47.弱さとは。強さとは。

※ふと思ったことを忘れないうちに残したくて記事書いてます

彼氏が亡くなったことを伝えた時に、そうなんだ…で会話が終わる時と、稀になんで？と理由を聞かれることがある。

「体も心も弱かった」と私は答える。

長々言うのもしんどいから、この一言で済ませる。
実際、働けないくらい体調はよくなくて身体は弱かったし、軽いうつ病を患ってたし。

でも、彼は別に弱かったわけじゃない。
自死を選んだけれど、それは弱さじゃないと思う。
戦って、戦って、やれるところまで頑張ったけど、その結果が…ってことやと思ってる。

自死＝悪でもない。だからって、その逆でもないからなんとも言えない…

彼は強い人やった。少なくとも私よりも。

ちゃんと自分の意見を持ってるし、それを相手に恐れずに伝えることもできる。相手のために全力になれる。的確に物事を捉えられるし、分からないことは自分で調べるし、賢かった。
ただ、不器用なところがあったけど、、、
普段は甘えたやのに、いざしんどいって時に甘えることができない。…それが弱さだったのかもしれない。

昔から、何年も前から、死にたいって彼の口から何度か聞いていた。きっと、辛い時期を過ごした子どもの頃から思ってたんやと思う。それでも、彼は二十数年間生きた。

十分強い。頑張った。えらい。

でも、悔しい。

甘えられないことを分かってるのに、辛い時に私がちゃんと救いの手を伸ばせてたら…今も生きてたかもしれない。もう少し、数ヶ月、年単位で生きてくれてたかもしれない。

何もできなかった。
力になれなかった。

弱いのは私。
今も昔も何もしてないのに、後悔だけしてる。

ごめん。

謝っても「しーちゃんはいつも口だけ」って、きっと言われる。

これからどうするか。どう行動するか。どう変われるか。
彼にみられてる気がする。

人間は弱い。強い人もいるけれど。

強くなりたい。