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サ滝デビューしました

サ滝って言葉知ってますか?
サウナの後に、滝壺に飛び込む行為のことを言います。

テントサウナの聖地と呼ばれる、三重県紀宝町にある「飛雪の滝キャンプ場」。
サウナ後に、滝つぼにダイブするっていう、普通に考えたら頭のおかしい行為が、神聖な行為としてリスペクトされると勝手に思ってる処、そう、まさにサウナーの聖地。

台湾に行く予定が、このご時世でキャンセルになり、基本前向きポジティブに考える僕が、真っ先に思いついたのが、ここでした。
とういうのは、実はこっそり行ってた韓国ソウルWestin Hotelのサウナが心地よく、ろくに観光もせず1日に何時間も過ごすくらいサウナにすっかりトリコにされてしまい、その後行った鹿児島でもほぼサウナで過ごすことになった行動パターンからくる思考回路の結論が、ここに至ったわけ。

で、今回のサ滝というと、結論、感動しました。行ってよかった、本当によかった。
サウナ入って、滝壺にダイブして、リクライニングで日光浴したら、もう、自律神経弄られまくり(友達曰く、ネフェルピトーに弄られてる感じらしい)

前置きが長くなったけど、行った日は、前日までの梅雨の大雨が吹っ飛ぶほどの晴天。おかげさまで、滝の水量もハンパなくて、マイナスイオン放出しまくり。
(そもそも小さい水がマイナスイオン帯びるのであって、ここまででかい滴はプラスイオン帯びているのではないかって疑問は、置いておく)

こんなとこにサウナの後、走って飛び込むんですよ。

そりゃあ、浮いたり、沈んだり、馬鹿になっちゃいます。

テントサウナの中も、想像以上に広く、快適。
コロナ感染予防のため、当面、1組ずつの利用になるので、貸し切り状態(前向きに、コロナ恩恵と捉えよう)。

サウナの守神、トントゥもしっかり2匹(妖精の単位不明、調べたら2,000円くらいで売ってた)鎮座し、ここにお水をかけて、蒸気を出し、好みのサウナ環境を自分なりに作っていきます。
この時、かけるお水は、熊野川からの神聖なお水で、白樺のエキスが溶け出した、まさに聖水。
ホットストーンにかけた時に奏でる音は、「ジュー」っという字で書くとそうなるけど、実際は、最初ハイトーンでいて、その後のプツプツと泡が弾けるような音。オノマトペが豊富な日本語でも対応できない音域。字に、♯や♭の音符をつけて届けたいくらい。絶対音感の人、表現してくれ!!

その後、目に見えない対流による熱波が形成され、温度覚、痛覚を同時に刺激してくる(まさに無髄のC繊維をダブル刺激)。この水をかける行為は、仁義にのっとって行われるべきことで、やりすぎたり、勝手にすると仲が悪くなります。

前の組みの人が残してくれたヴィヒタがあって、使わせてくれました。どこぞのおっさんか知らない人の背中とかお腹とかに触れたものを再使用なんて、自称潔癖症の僕には抵抗しかなったし、

痛くてこんな苦悶な表情になると思ってたけど、なんの間違いか、しっとり吸い付くような刺激。とんでもなくいい。
小学生の時、変な宗教みたいなのに一時はまった母親が連れてきた祈祷師に、こんな枝の葉で身体中ぺんぺんされた僕にとってはトラウマの一種だったけど、克服しました。まさか、サウナにこんな精神療法の作用もあるとは予想外のお得効果。
ハグをする習慣のない日本人にとって変わるものになってもいいんじゃないかな、今はコロナの問題で接触も厳しいし。
調べてみたら、北海道の上富良野で作ってるそうです。

でで、全身からしっかりいい汁出した後、サウナを出て、坂道を急ぎ足で降り、滝壺にめがけてダイブ。もう最高でしかない。
 最高!!最高!!最高!!
何度でも言ってやる。
もういい大人が、キャーキャー叫びながら水と戯れる姿は、絵面的はよろしくないけど、そんなこと気にしない。
これが滝業なら、いつでもやってやるわ。

しっかり身体を冷やしたあとは、用意されているリクライニングで寝転びながら日光浴。そして、持参したシャンパン飲むのもよし!!
もう充実以外の言葉が思い浮かなばい。
コロナのせいで海外に行けなくなって、マイクロツーリズムって言葉が巷に出てきているけど、こんないい場所があるなら、我慢できる。いや、コロナのおかげで、ここに行けることになったんで、これもコロナ様々って考えよう。

この施設を考えた人が、三重県の片隅にいてたなんて。。。近藤さん(名前あってる?)、ありがとう。
人間の底なしのリラクゼーションに対する探究心、自然に対するリスペクトを感じ取れた1日でした。

この後は、バーベキューへと続く。


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