夏山栞

短歌とか

【短歌】文明がいつか滅んでも(2019年自選30首)

てりたまを持ち帰りゆく春の道きょうから我もこの町のひと ガレージで口笛を吹く日曜のなんかそこはかとなくアメリカ 続刊のために空けてる本棚のドーナツの穴にも似たあ...

内見で父がバグった話

私が東京でひとり暮らしをすることについて、賛成してくれたのは父だけだった。 母は真っ向から反対はしなかったものの、私とふたりきりになる度に「友達おらんと寂しいや...

【短歌連作】快速の止まらない町

この町はどうしようもないとこだからめちゃくちゃ甘いケーキが売れる きみが書く飛ぶという字の筆順が間違っていて逆に飛べそう 父ほどの年齢である非正規の森さんと食う...

VRマックポテト

マックポテトが食える。 エンジニアのジョーから連絡があったのは、一時間ほど前だった。 新作ソフトを作ったから試しに来てくれとの話で、これはまあいつものこと。 「...

うたの日まとめ(2018 Spring)

早いもので、うたの日に参加させて頂くようになってからおよそ半年が経ちました。いつも皆さんの短歌に刺激を頂いています。本当に素敵な場に参加させて頂けていること、と...

【短歌連作】ピンクの呪い

春だから似合いもしないピンクとか着ても許されそうな気がして 試着室で絶望してる(だってこれ要約したらほぼゴリラじゃん) ピンク色は魔法と謳う雑誌あり うるせえ魔...