一期一会 Part2
第21話“つややかな声”
「おっと危ない!」
後ろにのけぞった惠の背中をとっさに支えました。
弾みでふたりの顔が接近したことをいいことに、私は惠の唇を奪いました。
もちろん秘裂をこする指は引っ込めるはずもなく、そのまま弄りっぱなしです。
秘裂の奥からは熱い蜜があふれ出しています。
「あぁん…いやぁ……」
惠は甘ったるい声を漏らしながら、私の分身を握り締めています。
「かなんわぁ、もうこんなにおっきなってぇ……あは……」
惠は私を見つめにっこり微笑みました。
なんと笑顔の可愛い人でしょうか。
握り締めた分身を今度はしごいています。
「もう、こないにかとうなってぇ……」
手の中で瞬く間に硬直した男根に、惠は驚きを隠せないようです。
惠の手のひらに包まれた私の分身は欲望を抑えきれなくなっていました。
とりあえず一旦惠から離れた私は浴槽の縁をまたいで座りました。
右足は湯船の中に沈め、左足は湯船の外に出しました。
「向こう向きに座って」
背面座位の体勢になるよう惠に言いました。
惠は後ろを確かめながらそっと腰を下ろします。
ところが肉棒の角度が分かりにくいのか、うまく入りません。
これが慣れ親しんだ恋人同士と、ゆきずりの男女との違いなのでしょうか。
私は惠の腰の両側を支え、ゆっくりと自分の方へ誘導しました。
惠は浴槽の縁に手をつき、少し前かがみになっています。
秘裂が怒張したモノに触れました。
(ズニュッ!)
「あぁぁぁぁぁ~……」
「ううっ…」
挿入した瞬間、あまりの気持ちよさに私は思わず声を漏らしてしまいました。
もちろん惠も私以上に大きな声を漏らしてはいましたが。
惠は縁に両手をつき、さらに私の膝の上に両足を乗せてました。
そのために否が応でも私が開脚姿勢になれば惠も大きく股が開き、恥ずかしい姿となりました。
もう私の後方からの攻撃を避けることはできません。
(ズッチョズッチョズッチョ!)
「いやぁ~…あああ~……はぁぁぁ~……」
(ズッコンズッコンズッコン!ズッコンズッコンズッコン!)
「あぁ、あぁ、あぁぁ~…あぁん~……」
私は腰の動きを少し緩めて、左手を惠の乳房にあてがいました。
そして、餅をこねるような手つきで乳房を揉んでやりました。
惠の官能のともしびに火が灯ったようです。
「あぁ~~~…あぁぁぁぁ~~~…はぁ~~~ん……」
惠は鼻から抜けるような切ない声を奏でました。
乳房を揉みながらの突き上げなので、私の腰は少し速度を落としましたが、むしろ重々しい律動を繰り返すことができました。
しばらくすると空いている方の右手も活動を開始しました。
目的地は惠の下腹部です。
茂みをかき分け陰核を見つけだすと中指を宛がいました。
指の腹で円を描くように撫でてみました。
まだ包皮もめくらず上から触れただけと言うのに、突然火がついたようになまめかしい声が漏れました。
「あぁっ!そこはあきまへん!いややっ!あん、あん、あん!あかんてぇぇぇぇ~、いやぁ~~~~~~、あぁぁぁぁぁぁ~~~!!」
第22話“快楽特急に乗って”
左手で乳房を揉みしだき、右手でクリトリスを愛しみ、肉棒で花弁を貫きました。
意図したわけではありませんが、たまたま『三所攻め』で攻めていました。
とにかくその時はがむしゃらに惠を攻めまくりたかったのです。
あと働いていない箇所は唇だけでした。
目の前が細いうなじだったので、間髪入れず後れ毛の生え際辺りに唇を寄せました。
「こそばいわぁ……」
急にうなじにキスをされてくすぐったかったのか、惠は首をきゅっとすぼめました。
それでもお構いなしに私は唇を這わせます。
「あはっ、いやっ、こそばい、あぁん~……」
(ズンズンズン!ズンズンズン!)
「あぁ~…あぁ、あぁ、あぁぁぁぁぁ~~~」
しばらくはうなじのくすぐったさに気を取られていた惠でしたが、私が休めていた腰を再び動かすと、惠の神経が再び下半身に集中したのか激しく喘ぎ出しました。
もちろん腰だけでなく、乳房とクリトリスへの愛撫も怠りません。
四重奏とも言うべき態勢で攻め続けていると、早くも惠はメロメロになってしまい、なまめかしい声を風呂場に響かせました。
背面座位でしばらく攻めた後、体位を立ちバックに変えようと思いました。
ところが惠が浴槽の縁に両手を着けたものの、なかなか尻をこちらに向けようとはしません。
「せやけどぉ……」
「さっきベッドではあんなに大胆だったのに、どうして?」
「ここ、明るおすがなぁ……」
「ああ、そういうことか。でも風呂場で電気を消すと真っ暗になってしまって危ないし……。よし、じゃあ僕が目をつむるから」
「ほんまどすか?」
「うん」
約束どおり私は目を瞑り、惠の尻を抱え、あてずっぽうで挿入を試みました。
なかなか一発で挿入は適わず、手探りならぬ『チン探り』で何とか肉壷を捉えることができました。
(ズニュッ……)
「あぁっ……」
(ズッチョズッチョズッチョ、ズッチョズッチョズッチョ……)
「あぁぁぁぁぁ~~~…ええわぁ~……」
肉壷はすでに適度に潤っていて怒張したモノを容易に受け入れました。
ねっとりとした襞が肉棒に絡みついてきます。
私の汗が滴り落ちて惠の背中を濡らします。
惠もこもった湯気のせいもあって、すでに汗がびっしょりです。
快楽特急に乗り込んだふたりは、果たしてどこまで走るのでしょうか。
終着駅はやはり絶頂駅なのでしょうか。
突き込むたびに、惠は大きなあえぎ声を漏らしました。
私の息使いも次第に荒々しくなっています。
「あっ、あっ、あっ、裕太はん、あかん、うちまたイキそうどすぅ~…」
「ううっ、僕ももうかなり……」
(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)
「ああっ、ああっ、あああっ!あかん~いやぁ~!」
「ううっ、ううっ!」
(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)
「ああ~~~イキそう!ああっ!あきまへん!あきまへん!」
「おおっ!おおっ!」
(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)
快楽特急はどんどんと加速していきます。
最果ての駅を目指して……。
(ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!ズンズンズン!)
「いやぁ~~~~~~~~~~!!はぁああああああ~~~~~~~~~!!!!!」
第23話“再び絶頂へ”
あえぎ声から察して惠は明らかに絶頂に達しました。
私も限界に近づいていましたが、惠の中での放出はまずいと考え、惠から離れようとしました。
ところが……
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