誰かと暮らすということ
こんばんは。夏目紗綾です。
弟が年末で帰ってきています。
帰ってきている、と言っても、私の生活圏内に母が移動してきた形での同居なので、弟にとっては不慣れな土地が実家になっているという奇妙な形の帰省です。地元に未練はないものの、それは私の話であって、弟がどう思っているのかは私にはわかりません。なので、申し訳ない気持ちもあります。
経済的に仕方ない部分が先行しての母との同居ですが、この一年、楽しかったかと言われると正直一人暮らしのほうが気楽でした。もう五年一人で生活していましたから、五年ぶりに誰かと生活するということに慣れず、今もまだ距離感をわからない気持ちのまま、神経をすり減らしたりしています。いつになったら慣れるのか、私にもわかりません。
母のことは尊敬していて、母がいなければ私は大学院に進学することもできなかったでしょうから、感謝もしています。ですが、生活を共にしていると許容できることできないこと、私は私を主軸に生活を回していればよかったのに、そこに誰かを尊重しないといけない場面が現れて、なかなか肩の力が抜けないままです。元々人に気を遣いすぎるタイプです。
別居している間に、母が変わったのか私が変わったのか、高校の頃までのようには行かない日々です。衝突したりなにかを飲み込んだり、そんなことの繰り返し。
身内でこれですから、他人と生活するなんてことができるのでしょうか。
私は今、誰かと人生を生きていくということがうまく想像できずにいます。
今年は休学も去ることながら、母との同居でもいろんな問題にぶち当たる年でした。来年はどうなるのか、未だに想像はつきませんが、何かしらの答えや道が見つけられる年であればいいなと思います。
まずはライターとしてやっていけるのか。
どうせ生きていかなければならないのなら、どんな形であれなにかしら書いて生きていければいいなあと思いながら、今この時間もこうして文章を綴っている夜更けなのでした。
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