2017年12月7日

朝、ホテルから出るときに館長から「楽しみにしてるよ!頑張って」と笑顔で言われた。
よし、今日もやるかと、気合を入れる。朝から出来立ての商業施設「OPA」でフードコートの撮影。美紀と寛子の会話シーン。これも朝から大勢のエキストラさんに参加していただく。感謝。美紀の何気ない一言が、この後の寛子との喧嘩につながるので、仲良がいいけど少しひっかかる部分がある寛子の顔を中心に撮影。10時のオープンギリギリまで撮影して、終了。
 中央銀座での5人走りのシーン。考えてみると、自作ではずっと走るシーンを撮っている気がする。以前、なにかで「10代の時に手に入らなかったものに一生執着する」と聞いたことがある。ってことは、俺は10代のころ、走りたかったのか!? 予告編の時は鉄骨がむき出しだったアーケードも今では綺麗な状態になっていた。5人に頑張ってもらって、アーケードを走るシーンは終了。続いて、雀荘大三元にて雀荘シーン。美紀、寛子がお父さんの手掛かりを追って尋ねる。雀荘の客役・五頭岳夫さんクランイン。ここの雀荘、光の入り方がすばらしい。一つの構図でも絵になるので、ほぼ1カットで終了。五頭岳夫さんクランクアップ。去り際が渋い。「パブ高崎」にて、フィリピンパブの撮影。彼らが美紀の父親を探し始めるシーンの冒頭。胸元がバッチり開いている服で登場したニッキーさんに、男子チームはそわそわする。ここも一つの構図で絵になるので1カット。康太がゾーンに入ってしまったが、なんとかtake11で終了。あとは、ニッキーさんの谷間ショット。僕もすかさず、武井の隣に行く。ここはじっくり撮りたいところだが、時間もないのでサクッと終了。表にでたら、モニター前を男子チームが独占。ニヤニヤ顔。おい、お前ら!
 「カラオケ・パークサイド」で、カラオケシーン。美紀が寛子、果澄、礼奈にお父さんが失踪したと伝えるシーン。準備の間、隣の部屋でリハ。僕が男子校出身ということもあるのか、いい意味で女同士の会話がヒリヒリしていて、部屋から出たい気持ちになった。カラオケは芝居よりもアングルが問題かなと思った。狭いところに4人。しかし、武井がアングルをバシッと決めてくれた。行けるところまで1カットでいって、あとは、丁寧に割っていく。冨手の最高にゲスなアドリブ「ふるえとまんねー」も炸裂して、撮影終了。もちろん4人とも実力があるのだが、やはり女子チームをうまくコーティングしているのは冨手だなと。

ちなみに果澄が歌っている曲は友達のバンドCinnamons「a.m.e」。いい曲なので聴いてください。今日も、脚本を直しながら寝る。

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