無理にでも精読するには
こんばんは。夏目紗綾です。
精読という言葉はご存知でしょうか。一冊の本を一行一行細かい部分まで読み飛ばさずじっくりと読み進めることを言います。
私はかなり精読が苦手で、どちらかというと乱読、濫読の部類に入ります。とにかくたくさん読むという感じが近く、これが実用書を読めない原因のひとつだったりします。
私が本を読む時は、一生懸命字を追いかけている意識は薄く、読み始めた時から脳内に浮かんでいるのは文字ではなく映像です。色も声も形もつきます。そして、120分、大体映画が終わるくらいの時間になるといつの間にか読み終わっています。ストレスなく読めると言えば長所ではあるのですが、細かいシーンを勘違いしていることもままあって、再び読むと覚えのないシーンがあったり逆に脳内で鮮明だったシーンがなかったりということもあります。勝手にシーンを付け足すのは本当に悪い癖なので治したいところです。
じっくり読むぞ、と決めて読み進めていてもいつの間にか読み終わっているので、対策の打ちようがありませんでした。本当にどうしたものかと思っていたのですが、最近打開策を打ち出すことに成功したのでお知らせしたく書いています。
ずばり、ノートを取りながら読めばいいのです。
教科書のようにページを開いて、隣にノートを置き、細かい部分でも気がついたことをとにかくノートに書きながら読み進めます。
結構バカにならなくて、ノートを取るようになってから私はいつの間にか読み終わっている、という現象には見舞われていません。
小説をノートを取りながら読んでいる様子は少しシュールかもしれませんが、私はそんなことを言っている場合ではありません。大発見です。
実用書の場合はまとめてあとで読み返したいと思って書くのでノートの意味も大きいかな、と。
学部時代は講義中必死にノートを取っていたものですが、まさか今更ノートに活躍してもらうことになるとは思いませんでした。
やっぱりどこまでも自分の気性はアナログ向きなのだな、と再確認した瞬間でした。
精読したいのに精読できないことで悩んでいる方は是非、ノートに内容を書き取りながら読むの、おすすめです。
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