髙世三郎『弁護士の紛争解決力』(1)
レビュー見てなんかめっちゃよさそうと思って,中身も見ずにAmazonで購入。若手~中堅向けらしい。修習生にはちょっと厳しいかな。少なくとも,私だったら読めなかった。
実践的ケース1-2は,訴状で何を書くべきかということを解説。
ケースは,A社がCとの間で建物建築工事請負契約を締結し,Cは工事代金を一部支払ったがその後未払いに。すると,BがC社の代わりに未払い分を支払って工事の続行を求めたが,Bはそれ以降の代金を支払わないというもの。
このケースをもとに,裁判官が要件事実だけの訴状を読んだ場合と,ストーリーや経緯も記載された訴状を読んだ場合で,どう考えるか。また,ボールを被告に投げるにはどちらの訴状の方が適切かということの解説が行われる。
研修所の起案では,ボールを相手方になげる,期日を空転させないということを考えずにやってたからこういう意識をしないといかんな…気をつけよ。
あとは「ストーリーが大事よ」という話もあるが,これは研修所でも言われたし,さらっと読んだ。
弁護士からすると,ストーリーをどうやって依頼者から引き出すかというのが大事な気がするわ。
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