挙げます:

  • チャーリー・マンガーが残してくれたもの: バフェットは、100歳の誕生日をわずかに逃して亡くなったチャーリー・マンガーに敬意を表し、彼がバークシャー・ハサウェイの成功の建築家として果たした重要な役割を認めています。マンガーからのアドバイス、すなわち公正な価格で素晴らしいビジネスを買収することに焦点を当て、ベン・グラハムの戦略からの逸脱は、バークシャーの投資哲学を大きく形作ることとなりました。

  • バークシャーの投資アプローチ: 手紙は、バークシャーが強固な経済的基盤を持ち、能力があり誠実な経営陣によって運営されるビジネスに投資することに焦点を当てていることを概説しています。これらのビジネスは通常、著しいキャッシュフローを生み出し、有機的に成長するか、または買収を通じて成長することができます。

  • キャピタルゲインと営業利益: バフェットは、利益計算に含まれる未実現キャピタルゲインの取り扱いを批判し、その変動性と会社の実際の業績を評価する上での有用性の欠如を指摘しています。代わりに、バークシャーの営業利益を成功のより信頼できる尺度として強調しています。

  • 財務の強靭性: バフェットは、市場の不況中に投資機会を利用するために、十分な流動性を備えた強固な財務諸表を維持することを重視しています。この財政的な保守主義は、バークシャーの長期的な安定性と持続性を保証するとして株主に安心感を与えます。

  • コカ・コーラとアメリカン・エキスプレスへの投資: 手紙は、バークシャーのコカ・コーラとアメリカン・エキスプレスへの投資の長期的価値を称賛し、これらのブランドが世界的に認知され、基本的な必需品であることを指摘しています。2023年には購入は行われませんでしたが、バフェットは素晴らしいビジネスに固執する重要性と忍耐が報われることを強調しています。

  • オクシデンタル・ペトロリアムと日本の投資: バークシャーはオクシデンタル・ペトロリアムの株式と5つの主要な日本企業への投資を増やし、これらの戦略的重要性と将来のパートナーシップの可能性を強調しています。これらの投資は、バークシャーのポートフォリオを多様化し、価値を見出すという広範な戦略を反映しています。

  • 業績の失望と挑戦: バフェットは、BNSFとバークシャー・ハサウェイ・エナジーが直面した課題、特に規制環境と運用上の困難について議論しています。これらの逆境にもかかわらず、彼はそれらの長期的価値に対して楽観的です。

  • 全体的なパフォーマンスと見通し: 手紙は、バークシャーの将来のパフォーマンスに関して現実的な見通しを示し、その規模による制限を認識しつつも、そのビジネスミックスと経営陣に自信を持っています。バフェットは、バークシャーが株主の利益と同社の持続的な強さに対するコミットメントを保証します。

僕が読んでいて Charlie Munger と Warren Buffett の関係性が表現されているなぁと思う部分が下記の部分です。二人が深い絆で繋がっていて お互いを尊敬しあっていたことが伝わってきます。

バークシャー・ハサウェイ2023年の手紙 の2ページ目から抜粋

Deeplで日本語訳したものを一部修正した訳を貼り付けさせていただきます。

とはいえ、1965年、チャーリーはすぐに私にこう忠告した: 「ウォーレン、バークシャーのような会社をもう買うことは忘れろ。ウォーレン、バークシャーのような会社を買うのはもうやめなさい。しかし、バークシャーを所有している今、適正な価格で購入した素晴らしいビジネスをバークシャーに加え、特別安価な価格で まあまあのビジネスを買うのはあきらめなさい。つまり、あなたのヒーローであるベン・グレアムから学んだことをすべて放棄しなさい。彼の手法は小規模でしか実践できない」私はその後、後ろ髪を引かれる思いで彼の指示に従った。

その後何年も経ってから、チャーリーはバークシャーを経営する私のパートナーとなり、私の古い (悪い) 癖が出そうになったときには、何度も私を正気に戻してくれた。彼は亡くなるまでこの役割を続け、私たち、そして初期に一緒に投資した人たちとともに、チャーリーと私が夢見たよりもはるかに良い暮らしを手に入れることができた。

実際のところ、チャーリーは現在のバークシャーの「設計者・建築家」であり、私は彼のビジョンを実際に建設していく「建設業者」であった。

チャーリーは決して自分の手柄にしようとはせず、その代わりに私にお辞儀をさせ、賞賛を受けさせた。ある意味、彼は私の兄のようでもあり、父親のようでもあった。自分が正しいとわかっていても、彼は私に手綱を渡し、私が失敗しても、彼は決して-決して-私に間違いを思い出させなかった。

Charlie Munger の写真

僕は興味本位で投資家の人となりを知るのが好きです。と言うのも、どんなビジネスであってもその裏にも表にも人がいて、人が作っていると思うんです。当然そこには知性や戦略、また運の要素など様々な要素が絡み合って事業を成り立っていくのだと思うのですが、ただただ僕の場合 人と人との心の通い合いの部分を見るのが好きなんです。実はそう言うところに本当の力の源が隠れているんではないかなぁとふと思うことがあったりするので。つまり なんで Warren Buffett と Charlie Munger がここまで成功するに至ったのか?と言うことを考えるにあたり、少なからず二人の友情というか尊敬というか愛というか、お互いにお互いの力を引き出しあってきた。愛情のもとに相手に知性をぶつけて切磋琢磨してきたという経緯があるんではないかなぁと思うんです。

Warren Buffettに関する本で 僕が好きな本がいくつかあるんですが、そのうちの2冊が以下の本です。一つは Snowball という本です。これは Warren Buffettの人のなりというか、彼は自伝というのは一切書かせていないと言われていて、この本が唯一の自伝のような本と言われている本です。確か 800ページくらいの ものすごく長い本ですので、時間がある時しか読めないと思うんですが、内容はすごく単純で Warren Buffett という人がいかに「普通にその辺に歩いている人と実はほぼ変わらない」というか just an ordinary manだということが描写してあります。僕がそう思っているだけかもしれませんが、この本を読んでみて僕が感じたのは、Warren Buffett という人は、幼い頃から数字がもともとすごく得意で、計算がめちゃめちゃ得意。なので財務諸表も縦から横まできっちり読める人。で、分析もすごい。だけど、だけど、それ以外は、ほんと神経質で常にいろんなことを心配してはあーでもない、こーでもないと考えている人なんだなー。要するに、僕とあんまり変わらないじゃんと思ったんです。というか、数字に僕は極端に弱いのでその部分は全然違うんですが、それ以外の部分は、なんというかほんと普通の人とあんまり変わらないと思いました。神経質で心配症です。僕もそうです。

二冊目は The Complete Financial History of Berkshire Hathawayという本なんですが、この本はすごく興味がない限り買わない方がいいと思います。というのも中身は、Berkshire の残っている限りの財務諸表が並べて書いてあって、その年々に何があったのかの要約が書いてあるという非常に Dry な本です。なんですが、僕が読んだ時の感想としては、(かなり前のことなので結構忘れているんですが) 特に Berkshire を購入した時、あと保険業に手をつけ出した時、その頃の若き Warren Buffettは相当苦労したんだろうなぁと感じたことです。それらのビジネスでの赤字が結構な期間続いていて、その赤字を彼の株式投資?の部分で補填して黒にしているという期間がかなり長い間続いていました。これも数字を見て気がついたのですが。見ていて驚いたというか、ある意味新鮮だったというか。Warren Buffettも若い頃相当苦労したんだろーなぁと思いました。つまり 今の Berkshireは彼らのこういう苦労の積み重ねの上にあるんです。

https://www.amazon.co.jp/dp/0857199129?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_TX7QVJ0PG8Q27P007K7D

特に彼らの功績を Crystalize するつもりはないのですが、Berkshire の株価は2024/2/25 現在 過去最高を更新中です。なんとなくですが 投資の大先輩というか人生の大先輩に素晴らしいお手本を見せてもらっているように感じます。こういう人たちのことを知れるきっかけになったのも投資を始めたことがきっかけですので なんというか 幸運だなぁと感じます。それ以上 特に深い意味のない記事でした。長くなりましたが お読みいただきましてありがとうございました。

MarketSmith の BRKA の monthly chart

引用:
・タイトル部分の写真は以下のForbesのウェブサイトから引用しています。

・Charlie Munger の写真は以下の CNBCのウェブサイトから引用しています。


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