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ギターが弾けない日々だった(後編)

高校受験合格後の自由なギターライフを夢見て勉強をした甲斐あってか見事受験に合格すると約束通りレスポールタイプのギターとズームのマルチエフェクター、フェンダーの10数ワットのコンボアンプを無事に手に入れ、やっとギターらしいサウンドを奏でること⁉が出来る様になっていた。

しかしながら何故こんなにもヴィジュアル系ギターに惹き付けられたかと冷静に考察してみると、当時、スポーツをやらせたかった親の希望で野球部に泣く泣く入っていたような格好で、しかも学校も規律、規則、まるで軍隊か。みたいな環境下に反骨精神が爆発寸前だったのだろう。本当に音楽が良い精神の支えとなり、なんとか正気を保てていた。

学校そのものや当時の家庭環境に絶望を感じていたけど、ヴィジュアル系ミュージックを語り合える同級生の存在とギターがあったのは本当に救いだった。

そんなこんなで機材を手に入れた瞬間からLUNA SEAの「ROSIER」と「tonight」を猛烈に弾きまくりやっと【徐々に】完奏出来る様になっていった。この時にオクターブ奏法、今はやってないけどアーム奏法とか覚えたはず。

(レスポールタイプのギター 今は蛇革貼ったり改造してたりする)

段々と弾けてくるとやはりバンドを組みたくなるもので、高校に進学したら絶対バンド組んでライブをするぞ!!と新たな目標が出来たり、眩い光の中に包まれる感覚を噛み締めながらFコードが弾けないことは気にせずギターライフを突き進んで行く。

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