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【メモ】メルボルンで学んだこと GPPに参加して 2018.8.5-8.30

大学4年生の夏休みに参加したGPP

指導教員と相談した結果、大学院での留学に背中を押してもらうことができました。あとは卒論に向けてごりごり実験すすめなきゃなぁと思っていた春の日のこと。
指導教員がGPPというプログラムを進めてくださいました。


研究とはまったく関係のないプログラム内容、4週間で授業料ホームステイ代込みで40万弱、それまでインドネシア漬けだった私にとっては初めての欧米のチャンス、若干足りないTOEIC

「行くまでにここまでデータ出します」と先生を説得
(そもそも先生が勧めてくれたのでそんなに難しくなかった)
「ちょっと点数足りないけど、やる気はあります」とモナシュにごり押し
父上に頭をさげ、自分では4か月で到底稼げない額を瞬で出してもらい、参加しました。

GPPとは?

オーストラリアのトップ大学に入るモナシュ大学に設置されているモナシュカレッジが、夏休みの期間に日本や中国の学生を対象に行うプログラム。Global Professional Programの略で、グローバル化する世界で働くために必要なコミュニケーション能力や素質を学ぶことが目的で、語学のプログラムではありません。
月曜から金曜、9時から16時までがっつり学びました。
午前中は、グローバルなビジネスシチュエーションで重要となる異文化理解やスモールトーク、自己分析をしてグループワークでの自分の強みを知るアクティビティをしました。
 午後は3~4人でのグループワークで、市外へエクスカージョン、現地企業訪問や豪州三井物産への訪問もしました。週の金曜日にはそこでの学びのプレゼンテーションが行われました。
第3、4週からはいよいよプログラムのメインアクティビティであるShark tank project に向けて準備が始まりました。Shark tank とは、アメリカのテレビ番組で、ビジネスオーナーが自分の製品に投資してもらうために投資家たちの前でプレゼンするというものです。
 3~4人のグループに分かれて、日本の製品をオーストラリアに持ち込むとうコンセプトのもと、グループで製品を一つ選びプレゼンテーションをしました。


GPPで学んだこと

これまでアジア特にインドネシアしか行ったことがなかった私にとって
「文化の違い=宗教の違い」でした。
しかし、移民の国オーストラリアは
「文化の違い=各々のバックグラウンドの多様性」だと感じました(果たしてこの表現が適切かどうか不安)。
そして参加したこのプログラムがただの語学研修ではなく、
異文化やグローバルに働くために必要なスキルを学べたことがよかったです。

参加したことで一番の収穫だったことは、国民性の違いを理解したことによって、やっぱり私は日本人だと自覚したことだと思います。
礼儀とか尊敬とか空気読んで周りに合わせようとしてしまう所とか、ちょっと電車が遅れるだけでイラッとしてしまうところとか。

小中学校の時とか特に、空気読んでマジョリティーの中にいることが他人から攻撃を受けないし、時に見えない圧力に流されて、でも反面、自分で考えなくていいから楽って思うこと多かったし、今でも時々そういうシチュエーションになることがある。

一方、オーストラリアでは、学歴とか性別とか関係なしに、一人の人間として理解しようとする文化があって、だからこそ、自分の意見を持ってそれを相手に伝えることの重要性を感じました。

ある時からなんとなく積極的でない自分がいて、同調圧力のone of them に成り下がってたんじゃないか、と気づいたときに嫌気がさしました。それはたぶん責任を追わなくていい気楽さを知ってしまってからなのかも、これぞ“日本人らしさ“のもたらした盲点。折角言いたいことがあっても、うまく言葉にできないもどかしさも更に追い打ちをかけました。(インドネシアでも結構頑張って英語話してたけど、今回はネイティブやほかの参加者の流暢さに圧倒されまくって頭真っ白でした)

自分が正しいと思うことなら、責任をもって発言すべきだということを痛感しました。(あとは相手に理解してもらうために素早く手短に言語化できるようになることが私の課題)あと自己肯定感をいかにあげて自信を持つことも大事です!!一番大事だと思う本当に!



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