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たくさん個人VTuberさんのドット絵を描いてみて

みなさん初めまして。1年ほど前から主に個人Vtuberさん、ストリーマーさんを中心にドット絵を描いています、すたっくと申します。元々はイラストなどは苦手分野だったんですが、少しずつ勉強して最近では企画などでも描けるようになってきました。

今回はたくさんのピクセルアーティストさんが集う「端ドット絵 Advent Calendar 2023」に参加させていただくことになりましたので、12/6の記事となります。(憧れのアーティストさんも並んでいるのでめちゃくちゃ緊張してます。)

初心者ながら作品を作るときに感じていること、綴っていきたいと思います。

VTuberさんのFAとの出会い

元々はドット絵がメインではなく、(今でもそうですが)VTuberさんやVstreamerさんの押し活がメインです。Vの方の推し活は色々ありますが、僕はもともと「FA(ファンアート)」に憧れがあり、日頃流れてくるたくさんの天才的なFAを眺めながら、自分も何か作ってみたい、描いてみたいと思ったのがきっかけです。

ただ、冒頭でも書きましたが、イラストは完全に苦手分野で、ペンを持たせても線画のバランスはとれない、お世辞にも誰かに見せられるようなものではない状態でした。

一方で色覚については結構自信がありました。色を選ぶのは好きだったのでじゃあなんかそのルートからイラストとか描けないのかと思い、もともと海外のインディーズゲームのドット絵が好きだったので、その真似をしてみることにしました。

初めての作品

最初に描いたMOCA-TARUTOさん

小さいドット絵だからなんとなくでいいや、みたいな軽い気持ちがあったんですが、1時間経っても2時間経っても終わらなかったのを覚えています。たったの32x32マスです。もちろん今となっては全然「たった」じゃないことはわかるんですが、その時はなぜこんなに時間がかかるのかわからず、そしてどこまでやったら終わりなのかわからず、すごく困惑したのを覚えています。

とはいえめちゃくちゃ達成感もありました。VTuberさんのFAはサムネイルなどでも使ってもらえることも醍醐味なので、ドット絵はちょっとその点使いづらかったりするのですが、チャンネルのアイコンに使ってくれたり、中にはオープニングやグッズにしてくれたりする方がいたりして、改めてドット絵、ピクセルアートの存在感を感じました。

時にはスタンプとして使ってもらったり。自分が作ったものを使ってもらえるのは本当に嬉しい

アニメーションに挑戦

ドット絵にはパラパラ漫画のようにアニメーションを作る機能がアプリにあったりします。その機能を使ってお祝いのFAを作ったりしてちょっとずつアニメーション作りの力もついてきました。

ジャンプするだけだけど、かわいい
走る

幸い頭のつくり的に動画でなんでも考えてしまうタイプの人間なので、アニメーションは特に難しい、となったケースはないかもです。頭の中にある映像を一時停止しながら、いつもアニメーションの1コマ1コマを描いています。

魔女のアニメーション。ハロウィンも近かったので、他の方も魔法使いにしました。

ひとりひとりの個性を求めて

描かせていただいたものの一部

VTuberの皆さんは本当に個性に溢れていて、衣装も独自のものや素敵なものがたくさんあります。本当はそのディテールまで完全に再現したいのですが、そこはドットとの調整のしどころ。本当は入れたかった、という部分も1ドットで想像してもらう、、、みたいなこともありました。

それでもひとりひとりの個性を尊重するために大事にしていることが3つあります。

色を大事にする
個性豊かなVTuberさんを表現するときに、この小さいドットの世界で個性を出すために、それぞれが持つ「色」をとても大事にしています。立ち絵をもらってもスポイトなどで取らず、自分の目で見て、キーとなる色、濃淡がどのくらいあるか、パキッとした配色なのかグラデーションが多いのか。遠目でもそのVの方だってわかるように特に目の色や髪の色、衣装などには気を遣っています。

世界観を大事にする
衣装だけではなくそのVの方の世界観に合わせてアイテムを追加するようにしています。衣装だけでもとても個性のある方もいますが、衣装以上のコンセプトがあったり、大事にしている世界観をフォローするように、アイテムを並べたり、タイトルや動きをつけたりしています。

そのVの方が大事にしていることをきちんと捉える
これは100%できているかどうかは難しいのですが、ご依頼をもらったり、企画に参加してもらっている方の配信は極力観に行くようにしています。というのも基本的にはFAとして描かせていただいているのと、そのVの方の世界観というのはリスナーの皆さん、ファンの皆さんと一緒に出来上がっているので、その空気感とか、話し方、リスナーとの距離感、企画の内容などなど、ご本人だけではなく、その世界で楽しんでいるみなさんに届くように、表現をこだわろうと思っています。


並べると可愛いドット絵VTuberさんたち
背景にすごくこだわった作品

これから

X(Twitter)を眺めていると本当にたくさんの素敵なピクセルアーティストの方がいらっしゃって、本当に自分の力のなさを感じることも多いですが、改めて「自分が推し活をするために描く」という原点に帰ると、そんな気持ちはどうでもよくて、好きな人のために好きなように描いていくことを続けていきたいなと思っています。

もっとたくさん勉強して、もっとクオリティ上げて、いろんな方に出会えるよう、頑張ります!


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