1ページマンガ#9「追いかけっこ」
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以下、言い訳のようなもの。
久ぶりにマンガを描きました。大したものではありませんが、それでも鈍っていました。なかなか思ったように線が引けず、気分は下がります(自業自得)。これもリハビリと思って仕上げました。テーマは『経済』です。嘘です。
『腕が鈍る』ことへの対策
しばらく描いていないといっても、仕事として絵は描いていたので、描くことが鈍っていたわけではないのです。久しぶりなのは、この絵柄とアナログでのペン入れです。
仕事は主にパソコンで描くことが多いので、ペンタブで描いているわけです。同じ絵を描いていてもデジタルとアナログでは描き方が大きく違います。なので、デジタル制作ばかりにならないようにアナログでも描いていないといけないわけです。そこで対策として『らくがき帳』というものを持っています。
対策とか大そうなことを言ってますが、好きなものを描いているだけです。溜まっていくのも楽しかったので続けていたのですが、半年ほど描かなくなってしまいました。なぜでしょう。
『飽きた』からです。飽きたといっても絵を描くことに飽きた訳ではなく、らくがき帳に描くことに飽きちゃったのです。
飽きることの原因は刺激がなくなることです。なので飽きる前に次の興味に移らなければなりません。ビデオゲームでも、クリアするだけを何度も続けても面白くなくなります。なので何時間以内にクリアする、ノーミスでクリアする、自分で似たようなゲームを作ってみる、制作者の著書を読むなど、自分の興味が向く新しい目標を設定していればいつまでも楽しめるわけです。絵の場合も画材を変えたり、線の数を増やしたり減らしたり、色にこだわったりなどの無限のアプローチがあります。
ですが飽きたのです。『らくがき帳』というメディアにもできないことがあります。例えば油絵は描けません。紙ですしノートを閉じると絵が潰れてしまいます。水彩も水分が多いと滲みてしまって他のページが汚れます。あと、一枚で完結した絵を描きたいなと思ったからです。らくがきはどこまで行っても(良くも悪くも)らくがきです。「らくがき」じゃなくて「絵」を描いてみたいなと思うようになりました。らくがきからは一旦離れてちゃんと一枚一枚丁寧に描きたい!
そう思って半年間、絵を描いていますが、結論からいうと「何もやめることはない」という考えに至りました(笑)。らくがきの良さは「機動力」です。「起動力」でもいいです。さっと出してさっと描けるというのは素晴らしいことだったのです。らくがきを元に一枚絵を描けばいいだけの話でした。なんじゃそりゃ。
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