煙草は恋の媒

私がセックスに更にハマってしまった要因となった人、それは私の趣味である麻雀をしていて知り合った26歳の外資系企業で働く、ヘビースモーカーのお兄さんでした。


私自身1人で雀荘に行くことが多いので、周りも男性だらけ。(年齢層も20代後半からと高め。)なので、いつも知らない方と麻雀するのは慣れていました。


ある日、たまたまお兄さんと同じ卓を囲むことがあり、そのとき話が弾み都合が合えば夕食を共にすることが増えました。最初はただ一緒にご飯を食べるだけで、私自身もそれが楽しくて、寂しさを紛らわせることができて嬉しかったんです。


彼も多分同じだったと思います。ご飯食べていつも優しく話しかけてくれて、家まで送ってくれて。まさか、これからやましい事が始まっていくなんて思いもしませんでした。


いつもの様に、同じ雀荘へ行き麻雀をする約束をしていました。

「今日は俺の家でご飯食べよう。」

そう言われた時、私は「あ、そういうことなのかな?」と、不純で卑猥で、はしたなくて品のないことを思いすこし期待してしまいました。


結局、麻雀を3時間ほどしスーパーでお酒を買って、UberEATSを頼み、よく分かんない(全く記憶にない)洋画を観て2人の時間を過ごしました。

その時の私は、なんだか緊張していていつももりも早いペースで、度数の高いお酒をがぶがぶと飲んでいました。正直、心の中では抱いて欲しいと思っていました。そんなのもう、そういう雰囲気になるしかなくて。


もう雰囲気はできていて、そこからはもう流れるままに始まって。これは現実か??と思うくらいの大人の色気。

「ああ、私これからこの人に抱かれて気持ちよくなれるんだ。」


灰皿の上に置かれた吸いかけのタバコが、けむりをあげて。「いい?」聞かれたら、もうそれに応えるしかできない。スキンをつける姿でさえ、エロくて。




この日は結局、丸一日一緒にいてたまに酒を飲んで他の友達呼んで3人で麻雀して、その友達が帰ったらセックスして。私はタバコを吸う彼を見てニヤニヤして。


私とこの方とのお話はとりあえず、ここで終わりたいと思います。今でもまだ都合が合えばよく会う仲ではありますが、それ以上はなにもない。



今日の夜はどうしましょうか。