2017年12月2日

ロケ地の高崎に出発。
向かう途中、脚本を書いている時に作ったお手製プレイリストを聴く。YOUR SONG IS GOODの「あいつによろしく」が偶然流れる。「あの頃のあいつによろしくと!」のフレーズに、ちょっとグッとくる。
 というのも、『高崎グラフィティ。』のキャラは、地元の友達、先輩をモデルにキャラを作っていたりする。今、なにをしているのか知らない仲間もたくさんいる。あのころもっと話したかった、もっと知りたかった仲間もいる。そんな残してきた思いをこの映画には詰め込もうと思っていた。そのことを、いまさらながら思い出したのだ。
 うまくやることや成功することよりも、自分の半径2〜3メートルの友だちへの思いを撮るという、原点に立ち返ろうと思った。
 到着して、車組のスタッフとキャストで地元で有名な「菊乃家」でソースカツ丼を食べる。うまい、うまい!! この後のリハが頑張れそうだ。帰り際にヤクルトを二本くれるのも素晴らしい。しかし、なぜ、二本??
 高崎市役所城址公民館でリハーサル。高校生チームが全員集まるのは初。まずは、男子と女子に分かれて、各々のパートを確認。男子はボーリングとパーティー準備シーン。女子はカラオケシーン。その後に、9人全員が入り混じる喧嘩シーンだ。9人、一人一人の動きをしっかりと確認して臨むが、流れでみるとやはりチグハグな部分が出てくる。僕と9人が円を囲んで対等に話す。一回やってみる、また話し合う。みんなで試行錯誤する感じは、同性代ならではと思う。あっという間に18時。もう少しやりたかったが、早めに切り上げ、夜は高崎名物ラーメン「フタツメ」をスタッフと食べる。全員、唐揚げセットを頼む。拳サイズの唐揚げとラーメンに苦しみながら、撮影のための脚本直しをして就寝。

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