Re : start ②

最初に自分の口から出た言葉は

元気?だった。


当たり障りのない、普通の会話。

そんな挨拶めいた話し始めだった。


勿論、以前に書いたように
彼女の心のバランスが崩れたままの可能性を頭に入れていたので


そういった意味を含めて
「元気?」

と声をかけた。

「うちは相変わらずだよ」

という、ぎごちない反応に



きっと何か彼女なりの

SOS

なのではないだろうかと感じた。

それから



彼女が隣に居なくなった二年のことを話した。
この彼女と別れを決めた直後
世界一周していた恋人が帰国したこと。

帰国してきちんと別れを告げたこと。

やっと半年前くらいに新しい彼女が出来たこと。

そしてこの二年、あなたでいっぱいで
それでも気持ちを隠してでも前に進もうと決めて
やっと動きだしたこと。


2年前、ホントは僕自身も限界だったこと。

その

「限界」

の意味が彼女のメンタルを心配しすぎるが故に

僕自身が何一つ彼女に弱味を見せられなかったこと。

そして

彼女には僕には見せなかった写真があった。

以前の日記には写真を見つけたことは書かなかったけど
それを見つけた時に別れを決めたこと。

その「別れ」を僕のせいにして離れるように仕向けたこと。


隠さずに全部、全部伝えた。


彼女が居なくなった二年間

僕は何をするにしても
彼女の姿を探し、重ね続けた。

どこに行っても、誰と居ても…
思い浮かぶのは彼女だけで…




失礼だとは分かっていても
新しい彼女と身体を重ねる時ですら…

どう合っても忘れられない。忘れたくない。

そんな二年間だった。

2時間くらいそのまま話してたのかな?
今日はそろそろ切るねと。

実は元々ブロックなんてしてない事も初めて伝えた。

またいつでも連絡取れるように


いつでも連絡しておいでと、嘘偽りなく伝えた。

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