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彼等が見たかった景色を見るということ

宮舘涼太です。
この景色を見ると夢は見るものじゃなくて叶えるものなんだなって、思いました。
Snow Manに出会ってくれてありがとう。
Snow Manを好きになってくれてありがとう。
これからも俺たち9人と皆んなの気持ちは、相思相愛で。promise。

2023/6/12の挨拶

 初のドームコンサート。
 東阪名福の4都市開催。
 同時デビューのSixTONESが先行して開催しているものの、スノはもう少し先かなと思っていた。
アルバムが初週でミリオン、追い風だ。コンサートの構成は現場というよりも映像向きと感じる節もあり、どうやって9人の色を出すのだろうと割と冷静に待っていたと思う。ドームという環境は興奮するもので、昔からのファンがいう「クリエの頃は600人」を経て、ドームは55,000人。ここまで来たのかと思うと宮舘くんの挨拶も身にしみるのだ。(一寸うるっとしていた気がする)

 入場して天井を見る。ドームの中9色のライトが放射状に照らされて上に向かうに連れて紗がかかったよう。ドームの天井に映るたくさんの色の輪と、開始前のステージをみて気分が高揚するのがわかる。  
 直前、思い思いの光が輝く座席。ペンライトの海、とても綺麗。パープルオーシャンの景色がしばらく常だったけど、これはレインボーオーシャン(色とりどりの意)。55000の光は、オーディエンスがアーティストにできるプレゼント、ドーム全体が宝石箱。
 ステージ開始、オープニングの映像からもう涙が溢れてきた。一人づつメンバー紹介だか、設定はカジノかな?世界観はJUICYかslow…の延長と思って眺める。宮舘くんが出てきたときは好きなことで魅力がたくさん溢れていて一挙手一投足見逃さずに見ていたいと思った。
(アクション、ゆり組のカラミは卒倒もの)
 ゴンドラに乗って現れた彼ら。メンバーカラーをあしらったファーということもあるが、ステージの背景のゴールドとカラフルな彼らが合わさり豪華さが増す。D.D.ってもう踊ってくれないのかな(小声)

「雨ん中サンキュー
俺たちと、愛し合おうぜ PARTY TIMEだ!」
雨の日の挨拶は尊敬する亀梨くん譲りとのこと、いや、愛し合う準備はとうにできてる。

 コートを脱いでレンジャーに。これもメンカラだからこそ。メンカラの衣装って、遠くから見ると「あ、あそこにいる」ってわかるからありがたい。しばし双眼鏡片手に指先から足さばきまでクリアに見る。今回、防振双眼鏡をレンタルして本当に良かった。レンジャーの赤、光沢のある白、ユニットのラフな感じ、そして、アミアミタンクトップがインナーの赤と黒・・・9人のバランスが絶妙。宮舘担としてはフリルや長い裾を踊りでなびかせるという場面をもっと見たかったような。でもどこにいても「あ、宮舘くん」とわかるのがダンス、佇まい、そして衣装。デザインのセンスはファンの間でも賛否があったようだけどあれだけ広いところで目が足りない状況下では見失うことなく自担を追える。メンバーカラーって大事。何と言ってもワイドショーにネタバレされてしまったあのタンクトップ。その日の紙面は英国で活躍した芸人さんもフォーカスされており、狙って言葉を選んだかどうかはわからないけれどタンクトップの宮舘くん、
「安心してください、着てますよ」
って、テレビでも取り上げられてた。すごいねほんと。デビュー当時からずっとこういうワイドショーのコメントはフロントメンバーが多用されるのに、積み上げてきた対応力に、自分ごとのように嬉しくなる。
 テレビからみた衝撃は現地でも。PPPで渡辺くんと煽り合い、宮舘くんが渡辺くんにに指クイで仕掛ける。回りながらジャケットに手をかけ焦らしつつなかなか脱がないと思ったらCry outが始まってジャケットを脱ぐ、程よい筋肉と吸い付きそうな肌質、匂い立つ色気で膝から崩れるかと思ったわ。この日はみんなが弾けたようでTeam江戸川に加えあの冷静なMr.岩本までタンクトップが行方不明になり上裸で踊るというなんともおいしいステージ。今振り返ると、脱ぎだす男たちに興奮する観客、何だろう。   
 CryOutはいつ見ても色褪せない。もしも映像として残るならマルチアングルにして欲しいほど(小声)。Super Deaper、PPP、Cry outの流れは見ているこちらもボルテージが上がっていくのがわかり、花火と炎の特効も手伝って最高にぶち上がった。他界隈の悪い癖で、スローテンポはどうしても座ってしまうのだが、SnowManにはいつまでも激しく踊って欲しい、なんて思ったり。

 ユニットもそれぞれ個性を感じる。圧巻はさくラウ組のヴォーグ、世界観が異彩を放つ。好みはあべこじ、かっこ可愛い2人にピッタリ。客席の煽りもアイドル。この2人の感性ってかわいいとかカッコいいというアイドルを徹底していてすごいと思う。自担は前回のユニットのクールさとPMG以来のコミカルを組み合わせておもしろカッコよい状態。今回のアルバムで秀逸な宮舘涼太のハイトーンボイス、VVVはリズムに対比して彼の高音にヤラれる。コミカル路線よりもガシガシ踊っている方が好みだけど(Jr時代の「秒針」とか)、合間のつなぎを除けば、岩本さんのラップ、メインボーカルの深澤さん、彩りを添える宮舘くんの高音は楽しみだったし、一緒にリズムに乗れて楽しかった。

 今回のアルバムでしっとりした曲が多めだったのも、通常のダンスナンバーとの緩急だったのかと気づく。アクロバットは岩本さん、佐久間さんが見せた程度、ドームに合わせてフォーメーションを作ったり、トルソーなどの小道具やトロッコ、リフター、特効を考えると、無観客ファーストコンで見せてくれたアクロバットが懐かしくさえ感じる。昔からのファンにしてみれば見ていたものの変化があり過ぎると感じて嘆いていらっしゃるのも少しだけ分かるような気はする。一部には古参の担降りでファンダムが変わると見る向きもあるようだが、個人推しに変化しているだろうと推察している。Jr時代に費やした時間や諸々、そう簡単に諦めきれるほど単純じゃないと思うし、個人的には先輩方が作ってきた推し事の空気感も含めて好きになったこともあり、これからも折に触れて昔の6人が挑んでいた時代を語るご意見を聞きたいと思っている。
 話を戻そう。
 コンサートの構成に望みを捨てていないのは、今回はこれ、次回はまた別のものをみせてくれるだろうと思っているから。やっぱりSnow Manの代名詞はアクロバットとダンス、舞台で培った「魅せる」にこだわり、原点回帰と銘打ってくれるのではないかと微かに希望を持っている。ダブルダッチの特訓もしてるのであれば、期待してもいいんじゃないかな(ほんの小さじ1/4くらい)。
 気になったことは聞かせるはずの歌なのに、バラードチームの音程が合わなかったこと。原曲キーから下げたのだろうが、渡辺くんは歌い出しがどうしても原曲キーで入ってしまう、目黒くんは途中で声が張れないしキーもズレているのが目立つ。聞かせるために安パイにしたはずが却って逆効果になったのでは?お疲れだったのかもしれないが、彼らの声を活かすのであれば下げなくてもいけたんじゃないかって思って聞いていた。当日は渡辺くんの歌声がとても素晴らしく、いつにも増して伸びやかだったので余計に思ったかな。歌でいえば、深澤さんも素敵だった。彼はもっと前に出て歌をやるべき人。
 メンバーが大好きなCryOutのラウールくんのはっちゃけぶりについてもちゃんと踊って欲しいという声も目にしたが、これこそ生ものの感情、パッション。なぜ四つん這いになったのかは本人も覚えていないだろうし、あの日は思い出の地で3daysを駆け抜けられたという気持ちで皆がはっちゃけたかったのでしょう。脱ぐ人あり、煽る人あり、ああいうとき、自担を見たいのに色々気になって目が足りないから困る。
 Twitterで話題になっていた、先輩のアドバイスを受けて最終日に修正が入っている(と思われる)点について、おそらく、現場目線で見えたものとシュミレーションで画像で見たものの差という解説があったが、最終日一日だけなので私は前後を比較はできないが、確かに9人いるのだからもっと散らばってくれてもいいのかなと思う程度、これは入ったブロックや席によるのだと思うが、トロッコが外周してバクステ側に集結してリフターでせり上がってくれたのは本当にありがたかった。3階席は本当に音と映像が頼り、メインとセンター、それらを繋ぐ通路でファンサをしている彼らを遠くから見ているしかなく、落下物なんて、風船の仕掛けのほうが近いくらい(笑)ただ、初めてのコンサートであのお席だったらコンサート内で誰かがファンサを貰うのをただ見つめるだけの時間ってキツかったんだろうと想像する。私自身、さしてダメージはないかとたかを括っていたのだが、花束だけはちょっとキツカッた。その理由は、若いお嬢さんにはプロポーズを連想させる演出だけど、私はそんなピュアなお年頃ではない。SnowManで東京ドームと言って思い出すのはあのデビュー発表、彼らが一部の猛烈なヲタクから叩かれるのには、時系列だのタキニだのといくつか思いつくが、8.8のあの瞬間はファンもJrも入り乱れて地獄絵図の様相であったと思っている。あの時受け取った花束をブーケに見立ててオーディエンスにトスするってどんな感情なんだろう。先輩がやっていたのに憧れてというシンプルなもので他意はないのかもしれないが、8.8のあのシーンが流れた後にブーケを持った彼らが現れた瞬間、ブーケがデビューから今までの思い入れが詰まった象徴だと思えてしまった。それをお子さまに・・・いや、いいのよ、そうしたかったのなら。ボールだってね。客層チェックでもお子さまの声もオススノ担も多かったしね。(オススノはいわさくだて、お子さまはあべさくこじのおかげでしょう、きっと。)ただ、私の脳内でデビューからのサクセスストーリーがファンダム含めて神格化していて、それが擬態化されたモノとして見えてしまったので、ね、何か勝手にしんどくなったという感じ。まあ、もらった方はぜひ大切にしていただきたいと思って見終えましたが。そんなモヤモヤをかき消すために乗り間違えた電車から乗り換えようと降り立った駅構内でキッチンブーケを買ったのもこんな勝手なもどかしさを上書きして、東京最終日を一緒にお祝いしたかったからかもしれない。花が恋しいと思ったのも久しぶり、こんな気持ちにさせられるとはね。

 宮舘くんにフォーカス。いつもながら関心するのは、この方は板の上に立ってこその人。髪色はもはや夏の風物詩!?のミルクティー色、キレのある動きに加えて、今回は特に歌がいい。これは重要。リップシンクでもいいのだが、生ものを見に行っていて楽しむのはその場の空気だったりパフォーマンスでみえるアーティストのあふれる感情を見て聞いて感じること。Snow Manは特に楽曲に加えてダンスが入るので興奮度合いが変わる。宮舘くんのダンスもさることながら、ライブで歌声の良さに酔いしれてしまう。以前はMCも一言二言の印象、前回は舞台装置の転換を兼ねて沈黙の数分間で場をつないでいたようだが、今回は経験を積んで話もスムーズだったように思う。ドームのMCが番宣になるとやり方によっては退屈になるが、〆るん会とラヴィット!だったこともあり、嫌味なく見られたと思う。この日は麒麟の川島さんが招待されていたようで、13日のラヴィット!で川島さんがライブの様子を話してくれたのも微笑ましい。「かわりばんこに出てますって小学生のよう」と形容してくださるあたり、佐久間くん、宮舘くんのよき理解者なんだなとしみじみする。で、宮舘くん、SANEMORIが終わって一瞬スリムだったと思うけど、またパンプアップしてない!?肩から二の腕にかけてと大腿部がまた大きくなっていませんか?なんかライブとは別に次への準備として身体を大きくしているのかと思ってしまうほど。華奢だった男の子が男になって表れたときめきを感じる。昔と見比べるとそんな気がしてくすぐったい。肌質なんだろうけど、色気が溢れてよりキラキラしている。逞しさ、包容力を感じるのも、見た目の力強さに加えて肩の力が程よく抜けていて柔らかみが出ていたからだと思う。お稽古の賜物なのでしょうが、この方、歳を重ねるたびにもっと素敵になるんだろうね、本当に楽しみ。

 ペンライトの海に包まれ、ファンの歓声を浴びて輝きを放つ彼ら。Jrの頃からともに歩んできたファンを中心に、加入後、個人仕事と節目で増えてきたファンたち一人ひとりに言葉とパフォーマンスでありがとうを伝えてくれた3時間。空気を感じて、同じ時間を共有できたことに感謝し、次に向けて彼らが何を魅せてくれるのか、ライブDVDを見ながら待っていようと思う。

 


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