「ほんとうに」と「ほんとうは」

まず、自分の頭の中で大切な人を思い浮かべてほしい。その人が悩んだり落ち込んだり、涙を流していた時。心の優しいあなたは真っ先にその人に駆け寄ることでしょう。そしてあなたはこう言うかもしれない。「ほんとに大丈夫?」って。その人のことが大切だから、その人が心配だから。あなたも一緒に涙を流して心配するかもしれない。心の優しいあなたと同じであなたの大切な人もすごく優しい人なんだと思う。だからこそ心がいっぱいになった時、誰かに打ち明けられなかったり助けてって言えなかったりする。そういう人って限界来た時、色んな人からすごく心配されるけど、結局自分のこと後回しにして友達の相談乗ったりしちゃう。だから大切な人の限界に気づけるあなたは「ほんとに大丈夫?」じゃなくて「ほんとうは?」って聞いてあげてほしい。あなたからのその言葉をこの瞬間も待ってる人がいるかもしれません。
かくいう私も、自分の相談を誰かにしたり辛かったことを打ち明けることがすごく苦手です。自分が打ち明けることで相手の負担になってしまうのがこわいからです。友達から「コミュ力高いよね!」って言われることが多いしすごく嬉しいけど、最近それはほんとにいいことなのかと思うことがある。いろんな人と話すことで色んな考え方とか感じ方を知るから、自分の本音を伝えることに怖さを感じる。「辛い」「しんどい」ってマイナスな言葉だけどたまには誰かに共有できたり、「ほんとうは?」って聞いてもらえた時に素直に自分の気持ちを伝えられる人になりたい。そしてたまには弱音吐いたっていいんだよって背中を押してもらえる人でありたい。


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