『不動産業者の出来事23』

『分割協議未了の相続人6人(代襲相続人3人)が共有する、秋田県大館市界隈の田、畑、山林&空き家、空き地の相続分割と不動産処分』その2。

今日は相続不動産の整理と状況把握。

問い合わせてきた不動産業者は売りたい物件だけ関わりたくコンサル業務は経験ない様子。

なので、私が動く事になり先ずは状況確認。

祖父名義のままのもの、父名義のままもの、父の弟の養父名義のままのもの。

様々な経緯の不動産があります。

依頼者が持参した納税通知書から、謄本、公図、測量図をネットで取得し内容を確認して、名義毎に整理してゆく。

ひたすら取得して気づいたら46件で16,000円程掛かかり、結構びっくり。


資料を整理していて『利用権設定農地の終期・更新通知書』を発見。

農業委員会へ連絡し借主がいる事が確認できた。

堀田「因みに・・借りている人って、買うとか貰うとかの相談できますかね?」

担当「借りている人はよくわかっている人なので相談してもイイかもしれません。」

と嬉しい回答が!

なんでも聞いてみるもんだ。^_^

ウキウキしながら、ネガティヴだった山林についても森林組合に連絡してみたら、こちらは残念ながら厳しいとの事。
しかし「隣接地が組合員ならチャンスあるかも」との回答もあり、可能性はある。

山林は組合員でなければ組合では制限なし。との事。(県や市はこれから確認)

その他、不動産で換金できるものが有れば、私の費用が賄えます。不動産の価値を見極めながら、コンサル費の見積もり書を作成してゆきます。

依頼者は、納税を親族から押し付けられて年間15 万円も毎年負担しており、何とか助けてあげたい。

でも仕事なのでマイナス受託はできない。
葛藤しながらも報酬を決め、何とか頑張る。



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