転籍・転職の動機

現在の事務所が不満であること

 転籍・転職を決意したので,その動機をつらつら書いて行こうと思う。とりあえず,今の事務所の状況を整理すると,

いい面
・業務が効率化されている。
・専門的である。
指導がしっかりしている。
仕事で無理をさせない。8時間で帰ることができる。ホワイトである。
・みんな優しい。
・IT化が進んでいること。

悪い面
・時折垣間見る他の弁護士のスタンスとのズレがある。「えっ…それをやってあげないの?」「そんなふうに言ってしまうんだ…」というようなもの。
・電話による交渉が苦痛(※ 取り扱い分野に由来するもの)
業務にやりがいを感じない。弁護士らしいことができていない。成長を感じない。
・給与が水準よりやや低い。
事務員,他の弁護士とキャラが合わない。

 と言う感じ。私としては,弁護士と言う「職」をえらんだ以上は,業務にやりがいを感じないのがもっともダメだと思い,転籍・転職する決意をした。

街弁業務に対する違和感・適応性が低いこと

・かわいそうな依頼者の場合(少数):稼ぐためにはコスパを考えた割り切りが必要になり,ペイしないものは受けないことになる。しかし,私としてはコスパでは割り切れない。
・かわいそうではない依頼者の場合(多数):①依頼者は,弁護士を頼るだけで変わろうとしていない。とくに,刑事事件に顕著。②「それは法的に認められません」という説明を,依頼者のご機嫌を取りつつ,なだめすかしてしなければならない。これが本当にめんどくさい。
自分が「本当にかわいそう」と思える理想的な「かわいそうな人」はそうそういない。せっかく出会えた!と思ったらペイしないので受けられない。

ということで転職・転籍活動をしようと決意した。
上記の事情からすると,インハウスか企業法務に行った方がいいと思っているが…どうなることやら。




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