悔恨と無と

会っておきたい人はいない
わたしと会いたい
と思う人もいない

繰り返し泣いても薄れない後悔や
これまでの自分の存在の否定や
誰からも嫌われる悲しみや
心を無にして喰い縛った耐え難い辛さ

そんなわたしの
ほんとうの気持ちは

誰も知らなくて
誰も知りたくもなくて
聞きたくなくて
面倒臭くて
鬱陶しい

だから蓋をしよう

誰かに伝える理由なんて必要なんて
どこにもない

心が少しずつ
蝕まれていくのがわかる
まるで見えるようだ

でも放っておこう

性格が変わっていく
ものの見方が変わっていく
もうあんなに手放しで笑えない
もう燥げない

そうして終わりへ向かう
足を早めよう



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