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過剰防衛は身を滅ぼすかも?

昨日はひっつき虫を、一昨日はカマキリを考えてみた。

植物、昆虫を考えていたら、やっぱり自然って素晴らしいバランスの上に成り立っているのだと、しみじみ思わされた。

カマキリが何倍かの大きさになった場合、今の姿では頭も支えきれず、お腹も支えきれないので、ムキムキの筋肉体型になってしまうと言う記事を読んだ。

面白い!

とても興味深い。

そんな視点で物事を考えた事がなかったので新鮮。

もしも巨大化したら、その身体を維持するためにエサを食べまくって、蝶やらがいなくなってエサ不足に陥って絶滅してしまうかもしれないし、その前に鳥などにすぐ見つかって食べられてしまうから結局は絶滅するかもしれない。

とすれば、カマキリが今の大きさであり今の姿であることは、大切であるというわけだね。


ふむ。

そうなると人間ってどうなの?

人間が健全に生きていくために必要なのは、バランスの取れた食事と適度な運動。

それに加えて、適度に菌やウイルスにさらされることで自然免疫力が付いていく。

もちろん、ごく当たり前に生きていれば自然免疫力はつき、健全に生活出来ればそれが維持出来る。

無菌室で育てば弱くなる。

それは温室で徹底的に管理されて育った美しい植物を買ってきて、素人が家庭で普通に育てると上手く行かないように。

今の過剰なまでの除菌傾向は、自分自身を弱めているって事。

そんな目で見ると、マスクして必要以上に防御しようと努力すればどうなるか。

何か必ず不具合が出てきそうなもの。

だって人間はマスクしているのが当たり前の生き方ではないから。


何だかそう考えると、健康に当たり前に生きていくって何だろう、今の日本のスタイルでずっと過ごしていっていいのだろうかって思えてくる。

近年の除菌ブームで、今まで平気だった自然界に存在する在来菌で、皮膚炎になったり湿疹が出たりする人が増えたなんて話も聞く。

昔の人は丈夫って言うのも、そういうところから来ているんだろうな。

もちろん、衛生状態がよくなるのはいいことなんだけど、やっぱり過剰に排除するのは健康にあまりよくはないのでは?


自然界に正常な状態で存在するものとは、共存しなければ、互いに健全ではいられないんじゃないかも。

カマキリが巨大化したらって考えたときに起きる歪みのように。

他を無視して自分だけに都合よく生きようとしたら、結局は滅んでしまうなんて事になったりして。


だとすると、ウイルスを排除するより自己免疫力を高めて共存するのが、結果的には人類のためって事になるんじゃないかな。

そんな真面目な事を考えるに至ったのでした。

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