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変革する世界――そのカギは『B.A.C』

大層なタイトルですが中身はただのライブ感想です。視聴期限も過ぎたのでネタバレも何もないだろうという感じで自分の好きなところまとめておきます。推しは田中美海さんです。よろしくお願いします。

B.A.C 1st Online LIVE 「On Your Mark.」

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前半:トークパート

今回のライブタイトル『On Your Mark.』ですが、新しい世界の始まりを意味するって言ってました。内容としてはtwitterなどから寄せられたメッセージを読むやつです(僕は恥ずかしいのでメッセージ送りませんでした)。その他、グッズ紹介など。
前半の感想は自己紹介した推しのガッツポーズが可愛いくていいなというところと、画面切り替えについていけずわちゃわちゃしているところです。かわいい。

後半:ライブパート OP

渋谷の街を歩いている女子高生が映し出されて、その子が何の因果かB.A.Cの研究所に迷い込んでしまう、というもの。耳につけたヘッドホンからは8/pLanet!!の楽曲が流れてました。

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実際には夜の渋谷だから暗いのだけれど、こういうこと。音楽に限らず、いろいろな雑音があふれた世界から、B.A.Cのもとに迷い込んでしまうのは、ある種うらやましい。偶然たどりついたってことは、それは運命に等しいので。彼女の分岐点から始まる、そんなOP。

後半:ライブパート 1曲目

そこから始まるSilent World。初めてB.A.Cに出会った彼女に聞かせるための楽曲。スモークの焚かれたステージから現れるB.A.C……。

いや、顔ちっか!!ってなった。この後もっと顔近いイベントが起こるんだけど、無観客だとここまでカメラ近づくんだなーって思った。
そして田中美海さんが映し出されるわけなんですけれど、去年の2月のライブの段階では髪を切ってなかったんですよ。髪を切ってからやるアモルさまは初めて。結構似てくるかなーくらいにしか考えてなかったけど。

ご本人じゃん。びっくり。

想定の3倍はアモルさまだった。衣装がかなり凝っている(2月のライブと同じ)のはもちろんあるけれど、髪切っただけでそこまで???ってなった。2.5次元なんてレベルじゃない。アモルさまはもともと黒髪だからそれっぽさがより強かったんだろうな。

そして顔が近い話をもう一回させてもらうんですけど、本当にことあるごとに顔が近くてですね。楠木さんが伸ばした手を引き寄せる振りに合わせてカメラが近づいたり、そうじゃなくても横顔アップで抜いてみたり。マジで近かった。
ステージ上にはB.A.Cを囲んで三角形になるように鉄骨(正式名称わからない。よく見る骨組みも三角形になってるやつ)が配置されてたんですけれど、それ越しに田中さんがよく抜かれてた。鉄骨の外にいたカメラマンの推しなのかな。

ラスサビでカメラに指さして一瞬目線くれたアモルさまが最高でした。

後半:ライブパート 2曲目

Silent Worldではははじめ三角形を作るように立っていた3人が、今度は正面に対して横並びになって、始まるのはUTOPIA。ライブ初お披露目でした。

レーザーが本気出してる。どんな演出なのかというと、後ろから光るレーザーが演者さんを護るように前で交差するんですよ。それで生まれる神秘性とか神聖さとかがすごくて初めて見たとき笑ってしまうくらい。マジで。エビストはレーザー演出がかなり凝ってると思ってるんですけど、それ知ってても尚笑える。それくらいすごい。

さっきまでステージを埋め尽くしていたスモークはいつの間にかどこかに消えてしまっているので、3人の振りの違いもよくわかるようになったのもここからかな。菅沼さんは元気に動いて、田中さんは控えめに動く。楠木さんはその中間かなって感じ。キャラクター性を反映してるんだろうなって思いながら見ると楽しい。

ソロパートの楠木さんや菅沼さんが印象に残ってます。

後半:ライブパート MC①

演説ともいわれるMC、ある意味B.A.Cの真骨頂です。アモルさまの言葉から始まる……のはいいのだけれど、こう、『初めまして』されると戸惑ってしまうというか。一度ライブで同志と言ってくれたのに……という気持ちになってしまったのは正直ある(もしかして本来の時系列は去年のライブより先だったりするかな)。

アモルさまから始まりクゥちゃんベルちゃんに続いてくんだけどここでのカメラワークがかなりやばい。よく言えば凝ってる。言葉を選ばずに言えばヤってる
クゥエルの言葉を聞いてる最中にカメラの位置がどんどんと下がっていき、そのまま見上げるようなカメラアングルになっていくのとか(跪いて話を聞くのが基本姿勢という公式からのアナウンスかもしれない)、ベルちゃんにカメラをつかまれて振り回されるのとか(ライブ中で一番顔が近かったと思う)、キャラクターに対しての演出がすごかった。無観客だからできたことなんだろうな。

そして最後にアモルさまから御言葉を頂戴して、次の曲に移る。

後半:ライブパート 3曲目

3曲目はPious Bullets――革命の始まりを告げる銃声が響く
Amazonでの紹介曰く「超攻撃的なエレクトロニックダンスナンバー」

3人とも銃の構える角度が違うなーとか思いつつ、普通に楽しんだ。サビ最後の『堕ちてゆけ』(菅沼さん)『果ててゆけ』(楠木さん)が好き。

この曲もなかなかカメラワークが遊んでいて、激しいリズムの曲だけあって荒ぶることも多いのだけれど、2回目の銃声の時に画面が回転したり、曲の終わりと同時に田中さんの翻したマントでカメラが覆われて暗転したりと、見ていて楽しい。楠木さんのアップが多めかな(体感)

後半:ライブパート MC②

既存曲をすべてやり終え、いい時間の時に始まったMC。MC①のないように関連して真の音楽――『B.A.Cの音楽』の在り方を説いた。


えっ、次新曲ですか!!!????

後半:ライブパート 4曲目

新曲あるんじゃん!!となった4曲目、Blessing After Cataclysm

宗教的テクニカルタームが多く含まれてる曲。考察勢が解読頑張ってるんじゃないかな。

この曲ですごかったのは暗号パート。おそらく編集なのだろうけれど演者さんたちの頬や首や太ももに列挙されるアルファベットが映像としても見ごたえあった。曲の終わりがカメラにレーザーを当てて目を焼いたようにする演出も好き。

ちなみにその暗号は下のサイトで解けます

ドイツ軍が使っていたとされるエニグマ暗号です。暗号を打ち込み、鍵を上からC・A・Bの順にはめてください。コピペ用にのせてもよいかなと思ったけれど一応歌詞なので……。
信者の方々には自分で確かめてほしい。

後半:ライブパート ED

倒れている女子高生が目を覚ます。白い三角形の中にとらわれていた彼女は、壊れたヘッドホンを横目に立ち上がる。
自らを囲う白い光の壁を抜ける。そこはただ、静かだった。
振り返って、もう一度そのヘッドホンを見下ろす。B.A.C以外の音楽を聴いていた自分はいなくなってしまったかのように、彼女はその場を離れていった。


寝てたの??????
っていうのは冗談として(おそらくB.A.Cにあてられて気を失ってた。うらやましい)、いつぞやのアイドルみたいにB.A.Cの音楽に導かれていくのだろうな……というエンド。最後にB.A.Cのロゴがかっこよく描かれました。

その後カメラはスタジオへと戻り、新CDの告知等をして終わりました(口を半開きにしてみてるキャストの映像録ってたら公開してください)。

最後に

B.A.Cって宗教的な世界があるし、MCも独特で「真の音楽とは」という話をしたりするので、難しく解釈なんてしようとすればいくらでもできてしまうんですけれど、今回はそういうの一切抜きで感想書いてみました。アモルさまのMCが薄いのはそのせいです(別記事にするかもしれない)。
難しいこと考えなくたってB.A.Cの音楽は楽しめるし、最初は変に気持ちを作らずに楽しんでほしいなと思うわけです。そうして彼女たちの言葉や音楽に惹かれてくれたら僕はうれしいので。そして、いずれは、共に音のない世界を目指す同志になれたらな、と。

B.A.Cは貴方を歓迎します。きっとね。

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