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【スパイクチャレンジ】脳筋コントロール【最終30位/レート1802】

こんにちは。だびでというものです。普段はダブルバトルをしていますが今回はダイマックスなしのシングルバトルであるインターネット大会”スパイクチャレンジ”で最終30位、レート1802を達成した構築について紹介します。

使用構築

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コンセプト

・対面操作により高火力の鉢巻れんげきウーラオスorガラルヒヒダルマを安全に着地させて崩しを狙う
・サイクルを回して身代わりギルガルドや身代わりポリゴン2による詰めを目指す

構築経緯

普段プレイしているダブルバトルでは盤面を整えてからエースを通していく「コントロール」という系統の構築を扱うのが得意なため、スパイクチャレンジルールでもエースを通す盤面を整えるような構築を使いたいと考えました。このルールで通りの良さそうなエースを考えたとき、火力の高さと一致技の一貫のとりやすさから鉢巻水ウーラオスが適していたのでこのポケモンを通す構築に決定しました。

次に対面操作役としては特性の静電気により対ウーラオス性能が高く、ボルトチェンジ・とんぼ返りといった技が使え、さらに高速再生技の羽休めも使えるサンダーを採用。

水ウーラオスが苦手とするサンダーに対して上から殴りに行けるという点で水ウーラオスと相性が良いため、第2のエースとしてスカーフガラルヒヒダルマを用いることにしました。ヒヒダルマはとんぼがえりによって対面操作をしやすいこともこの構築のコンセプトにマッチしていました。

ここまででフェアリー技が一貫しているので一貫を切る枠が欲しく、ピクシーに対して隙を見せると詰みかねないのでそこに対応する枠としてギルガルドを採用しました。サイクル性能を高めるために残飯身代わり型で使うことにしました。

ガブリアスやサンダーに対し、スカーフヒヒダルマで上から攻撃することはできますが受け先となれるポケモンがいなかったため、それらのポケモンに加え、多くのポケモンに対して数値受けが利くポリゴン2を採用。

最後に、レジエレキやロトムなどのポリゴン2では対処しきれない電気タイプへの受け先や、ウオノラゴン・ミロカロスといった水タイプへの対策としてガマゲロゲを採用しました。トリトドンでないのは、ステルスロックでウーラオスやヒヒダルマによる崩しをサポートできること、どくどくにより耐久ポケモンへの対策となるといった点でより構築に合っていたからです。

個体紹介

以下常体。

ウーラオス

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役割
この構築のエースであり、他のポケモンで有利対面をうまく作って相手を崩すことが役割である。悪ウーラオスではなく水ウーラオスであることによって相手の悪ウーラオスに強く、サンダーと合わせて対悪ウーラオスへの役割も担う。

技構成・持ち物について
ウーラオスはこの環境のトップメタであり、対策されることは間違いないので耐性受けする相手に対して通るサブウェポンが必要であると感じた。”かみなりパンチ”はマリルリやドヒドイデなどの水タイプに対して、”れいとうパンチ”はカイリューやドラパルトといったドラゴンタイプに対しての打点として採用した。なお、このポケモンをエースとして通すのであり、このポケモンで対面操作をする必要は無いので”とんぼがえり”は不採用。

サンダー

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役割
ウーラオスやその他物理技の受け先であり、対面操作役である。"羽休め"によりサイクルパーツとしても機能し、"でんじは"によってストッパーとしての役目も果たす。

技構成・持ち物について
対面操作を担うため、”ボルトチェンジ”は必須であるが、相手の地面タイプに受けられては交換できないため、地面タイプにも撃てる”とんぼがえり”も採用した。サンダーで地面タイプを誘ってとんぼ返りから水ウーラオスにつなぐ動きはこの構築のコンセプトそのものである。”はねやすめ”・”でんじは”の必要性は上で述べたとおりである。
”ねっぷう”はナットレイへの打点となるがウーラオスや残飯ギルガルドでも見られるため不要だった(そもそもナットレイを全く選出されなかった)。”ぼうふう”は命中70で信頼不可能であり、そもそもこのポケモンで殴るよりウーラオスやヒヒダルマにつなぐ動きの方が強いため全く必要に感じなかった。
持ち物は対ウーラオス性能を高めるために”ゴツゴツメット”としている。

ガラルヒヒダルマ

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役割
"とんぼがえり"による対面操作・ウーラオスを選出できないときの第2のエースを担う。

技構成・持ち物について
サブウェポンにはコンセプトの”とんぼがえり”、マリルリ・水ウーラオスなど水タイプへの打点となり一貫をとりやすい”じしん”、ウルガモスが非常に重いのでそこへの打点となる”いわなだれ”を採用した。ただ、大会ではウルガモスと数回しかマッチングしなかった。ダルマとの対面で居座って暗黒強打を撃ってくる鉢巻悪ウーラオスが非常に多かったので”ばかぢから”を採用しても良かった。
持ち物は、構築全体として中速で固まっているので”こだわりスカーフ”とした。

ギルガルド

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ブレードフォルム時実数値B81-C193-D82

調整意図
H-B 一致イカサマを身代わりが確定耐え
B-D ダウンロードでA上昇 
H 16n+1 C あまり 

役割
ピクシーをはじめとしたフェアリーへの受け先。Cに振っていることにより自ら殴ってダメージレースを有利に進めることもできる。身代わりとキングシールドによって詰めも担う。

技構成・持ち物について
上の役割を果たすため”キングシールド”と”みがわり”は確定。持ち物も”たべのこし”一択。ウェポンについては、サンダーに触れずに攻撃できて一貫をとりやすい”シャドーボール”、フェアリータイプへの打点となる”ラスターカノン”とした。なお、鋼技の候補としては瞑想型のフェアリーやバンギラスへの打点となる”アイアンヘッド”もあるが、悪ウーラオスの強引な受け出しを許さないために”ラスターカノン”とした。

ポリゴン2

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調整意図
H-B A172鉢巻ドラパルトのドラゴンアロー最高乱数2連以外耐え
H-D C145サンダーのほうでんを身代わりが確定耐え・身代わりがC73ドヒドイデのねっとうを2発耐える
S 同族意識で伸ばした

役割
サンダー・ガブリアスなど幅広いポケモンへの受け先。ドヒドイデなどの耐久ポケモンに対して身代わり自己再生でごまかす。

技構成・持ち物について
上で述べた役割を果たすために”みがわり”と”じこさいせい”を持たせた。ウェポンにはサンダー・ガブリアスへの打点となる”れいとうビーム”、水ウーラオスへの打点となるほか、まひによる勝ち筋を掴みやすい”ほうでん”を採用した。

ガマゲロゲ

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役割
耐久はD方面に厚くすることでレジエレキやロトム、サンダーなどの電気タイプに加え、ミロカロスなどの水タイプに受け出す。余裕がある場面で”ステルスロック”や”どくどく”を用いてダメージレースを有利に進める。

技構成・持ち物について
サイクルを回すことが多い構築なのでサイクルの中でダメージレースを有利にする”ステルスロック”、上で述べた役割対象の他、ポリゴン2などの耐久ポケモンへの削りとして優秀な”どくどく”を採用した。”こごえるかぜ”はよりサンダーに対して強くなるように、また起点回避のために入れたが、サンダーに強い駒は他にもいるため、ドヒドイテなどの水タイプへの安定した打点となる”だいちのちから”が欲しい場面の方が多かった。

選出・立ち回り

基本選出①ヒヒダルマ+サンダー+ウーラオス
ヒヒダルマもウーラオスも通りが良いとき。ヒヒダルマ・サンダーで対面操作しつつ、ウーラオスで有利対面を作り、崩していく。最終的にヒヒダルマかウーラオスの技が一貫するように立ち回っていく。

基本選出②
ヒヒダルマorウーラオス+@2

ヒヒダルマかウーラオスどちらかの通りが悪いとき。通りが悪いときは選出せず、どちらか一方のエースを通すように立ち回る。残りの2枠は相手に応じて決める。相手の選出画面にウーラオスが見えたら必ずサンダーを選出するようにしていた。トゲキッスやピクシーなどフェアリータイプがいたらギルガルドを選出し、レジエレキやミロカロスが見えたらガマゲロゲを選出するなどで選出する際の基準を決めていた。

その他構築別の選出VS ポリゴン2ドヒドイデ系統ポリゴン2+サンダー+ウーラオス
ドヒドイデのどくどくがポリゴン2に入らないように慎重に立ち回りつつ、サンダーのボルトチェンジからウーラオスを通していきたい。ドヒドイデのHP実数値が高くないのでTODによる勝ち筋も視野に入れ、なるべく数的不利をとらないようにしたい。不利マッチ寄りだが、立ち回り次第でどうにでもなる。

VS受けループポリゴン2+ギルガルド+ガマゲロゲ
TODを視野に入れた戦いになる。基本ポリゴン2で身代わり自己再生により時間を使い、相手がピクシーなどで起点に使用としてきた場合はギルガルドに下げて時間を使う。ガマゲロゲはHP総量を高めるために入れる。必要に応じてステロやどくどくを撒くために使うこともあるが、HPを回復できないためなるべく削れないようにしたい。

後語り

もともと私はシングル勢でしたが、結果が思うように出なかったためダブルバトルをメインにするようになったという過去があり(このあたりについては以下の記事に書いてあるので興味のある方はご覧ください。)、シングルバトルには苦手意識がありましたが、今回の大会で満足する結果が得られ、自信がつきました。

今回の大会で勝てた要因は、構築の軸が強かったこと、そしてダブルバトルで得意としていた「コントロ-ル」の戦術をシングルに持ち込んだことによってゲームプランを考えやすかったことだと思います。自分の得意とする戦術を活かせば異なるルールでも勝ちやすくなるのではないかと思います。自分の得意な戦術を把握しておくことがシングル・ダブル両ルールにおいて重要だと考えています。

最後に、構築について多くの方面からアドバイスをくれたちゃんなー(@CHAN_naaa_CHAN)に感謝の意を述べたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

戦績

32-9

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