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【仲間大会むちむちカップ】くじら+デブかぼちゃ展開【最高レート1621/最終レート1597】

だびでと申します。今回はポケモン剣盾の仲間大会であるむちむちカップで使用した構築について紹介します。進化前のみ使用可という特殊ルールで、限られた時間の中で考察を巡らせた結果そこそこの勝率をおさめることができたので最後まで読んでいただけるとうれしいです。

はじめに

むちむちカップとは、簡単に説明すると進化前のポケモンのみを使用することができるダブルバトルです。詳細なレギュレーションは以下のようになってます。

①ル-ルはランクバトルシリーズ4のものを採用

②しんかのきせきを持たせることはできない

③過去作の最終進化ポケモン(ニューラ、イワークなど)使用禁止、ガラルカモネギ、バリヤード、サニーゴ、タイプ・ヌル使用禁止

④ナイトヘッドなど定数ダメージ技の禁止

具体的には以下の画像にあるポケモンを使用することができます。(メルタン、コスモッグは使用不可)

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使用構築

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構築経緯

ここからは私の事前考察に入ります。

まず強そうな並びとして思いついたのは、サンパワーヒトカゲと晴れを組み合わせて高火力を押しつけるというものです。進化前ポケモンは耐久が低いので晴れ下での炎技は受かりません。

次に、特性せいぎのこころを持ったガーディにふくろだたきをして攻撃を4段階上げつつ、ガーディを通す構築が強そうだと感じました。

これらの構築には当然メタが張られているものと思ったため、私はこれらの構築を使うのではなく、これらの構築に強い並びからスタートしようと思いました。ヒトカゲもガーディも炎タイプであり、水タイプが弱点であることから、上からしおふきで殴り、体力を大幅に削ればよいと考えました。このルールにおいてしおふきを使えるポケモンには次の3匹がいます。

・ゼニガメ(種族値:H44-A48-B65-C50-D64-S43)

・ホエルコ(種族値:H130-A70-B35-C70-D35-S60)

・プルリル(種族値:H55-A40-B50-C65-D85-S40)

火力を重視したかったため、これらの中で最も特攻種族値の高いホエルコの採用をまず決定しました。ガーディやヒトカゲの素早さ種族値はそれぞれ60,65となっているので、これらのポケモンの上をとれるようにこだわりスカーフを持たせることとしました。

ただ、相手にロコンなど特性ひでりのポケモンがいると晴れ状態になってしおふきのダメージが半減となってしまうため、隣には天候を雨に変えられるポケモンを置きたいと思いました。そこで、特性いたずらごころで優先度+1で補助技を打てて、あまごいを覚えることができるチョロネコを採用しました。チョロネコは、あいての補助要員にねこだましを打つことで動きを阻害できる点も強いと感じました。

つぎに、後発から通す軸となるポケモンを考えます。ここに採用するのは、相手のエースとして採用されやすいポケモンに殴り勝つことができるポケモンがよいと考えました。このルールにおいては、特性はりきりで高火力を押しつけられるワシボンやガラルダルマッカ、特性ちからもちのあるホルビーなどが強いと考えました。特にワシボンについては、ダイマックスするとダイジェットを打ち、自ら素早さ操作をすることができ、非常に強力です。先にワシボンに素早さを上げられてしまうと、上から殴ることもできず、不利な展開となってしまいます。

そこで、トリックルームを軸とすることに決定しました。トリルエースとしては、当然上に上げたようなポケモンに勝てるポケモンを採用したいと思いました。耐久が高く、火力も高いゴンベを軸とすることにしました。

トリル要員としては、ゴンベの弱点である格闘に耐性があり、サイドチェンジを使えるバケッチャを採用することにしました。(これだけなら他にも多くのポケモンができますが、バケッチャが推しポケなので採用しない理由はありませんでした。バケッチャを使うためにトリル軸にしたまである)

ゴンベの火力が特性いかくによって下げられるのがよくないと感じ、場に出るとすべてのポケモンの特性を無効化できる特性かがくへんかガスをもつドガースを他のトリルアタッカーとして採用。ついでにはりきりの特性も無効化できるのが強いと思いました。

最後に、特性いかく持ちのズルッグを採用しましたが、最後の1枠については納得のいくようなポケモンを見つけられませんでした。これだと相手の水タイプが重めだと思いました。

個別紹介

ホエルコ

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【特性】:どんかん
【持ち物】:こだわりスカーフ
【性格】:ひかえめ
【調整】:H205-A*-B56(4)-C134(252)-D55-S112(252)
【技構成】:しおふき・ハイドロポンプ・冷凍ビーム・ねごと

基本的にしおふきしか打ちません。他の技構成は何でもよいと思います。

しおふきで非ダイマックスのポケモンなら当倍以上の場合ワンパンできます。初手に出していくだけで場を荒らせて非常に強力でした。

チョロネコ

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【特性】:いたずらごころ
【持ち物】:きあいのたすき
【性格】:ようき
【調整】:H117(4)-A102(252)-B57-C*-D57-S129(252)
【技構成】:あまごい・あくび・あまえる・ねこだまし

ねこだまし、あまごいによって隣のホエルコをサポートします。

あくびは、初手からダイマックスを切る構築に対して刺さるため採用しました。あまえるは、高火力のポケモンが物理に偏っているため、火力を下げて隣のバケッチャのトリルの展開や、ゴンベのサポートに使いました。

ゴンベ

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【特性】:あついしぼう
【持ち物】:いのちのたま
【性格】:ゆうかん
【調整】:H210-A150-B92(252)-C*-D105-S9(最遅)
【技構成】:捨て身タックル・種爆弾・いわなだれ・まもる

いのちのたまを持たせたことで抜き性能が非常に高くなりました。耐久も優れていて、トリルを展開できていなくても殴り勝てる性能がありました。

技構成は、一致で威力の高い捨て身タックル、ワシボンやダルマッカに刺さるいわなだれ、サイホーンに打点をつける種爆弾というようになりました。耐久がとても高いため、守るは必要ありませんでした。

バケッチャ(とくだい)

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【特性】:おみとおし
【持ち物】:バコウの実
【性格】:のんき
【調整】:H166(252)-A87(4)-B134(252)-C*-D75-S41(最遅)
【技構成】:たねばくだん・サイドチェンジ・おにび・トリックルーム

耐久が高く、トリルを展開しやすかったです。持ち物のバコウの実は、ワシボンに対してトリルをはれるようにするためです。ワシボンが多く、発動機会はとても多かったです。

水タイプのポケモンがきつめなのでたねばくだんを持たせました。サイドチェンジ、おにびについては打つ機会はあまりありませんでした。

ドガース

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【特性】:かがくへんかガス
【持ち物】:たつじんのおび
【性格】:れいせい
【調整】:H147(252)-A*-B115-C123(252)-D66(4)-S36(最遅)
【技構成】:ヘドロ爆弾・10万ボルト・かえんほうしゃ・くろいきり

あまり選出機会はありませんでした。出した試合では技範囲の広さからそこそこ活躍してくれました。

くろいきりは、はらだいこをつかうゴンベ、ヤドン、ジグザグマなどに刺さると思って入れましたが、一度も当たりませんでした。

ズルッグ

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【特性】:いかく
【持ち物】:弱点保険
【性格】:ゆうかん
【調整】:H157(252)-A139-B91(4)-C*-D90-S47(最遅)
【技構成】:ドレインパンチ・かみくだく・ねこだまし・みきり

あまり深い意味もなく構築に入れたポケモンなので、選出機会も一度しかありませんでした。要検討枠。

選出

基本選出①

先発:チョロネコ+ホエルコ

後発:ゴンベ+バケッチャ

初手のホエルコで大きく削りを入れ、後発のゴンベをトリル下でダイマックスさせて戦うのが基本です。

基本選出②

先発:チョロネコ+バケッチャ

後発:ゴンベ+ドガースorズルッグ

ホエルコの通りが悪いときはトリルを展開してトリルアタッカーで戦っていきます。

感想

特殊ルールの大会ということで、新鮮な気持ちで戦えてとても楽しかったです。

環境読みでは、ヒトカゲやたたきガーディが多いと思いましたが、そのような構築には一度も当たりませんでした。ただ、しおふきホエルコが刺さった試合はとても多く、着眼点は悪くなかったと思います。

環境に非常に多かったのはワシボンでした。今後このルールでの大会が開かれれば、このポケモンは真っ先に対策しなければならないと思います。進化前ポケモンでワシボンと殴り合えるのはゴンベとサイホーンぐらいで、安定した対策方法はトリルぐらいしかないように思いました。

私にとって意外だったのは、ポニータをエースとして採用している構築がそこそこ多かったということでした。あとで調べてみると、攻撃種族値85,素早さ種族値90と、進化前ポケモンの中でもトップクラスの性能を誇っていることが分かり、私の事前考察の甘さが出ていました。たまたまホエルコがポニータにも刺さったため今回はあまり苦戦せずに済みましたが、もっと考察に時間をかけるべきだったと思っています。

大会全体を通してですが、私は一度ルール違反者と対戦し、敗北を喫しました。お相手のポケモンが英語名だったため、このルールを理解できないまま故意でなく潜ってしまったということもあるとは思います。しかし、進化後のポケモンを使って進化前のポケモンを倒せるのは当たり前のことで、それで勝ったところで何も楽しいことはないでしょう。これは現行のランクバトルでいわゆる切断バグを使う人にも言えることですが、そんなに負けたくないのならインターネット対戦をしなければよいだけの話です。真面目にやった人にしか勝つ楽しさは分かりません。

ここまでの文章を読んでくださった方はありがとうございました。今回の大会を開催してくださったむんちさん(@munti_poke)、そして対戦してくださった参加者の皆さんには大変感謝しております。

戦績

最高レート1621(9-0)

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最終レート1597(10-2)

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