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7.26 施設障碍者虐殺 8年目の追悼アクション

7.26 施設障碍者虐殺 8年目の追悼アクション

 2016年7月26日、神奈川県相模原市にある障碍者施設で19人の障碍者が殺害された事件から今年で8年が経ちます。
 この事件は、障碍者は生きる価値のない人間だとして、命と尊厳を否定し犯行に及んだヘイトクライム(*1)です。人間に優劣をつけて差別する優生思想にもとづき無惨にも殺されました。
 そして、今もなお、殺された19人のうちの一部の人のみしか名前が明かされていません。それがこの社会における障碍者差別の構造の根深さを物語っています。

 事件が起こって8年が経つ今、ガザやウクライナでは侵略戦争によって何万人というおびただしい数の人々が殺されています。そして日本では入管法のさらなる改悪により日本で暮らす外国人への管理・監視が強められ、政治が排外的な世論形成を進める状況にあります。
 差別や支配、そして弾圧が虐殺を引き起こすことを歴史が示しているにも関わらず、現代社会はより一層酷さを増しながら繰り返しています。
 いずれの地にも障碍者が居て、一人の尊厳ある個人として暮らしています。戦争や災害が起こった時に、命の選別により切り捨てられてよい存在では決してありません。無視されてよい命、奪われてもよい命など存在しません。

 私たちは7月26日を「祈念日」とし、亡くなった19名の命を追悼するとともに、犯行を決して許さず、事件を忘れないために声をあげ続けます。
 命と人権を守ること、そして誰の命も大切にされる社会を希求し連帯するために、一緒に声をあげましょう。

※1 ヘイトクライム
人種、宗教、肌の色、民族、障碍、性的指向、性別などを理由とした憎悪や偏見を動機とする犯罪

日時:2024年7月26日(金)18:30スタート
場所:ヨドバシカメラ梅田周辺にてスタンディングアクション

18:30~ スタンディングとスピーチによるアピール
※スピーチには手話通訳があります。
19:50~ スタンディングエリア付近を移動
その後、うめきた広場周辺で解散

・ヨドバシカメラ梅田周辺を広く活用してのスタンディングアクションです。各自広がってスタンディングを行ってください。
・献花台を用意しますので、よろしければお花をご持参ください。
・プラカードや黒リボンを用意していますが、ぜひご自身の言葉をプラカードにしてご持参ください。
・猛暑や急な雨が予想されます。水分補給や雨具の用意をお願いします。
・7月26日やその前後にX(旧Twitter)等でハッシュタグ #PrayForSagamihara や#726追悼 を付けて思いを発信してアクションにご参加ください。

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